第26回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」、最終候補に「怪獣8号」「【推しの子】」など9作品

朝日新聞社が主催する第26回手塚治虫文化賞について、「マンガ大賞」最終候補9作品が発表された。

「手塚治虫文化賞」は日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設。年間を通じて最も優れた作品に贈る「マンガ大賞」のほか「新生賞」「短編賞」「特別賞」があり、鉄腕アトム像(横山宏氏作)と賞金が贈られる。

なお、「マンガ大賞」では、これまで野田サトルさんの「ゴールデンカムイ」、よしながふみさんの「大奥」、浦沢直樹さんの「MONSTER」など映像化された作品も多く受賞している。

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今回の第26回手塚治虫文化賞の最優秀作に贈られる「マンガ大賞」には、下記9作品が最終候補としてノミネートされた。現在の総得票1位は「チ。-地球の運動について-」だ。


▼「マンガ大賞」最終候補作品 (作品名は50音順、敬称略)
「【推しの子】」 赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社) 
「怪獣8号」 松本直也(集英社) 
「ジョジョリオン」 荒木飛呂彦(集英社)
「高丘親王航海記」 漫画:近藤ようこ、原作:澁澤龍彦(KADOKAWA)
「チ。-地球の運動について-」 魚豊(小学館) 
「風太郎不戦日記」 原作:山田風太郎、漫画:勝田文(講談社) 
「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」 武田一義、原案協力/平塚柾緒(太平洋戦争研究会)(白泉社) 
「望郷太郎」 山田芳裕(講談社) 
「ミステリと言う勿れ」 田村由美(小学館) 


※7名の社外選考委員による投票、書店員・マンガ関係者による関係者推薦、読者による一般推薦をもとに選ばれたもの。

◆第26回選考委員
選考委員は秋本治さん(漫画家)、里中満智子さん(マンガ家)、高橋みなみさん(タレント)、中条省平さん(学習院大学フランス語圏文化学科教授)、トミヤマユキコさん(ライター・東北芸術工科大学芸術学部講師)、南信長さん(マンガ解説者)、矢部太郎さん(芸人・漫画家)の7名と、弊社の角田克(取締役 コンテンツ統括/デジタル政策統括/編集担当)と喜多克尚(東京本社文化くらし報道部長)=新任が担当。

◆「マンガ大賞」を予想しよう!
どの候補作品が「マンガ大賞」に輝くか、予想する投票を実施。「マンガ大賞」受賞作に投票した方から抽選で50名に、第26回記念ピンバッジがプレゼントされる。
投票は応募サイト (#)から。3月31日(木)締め切りとなる。
※当選者の発表は、6月下旬の賞品発送にて。



・正賞の鉄腕アトム像(横山宏氏作)

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