【インタビュー】東山奈央と安野希世乃のユニット「ぽかぽかイオン」、結成5年を経て、リリースされる1stシングル「やじるし→」は、聴くだけで癒やされる1枚に!

東山奈央安野希世乃によるユニット「ぽかぽかイオン(なおときよの)」。2017年のTV番組出演がきっかけとなって、2人の間で非公式に結成されていたユニットが、5年の歳月を経て “公式”に結成。1stシングルをリリースすることになった。
それが、TVアニメ「スローループ」のオープニングテーマ「やじるし→」だ。「マクロスΔ」のワルキューレやそれぞれのソロ活動で、歌の実力はすでにアニメファンに知られている2人。「ぽかぽかと温かく、マイナスイオンに癒やされる」だけではない、聴きごたえのある作品ができ上がった!

「やじるし→」のジャケット写真は「地球に祝福された1枚」なんです(安野)


──東山さんにも安野さんにも、アキバ総研のインタビューでは何度もお世話になっています。去年10月にやらせていただいた東山さんのインタビューの直前に、同じ場所で安野さんともお目にかかっていたんですよね。

安野 そうですね。ご挨拶だけさせていただいて。

東山 あの日は「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」の舞台挨拶があって、現場となった映画館の近くでインタビューをしていただいたんです。そして実は、ぽかぽかイオンが初めて、こたつに入った日でもありました。

──え、どういうことですか?

東山 「やじるし→」のジャケット写真に使われているこたつ衣装のフィッティングも、あの日にやっていたんです。

安野 こたつの衣装合わせという前代未聞のことを体験した日でした(笑)。笑いが止まらなかったよね。2人の衣装がつながっていて、そのままこたつ布団になっているなんて。

東山 最初にプロデューサーさんから、こんな衣装になりますと口頭で説明を受けたときは全然ピンとこなくて、「大丈夫なんでしょうか?」と思わず聞き返してしまったんですけど、現物を見たら、すごくかわいい仕上がりになっていました。

安野 「ぽかぽか」のピンクと「イオン」のブルーが混ざり合った柄で、ジャケットでは草や木の緑色ともぴったりマッチしていましたね。

──ジャケット写真では野外でこたつに入っていましたが、あれは合成なんですか?

東山 いえいえ、ちゃんとロケをしました。ぽかぽか盤(限定盤A)では草原にこたつを置いて、ごろんと横になった私たちをドローンで上から撮っていただいて。

安野 あの寝転がりショットは当初のプランにはなかったんです。撮影がひと通り終わったとき、私たちから「寝転がってみるのは、いかがでしょう?」と提案したら、撮りましょうということになり……。

東山 なんとジャケットに、採用されることになりました。

安野 ぽかぽか盤のジャケットを撮ったのは富士山のふもとにある広い高原で、間近に迫る富士山に圧倒されました。快晴だったので稜線がはっきり見えて、きれいでしたね。そして、イオン盤(限定盤B)のほうは「奇跡の1枚」になりました。


──お2人が木陰でこたつにくるまって、目を閉じているショットですね。癒やし効果満点だなと思いましたが、「奇跡の1枚」というのは、どういうことですか?

東山 たくさん撮っていただいた中で、あんなふうにきれいな光の当たり方をしていたのは、あの1枚だけだったんです。しかも本番の撮影前にテスト的な気持ちで撮ったショットだったんですけど、結局それが一番いいということになりました。

安野 自然がもたらしてくれたショットで、私たちは「地球に祝福された1枚」とも言っています(笑)。

東山 私は慈愛に満ちた希世乃さんに包み込まれていて、なんとも幸せそうなんですよね(笑)。後で写真を見たとき、「愛されてる!」って感激しました。

安野 うれしい~(笑)。


──こたつの天板には、ぽかぽかイオンのロゴがプリントされていました。あのロゴの由来も教えていただけますか?

安野 クレヨンで絵を描きながら2人で考えたロゴを、デザイナーさんがブラッシュアップしてくださいました。

東山 希世乃さんが描いたラフデザインが、ほぼ完成形に近いんです。2人で力を合わせて苗木を育てていこうというのが、ロゴのコンセプトです。


──「やじるし→」のミュージックビデオ(MV)にも草原や森が出てきます。ロケ地はジャケットと同じなのでしょうか?

東山 近くですね。週末に富士山の見える高原にお泊まりして、土曜にMV撮影、日曜にジャケット撮影をしたんです。2日間ずっと希世乃さんと一緒にいられる「ぽかイオ」合宿でした。

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