GWに遊ぶTCGはこれだ! テープカットや、木村唯人Pサイン会で沸いた大型TCGタイトル「Shadowverse EVOLVE」発売日の秋葉原をレポート!【木谷会長インタビューもあるよ!】
2022年4月28日(木)、トレーディングカードゲーム「Shadowverse EVOLVE」のスターターデッキ6種と、ブースターパック第1弾「創世の夜明け」が同時発売された。大型新規TCGの新作リリースに沸いた当日の秋葉原の模様をレポートする。
「Shadowverse EVOLVE」は、ブシロードとCygamesが手がけるトレーディングカードゲーム(以下、TCG)。スマホカードバトルアプリのトップランナーであるCygamesの「Shadowverse」をベースに、アナログTCGならではのシステムで新生させた注目タイトルだ。ショップ前の装飾や人混みを目にした一般の通行人から「シャドバだ、見たことある」といった声が漏れていたのが、知名度の高さを感じさせる。
当日は朝10時より、秋葉原駅前のゲーマーズ秋葉原店店頭にて商品発売記念セレモニーを開催。Cygamesの木村唯人プロデューサー、ブシロードの木谷高明会長、同社「Shadowverse EVOLVE」担当の河津博志さんが出席してテープカットを行なった。
左から河津さん、木村プロデューサー、木谷会長
河津さんは「シャドウバースの新しい魅力を作っていくことに全力を尽くしてきました。これから今までにないことも企画していますので、楽しみにしてください」と語り、まずはパックを開封して楽しんでほしいと締めくくった。
Cygamesで「Shadowverse」をはじめとする数々のビッグタイトルを手がけてきた木村唯人プロデューサーは、「僕自身カードゲーマーだったので、わくわくして今日を迎えました。今までアナログとは違う文脈でゲームを作ってきましたが、『Shadowverse EVOLVE』ではアナログならではの、『Shadowverse』でありながら新しい体験ができると思います」と語った。木村プロデューサーは多人数プレイなどのアナログならではの遊び方にも期待を寄せたほか、デジタルカードゲームでしか遊んだことない新規プレイヤーも遊びやすい環境作りのためにTCGショップも協力してほしいと呼びかけた。
ブシロードの木谷会長は、木村プロデューサーと会食した際に「『Shadowverse』の“紙のTCG”はどう思いますか?」と聞かれたところ、いけると考えて企画が始まったというエピソードを公開。木谷会長は“ゴールデンウィークにユーザーが遊んだゲームがその年遊ばれる”という考えから4月末の発売に強くこだわっていたとのことで、「無事に発売できて感無量です。ひとりでも『EVOLVE』を遊ぶプレイヤーを増やして、アナログで遊んだプレイヤーがアプリでも遊んでみるような関係にご協力できればと思います」と語った。
木村プロデューサーのサインを求めるファンの行列
当日、ゲーマーズ秋葉原店6階は「Shadowverse EVOLVE」の販売、開封、対戦プレイの場として開放されていたのだが、テープカットが終わると同フロアで木村唯人プロデューサーのサイン会がスタート。テープカットを見守っていた人垣が、そのままサイン会を待つ列に変わっていった。
サイン会ではカードのみならず、シャツやプレイシートなどさまざまな持参品にサインが書き込まれていた
そしてテープカットと時を同じくして、周辺店舗でも「Shadowverse EVOLVE」のパックとスターターデッキの販売がスタート。多くのカードゲームショップが入るラジオ会館には40名前後、隣接する「トレカの洞窟」では20名前後がオープンを待ち構えていた。
ラジオ会館前
トレカの洞窟前
トレカの洞窟では開店時の来店客の9割が「Shadowverse EVOLVE」目当てだったとのことだ。トレカの洞窟のスタッフTさんによると、「開店1時間で1000パックほど販売しました。URなどのレアリティの高いカードのデザインがよく、シングルがよく動いているようです」とのこと。トレカの洞窟は5階を「Shadowverse EVOLVE」優先のプレイスペースとして開放するなど、「Shadowverse EVOLVE」に非常に力を入れている印象だった。
トレカの洞窟5階プレイスペース
視察中の木谷会長に「Shadowverse EVOLVE」について急遽インタビュー!
また各店をチェックしている際に、現場を視察中だったブシロード木谷会長に急遽お話をうかがうことができた。
──発売を迎えていかがでしょうか。
木谷 開発を含め、かなり急ピッチで制作を進めていたので、目標だったゴールデンウィーク前に無事発売できて本当によかったです。感無量です。
──コロナ禍など昨今の状況は開発に影響はありましたか?
木谷 国内生産をしているので、「Shadowverse EVOLVE」の生産にはあまり影響はありませんでした。体験会や講習会の参加者数をある程度絞らなければいけなかったのが残念ではありました。
──Cygamesの木村唯人プロデューサーから「Shadowverse EVOLVE」のアナログTCGの可能性を聞かれて、一緒にアナログ版をやることになったとうかがいました。そういう経緯はよくあることなのでしょうか。
木谷 「Shadowverse」のような、すでに成功しているビッグタイトルからそういうお話をいただいたのは初めてですし、デジタルからアナログへ、というのも珍しいパターンでした。元のアプリ版という原型になるゲームがある分、スピード感のある開発ができたと思います。
──今後の「Shadowverse EVOLVE」の展開の構想というか、大会などやってみたいアイデアはありますか?
木谷 「Shadowverse」のeスポーツなどの大会も盛り上がっていますから、そういう場でアナログの「Shadowverse EVOLVE」も楽しんでもらえる場を作れないかなと考えています。
──eスポーツの高額賞金などが盛り上がっているのを見ると、アナログTCGでも賞金制の大会をという試みがいくつかあったのを思い出します。
木谷 賞金制とかでやると、(競技性が高まり、プロ志向のプレイヤーが集まって)ライトなユーザーが逃げちゃうんだよね。カードゲームはライトなユーザーが9割という認識で今はやっています。
──「Shadowverse EVOLVE」に期待しているファンの皆さんにひと言お願いします。
木谷 本日無事発売を迎えられることができました。お客様、店舗様のおかげで盛り上がりそうな状況になっています。この熱を大きな炎にしていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。
カードラボAKIHABARAゲーマーズB1店ではシャドバタワーが出現!
発売直後の店頭をチェックしたが、カードラボAKIHABARAゲーマーズB1店では「Shadowverse EVOLVE」タワーが出現していたほか、プレイスペースがシャドバ仕様に。
プレイスペースがシャドバ一色に
BIG MAGIC 秋葉原店も入り口で「Shadowverse EVOLVE」のスタンドポップが出迎えてくれたほか、プレイエリアでは発売されたばかりの「Shadowverse EVOLVE」をさっそくプレイするゲーマーたちの姿が見られた。
トレカの洞窟 タワー店は前述の通り5階のプレイスペースを全面「Shadowverse EVOLVE」仕様に改装。シングルカードでも3階入口の一等地に大きく販売エリアを用意するなどして、今後も「Shadowverse EVOLVE」に力を入れていくとのことだった。
大きな盛り上がりの中、ついに船出を果たした「Shadowverse EVOLVE」の今後に注目だ。
(取材・文・撮影/中里キリ)
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