【サインを抽選で1名様にプレゼント!】ダーク・シュナイダー、ふっかぁーつ! 『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』アニメ化発表記念、記念特別配信番組レポート&キャストインタビュー!

ダーク・シュナイダー、ふっかぁーつ! 「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」アニメ化発表記念、記念特別配信番組レポート&キャストインタビュー!

「週刊少年ジャンプ」(集英社)誌上で1987年に読切が掲載、翌1988年に連載が開始されると、その特異性にあふれた濃密な物語と作画で、当時から現在に至るまで数多くの人々を虜にしている萩原一至さん原作のファンタジーコミック「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」。

現在も物語が継続中の、あの伝説作品のシリーズアニメ化がついに発表された。そこで、アキバ総研編集部は、2022年2月10日に配信されたアニメ化記念特別配信番組の収録現場に潜入。その番組内容をお伝えするとともに、収録後にいただいたキャスト陣からのスペシャルコメントもお届けする。

日本におけるダークファンタジーコミックの祖である「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」が、再び全世界を熱く沸き立たせる。

アニメ化決定記念特番に出演するのは、主人公ダーク・シュナイダー役の谷山紀章さん、ティア・ノート・ヨーコ役の楠木ともりさん、ガラ役の安元洋貴さん、アーシェス・ネイ役の日笠陽子さんの、メインキャスト陣4名。

加えて、天の声としてプロデューサーの鶴岡信哉さんが出演したほか、司会はアメリカザリガニ柳原哲也さんが務めた。

男性キャスト2人と司会が「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」世代ということもあり、番組はスタート直後からハイテンション。ファンタジーコミックの金字塔にして、累計発行部数3,000万部を超える、のちの漫画、アニメ作品にも多大な影響を与えた原作について、それぞれが自身の思い出や思い入れを語りながらの熱い番組進行となった。

司会の柳原さんが「壮大な設定をあわせ持ちながらも」「セクシーなシーンもあり」「思春期の我々はドキドキ」と紹介していくと、谷山さん、安元さんは大きくうなずきながら相づちを打つ。特に安元さんは、今も「(世に出ている巻は)全巻持って」いて、「8、9巻くらいは初版」というファンぶりをアピール。谷山さんも「これ、本当にいいの?と思いながら読んでいました」と呼応。さらには、作品にあまたある魅力のひとつが「えっちぃ」ことということもあり、「いろんなところが熱くなっていましたね。俺のダーク・シュナイダーが(笑)」とはしゃぐ。それに今度は安元さんが「冒険心」がくすぐられたと反応。しまいには日笠さんから、「やめなさいよ(笑)」とたしなめられる始末だった。

その後、アニメ化、そして自身のオーディションについて感想を問われると、

「夢のようでしたね。オーディションの話が来たときにとても驚きました。このタイミングでアニメ化するんだ、というのもありましたし。でもあらためてこの時代に、というところで全力でやらせていただきました。(ダーク・シュナイダーは)俺しかいないな、って思っていました(笑)」(谷山)

「できるの?って思いましたね。表現の面で、“冒険”心をくすぐる部分が多かったので。オーディションではガラとダイ=アモンを受けて、自分的に会心の演技ができたのはダイ=アモンだったんですよ。そうしたら、ガラに決まったという連絡をもらって喜びつつも、ダイ=アモンは誰?と思ったんですけど、のちのちキャスト表を見たら、『なるほどーっ!(絶叫)』と。作品に携わっている僕もワクワクする要素があって、すごく楽しいです」(安元)

「台詞の言い回しが今と違うので、読みのときにどういうニュアンスをつけたらいいかわからなかったです。しかも“ボク”や“だぞ”といった言葉遣いのお姉さんだったので、バランスの取り方も難しい印象でした。でも、ダーシュがなんでも常識を破ってくれるので爽快ですね」(楠木)

「実は私はすんなりと作品に溶け込めていて。それというのも私は、十何年声優をやらせていただく中で、『えっちな♪』役も多く、刀や魔法といった世界観にも慣れていたんです。だから、この十何年間は『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』のためにあったんじゃないか?と(思います)。それくらい、いろいろなものが詰まった作品です」(日笠)

とそれぞれに、オーディションやアフレコでの印象、裏話を披露する。

それでも、楠木さんのコメントに対して谷山さんが「(作中では)ルーシェとしか呼んでくれないので、今、ダーシュと呼ばれてゾクっとした(笑)」と反応すると、安元さんが「イージーな人だ」と反応。いっぽう、「ダーシュ♪」と声をかけた日笠さんに対して、「黙れ! あいつ、まじで」とツッコむ谷山さんの姿には、すでに2クール近いアフレコを戦ってきた仲間ならではの気の置けなさが感じ取れた。

作品が作品だけにその後も、司会の柳原さんから「今見てもドキッとする描写が」「日本の思春期を支えていた」というコメントが飛び出ると、キャストたちがそこにのっかってワイワイ騒ぐ、というシーンも見られたが、いっぽうで、原作の作画に対して話が及ぶと、「最初のころは特に線が細いんですよね。フル手描きで。すさまじいですよ」と感想を述べるなど、作品の持つ圧倒的な魅力を感じさせる発言が次々と出てきた。

番組では初解禁となるティザーPVも紹介。原作の絵に基づきながら、今の時代だからこそ描けるハイクオリティ作画で実現したアニメーションに、初見であるキャスト陣も魂を揺さぶられ、口々に感嘆の言葉を述べていく。

そしてキャラクター紹介コーナーへ。まずは、出演キャストのうち谷山さんが、「ダーク・シュナイダーは400歳の魔法使いで。数字とかに興味があるので調べてみたんですけど、192cm、96kg。これは大谷翔平選手とほぼ一緒(193cm、95kg)。同じ超人ですね」というトークで一同からの称賛を浴びつつ、「絵に描いたような天上天下唯我独尊キャラ、俺様キャラの到達点なので竹を割ったように演じさせていただきました。でも、ギリギリ主人公なので悪者っぽくならないように、不遜な男なんだけどかわいげを持たせた」と説明する。

その後、楠木さんがヨーコを「正義感が本当に強くて、男勝りの女の子だけど、内面は女性らしくて愛情深い印象」「ダーシュやルーシェを怒っても、心配や愛情からきていて、理想的な女性像」と。安元さんはガラを、「気骨ある男で、バトル物によくいる解説キャラクター。でも、そういうのってチャーミングなキャラでないと成立しないし、一見強面のオラオラ系だけれどもやさしさがあり、一番この作品で人間味があるかもしれないと思って演じています」と解説。

最後に日笠さんがネイについて、「娘として甘える姿よりも、恋する乙女みたいな部分の印象が強いキャラ。初登場では音響監督さんから『男に聞こえてもいいくらい低く』と言われ、淡々と己の心情を貫く役作りをしていましたけど、物語が進んでダーシュLOVEになった時のギャップがすごく素敵な女性」と教えてくれた。

そしてPV内で解禁された追加キャスト、ルーシェ・レンレン役の伊藤かな恵さん、アビゲイル役の杉田智和さん、カル=ス役の小野賢章さん、シーラ・トェル・メタ=リカーナ役の東山奈央さんからのコメントが紹介されたが、東山さんのコメントからアフレコ現場の話に発展。

楠木さんは「先輩方ばっかり(の現場)で。ヨーコは戦うことはあまりないので(バトルシーンでは)後ろで勉強しております」とコメント。いっぽう、日笠さんは「明るい現場で、みんなが叫び散らしています。紀章さんなんかは汗をかいているので(エアコンに一番近い)私が温度調整係をしています。ピ、ピ、ピ、って」などと現場の様子を伝えてくれた。

その後、OP・EDテーマのアーティスト情報についても解禁。coldrainのOPテーマについては、「『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』のアニメなら根幹にメタル要素が必要なんですよ」(安元)、「メタルイズムがあるし、サビに入るどアタマがダーク・シュナイダーの声に聞こえる」(谷山)と男性2人から太鼓判。TielleによるEDテーマは、楠木さんが「ヒロインがフィーチャーされた映像と曲の相乗効果がすごい」とこれまた絶賛。

そして、ここでアニメ「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」でメガホンをとった尾崎隆晴監督のインタビュー動画も公開。キャスティングのポイントを話す場面では、出演キャスト陣が一様に「もっと早く聞いておきたかった」と反応。続いて、監督が自身の「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」への思い入れのひとつとして、OPやEDでは原作の表紙絵を取り入れた映像にした、と説明するくだりでは、キャスト陣はその熱量に感動しきりだった。

最後にアニメはNetflixで全世界へ配信されること(分割2クール・全24話)のほか、原作情報、メディコス・エンタテインメントからのフィギュア化といった新情報を紹介して番組は終了したが、終始、出演者の「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」に対する強い思いが感じられる瞬間の連続だった。

記事で紹介した場面、やり取り以外にも、「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」愛あふれる番組内容となっているので、ぜひアーカイブ配信までチェックし、来たる「ふっ…かあーつ!!!!」の時に備えてほしい。

おすすめ記事