「どれがおもしろかった? 2022年冬アニメ人気投票」結果発表! 青春&ラブコメものが上位を独占!

新しい年の幕開けを彩り、もうBlu-rayを予約した人も多いであろう2022年冬アニメ。みなさんはどの作品が心に残っただろうか。アキバ総研では2022年3月28日~4月11日、「どれがおもしろかった? 2022年冬アニメ人気投票」を実施。その結果をお伝えしよう。

467票が投じられた「2022年冬アニメ人気投票」のTOP10に輝いた作品は、下記の通り。


1位:からかい上手の高木さん3(79票)
2位:明日ちゃんのセーラー服(76票)
3位:その着せ替え人形は恋をする(71票)
4位:スローループ(43票)
5位:平家物語(39票)
6位:テイコウペンギン(22票)
7位:ありふれた職業で世界最強 2nd season(16票)
8位:天才王子の赤字国家再生術(14票)
9位:怪人開発部の黒井津さん(13票)
10位:プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2(12票)


昨年末に開催した「2022冬アニメ期待値投票」では「進撃の巨人 The Final Season Part 2」や「鬼滅の刃 遊郭編」が上位に入っていたが、放送終了後の今回の投票では、青春&ラブコメものが上位を占める結果となった。


堂々の1位に輝いたのは、人気“ムズキュン”ラブコメの第3期「からかい上手の高木さん3」。3月29日の中間発表では2位だったが、投票開始直後から安定してトップを維持し続けた。第3期では、高木さんの言葉はもしかして“からかい”ではなかったのでは……?と、いてもたってもいられなくなった西片が行動を起こすところからが見どころ。
すれ違いのホワイトデー、二人をバックに流れるORANGE RANGEの名曲「花」(歌唱:高木さん)が、見る者を感動の渦に巻き込んだ。6月10日に公開を控える劇場版も、ますます注目度を上げたようだ。


投票最終日、「その着せ替え人形は恋をする」を追い抜き2位に滑りこんだのは「明日ちゃんのセーラー服」。友達作りに一生懸命な女子中学生・明日小路と同級生たちの青春を描く本作は、“浄化アニメ”というジャンルがあったらこういうことだろうか?と思うほど、ピュアで透明感に満ちている。キャラクターが首をかしげる仕草や、スカートの揺れ、レトロな田舎の背景画など、1つ1つの作画・動きの作りこみにも驚かされる。
なお、明日小路を演じる村上まなつさんはアキバ総研の「2022冬アニメ主演女性声優人気投票」で2位に選ばれており、今後の活躍にも期待したい。


続いては、その「明日ちゃんのセーラー服」と同じくCloverworksが手がける「その着せ替え人形は恋をする」が3位となり、同じ制作会社の作品が上位を争う結果に。ギャルでありながらコスプレに憧れるオタクで、照れ屋だったり怖がりだったりのギャップも可愛い主人公の喜多川海夢(CV.直田姫奈)が、圧倒的ヒロインとして高い支持を得た。
違う趣味を持ったオタク同士のリスペクトや、下半身事情も含めたコスプレ“あるある”、コスプレ姿のクオリティの高い作画など、海外でも人気を博している本作。物語終盤は、海夢の衣装作りを担当する男子・五条との関係がドキドキする終わり方をしており、続編の予感も感じさせる。


4位は、昨年末に開催した「2022冬アニメ期待値投票」でも3位にランクインしていた、釣りアニメ「スローループ」。「ゆるキャン△」と同じ「まんがタイムきらら」系列のアウトドア作品ということで、早くから注目された。スタッフには“釣りシーン演出”の担当者もおり、こだわりを感じられる。
特徴的なのは、二人の女子高生がある日突然“姉妹”になるという家庭事情だ。ゆるく釣りやキャンプのシーンを楽しめるのはもちろんだが、家族や友人とぎくしゃくして仲直りするといった人間関係も、しんみり&ほっこりさせる良いスパイスとなっている。


そして「2022冬アニメ期待値投票」ではランク外だったが、今回5位となったのが「平家物語」。放送開始後はアキバ総研でも記事がよく読まれ、実際のアニメのクオリティでファンを増やしたと言えそうだ。一番の成功は、悪者扱いされがちな清盛を含め、平家の人々をユーモアあふれる親しみやすいキャラクターにしたこと、それを主演の悠木碧さんや千葉繁さんなど、幅広い年齢層の実力派声優陣が演じ愛着を持たせたことだろう。
最終回は特に傑作と評判で、一人一人が舟の上で“生か死か”を選択する過程を生々しく描いた「壇ノ浦の戦い」は、見たあと何日も心に重く残る。放送日がアクシデントにより、実際の「壇ノ浦の戦いの日」である3月23日となったことも話題を呼んだ。


6位以下は異世界およびファンタジー作品が集中。7位の「ありふれた職業で世界最強 2nd season」は、アキバ総研で毎話のあらすじ記事がよくアクセスされ、キャラクターの裏切りなども盛り上がった。政治戦略が特徴的な8位の「天才王子の赤字国家再生術」は、今回が初アニメ化。高橋李依さん演じるしっかり者の補佐官・二二ムが人気だ。
「怪人開発部の黒井津さん」は9位となったが、実際のローカルヒーローの出演や、有名特撮俳優がナレーションを務めたりしたことも話題に。視聴者を楽しませる情熱が、特撮ファンに支持された。かわいいキャラクターの冒険が人気で、放送前の注目度が高かった「プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2」は、今回は10位に着地している。


そんな中で異彩を放つのは、ブラック企業で社会の理不尽に“テイコウ”するペンギンたちを描き、もともとマンガと動画で人気を博していた6位の「テイコウペンギン」。今回のTVアニメ版はオリジナルストーリーということで、以前からのファンは特に楽しみにしていたようだ。


なお、11以下の作品については、下記をチェックしていただきたい。

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