【サイン色紙をプレゼント!】劇場版は「キュン」よりも「ぽかぽか」する「ニヤぽか」です! 高木さん役・高橋李依が語る劇場版「からかい上手の高木さん」の魅力!【インタビュー】

原作コミックシリーズが累計1,100万部を突破し、「〇〇さん系」漫画の先駆けとなった「からかい上手の高木さん」(以下、「高木さん」)が、ついに劇場版アニメとなった!

大好評を博したTVアニメ第1期〜第3期に続き、2022年6月10日(金)、ついに劇場版「からかい上手の高木さん」が全国ロードショーされた。

舞台はTVアニメ第3期から少し進んだ、中学3年生の夏。少しずつ大人の階段をのぼり始めた中学3年生の、夏の1ページに刻まれる高木さんと西片。2人の青春模様が、原作者・山本崇一朗先生監修のもと、TVシリーズのスタッフ陣によってみずみずしく、かつていねいに紡がれる。

劇場版公開を目前に控え、高木さん役の高橋李依さんに本作の見どころや収録のこと、気になる楽曲のことなど、たっぷりとお話をうかがった。

物語、映像、クラスメイトたち……劇場版だからこその見どころは?

――劇場版になると聞いて、どんな物語になると思いましたか?

高橋 劇場版の尺感だったら長いトピックスがあるだろうなと思って、私は修学旅行を予想していたんですよ(笑)。3泊4日ぐらいで修学旅行に行けば、ちょうどいいんじゃないかなって。

――その予想とは違いましたが、予告編(PV)でもわかるように今回の劇場版では中学3年生の夏が描かれます。山本先生監修によるストーリー、台本を読んでどのように感じましたか?

高橋 高木さんが初めて見せる表情もあったので、そういったところは高木さんとして納得の表現ができるのかな? 劇場版1本を本当に演じきれるのかな? といった不安が大きくて。ハッピーな気分というよりも、なんとか成功させたい気持ちのほうが強かったですね。

――予告編のラストにある「これが2人の本当のはじまり」という言葉も意味深ですよね。

高橋 そうですね。予告編でそう言ってくれたおかげで、「あ、やっぱりそう思っていいんだ」って私も思えたんですよ。どういうことなのか、ぜひ最後まで見てもらいたいです。

――映像面に関してはいかがですか? 劇場の大スクリーンで観たらきれいだろうなと期待できるところですが。

高橋 普段(TVシリーズ)は教室のシーンが多いですけど、今回は大きな千枚田(※注)の様子が大スクリーンで観られます。劇場向きの風景や、夏のイベントごとが描かれているなと思いました。

※作品の舞台となっている小豆島、その中山地区には「日本の棚田百選」にも選ばれた約800枚の大小の田んぼがある。

――公開が夏前なのもいいですよね。

高橋 そうなんです。タイミングも本当によくて。夏の音が聴けますし、絵からも夏を感じられると思います。

――劇場版ならではの見どころや注目してほしいポイントを教えてください。

高橋 今回はクラスメイトたちがかなり登場して、劇場の音響ならギリギリ聞き取れるんじゃないかってぐらい、たくさん会話しています。夏直前のワクワク感がいろんなところから聞こえてくると思いますので、メインの部分以外も聞いてもらえたら嬉しいですね。

――教室のザワザワ感がより出ているのですね。

高橋 そうですね。教室でみんながザワザワしているところも楽しんでもらいたいです。

――みんながいる中で高木さんが西片をからかっている様子というか。

高橋 そうそうそう。予告編にも教室での写真がありましたよね。みんなの後ろで2人がからかいあっていて、それがすごく雰囲気を表しているなって思いました。

――クラスメイトで言えば、TVアニメだとシリーズの最終話などのいいところで突然かっこよくなる“あの彼”がいたじゃないですか。

高橋 いましたね(笑)。

――劇場版でも、きっとそういう姿が見られるんじゃないかと期待している人もいると思うのですが。

高橋 そこはご期待していただいて大丈夫です。大活躍……と言っていいのかわからないですが(笑)、第2期の第12話が好きな人は喜ぶシーンがありますよ。私も嬉しくなっちゃいました。

――そのほか、特に気になったキャラクターをあげるなら誰でしょうか?

高橋 クラスのメンバーではないですけど、インコがめちゃめちゃふざけていたなと思います(笑)。予告編でも思ったことをズバッと言っていたように、ちょうどいいワードでいい味を出してくれるんですよ。

――ちなみに、今回中学3年の夏が描かれるわけですが、ご自身の中学3年当時を振り返るといかがですか?

高橋 私、中3の夏休みって、受験勉強の思い出しかないんです。なので、中3の夏ってこんなにエモーショナルだったんだ!というのが衝撃でした(笑)。もう1回、中3の夏を体験できた感じがして幸せですね。



TVアニメの「短距離走」から、劇場版は「中距離走」になった気がします

――収録は、今回も梶裕貴さん(西片役)と一緒にできたのですか?

高橋 はい。まず梶さんとのシーンを収録して、後半は太田さん役の戸松遥さんと合流しての収録でした。

――TVアニメ第3期で梶さんと2人にインタビューした際、「卓球と将棋を一緒にやっているようなイメージ」「体力も頭も使う」「高木感覚」などと話していました。今回は劇場版ですし、さらに大変だったのは?

高橋 かなり大変でした。これまでの中で劇場版が一番大変だったと思います。TVシリーズだとAパート、Bパートと、それぞれが長くても10分なんですね。それを区切って録っていくんですが、映画だとひとつのロール(パート)が長いんです。なので、集中力を倍にした感じといいますか、1ロール中ずっと集中し続けるのはすごく体力を持っていかれました。しかも、1日で録らなきゃいけなくて。

――それはハードですね。

高橋 ハードでしたね。集中力を切らさないように努めていたんですけど、どうしても逃してしまいそうになる表現があったり、こうしたほうがもっとよかったと思えるひらめきが収録の時に出てこなかったり。頭がワンテンポ遅れそうになって、自分でも「いま、頭が回っていないな……」となるんですね。そういう時は、梶さんとよくコーヒーを飲んで頭をリセットして、励まし合いながら頑張りました。

――やはり今回も「将棋と卓球」だったわけですね。

高橋 はい。かなり長い時間ラリーが続いた感じでした。

――長い時間ということでは、TVアニメは1話の中に複数のエピソードがあることを受けて「短距離走」という言い方もしていました。劇場版だとそこは違いそうですね。

高橋 そうですね。今回は「中距離走」になった気がします(笑)。休憩をたくさん挟んでくださってはいたんですけど、後半になると「このペースでは間に合わない」とペースアップしなきゃいけない瞬間もあって。「ちょっと休憩なしで行けますか?」と言われた時は、特に中距離走だなと感じました。

――演じるうえでは、TVアニメ第3期でも「特に変えずに、いつもの高木さんで」とのことでしたが、劇場版でも同じでしょうか? それとも多少変化はありましたか?

高橋 なにか変わるとしたら、もしかしたら西片のほうかなって個人的には感じています。高木さんはもともと「好きだよ」って本音を伝えているんですよね。西片が「うん」って言わないだけで。

――確かに。

高橋 第3期では嫉妬に似た感情が出てしまったり、今回の劇場版ではちょっと泣いているんじゃないかと思えるシーンがあったり、そういう新しい表情はありますが、軸はずっと変わっていないんですよ。なので、私のほうで変えようとか、無理に距離を近づけようとはしていないです。

――そうやってしまうと、ちょっと違いますからね。

高橋 そうなんです。ちょっとした声のさじ加減で、(今までよりも)攻めるようになったとか、過剰になったなどと感じてしまうんですよね。

――絵と合わさってどうなるか、といったところもありますし。

高橋 高木さんを演じているのは“声”だけじゃなく、“絵”もそうなんです。絵で演じているので、そっちにお任せする感覚もありますね。

高木さんが歌うエンディングテーマは、いつもより多幸感が強くなっています

――楽曲についてもお聞きします。予告編でも流れている主題歌「はじまりの夏」は、おなじみの大原ゆい子さんが担当されています。今回の楽曲の印象はいかがですか?

高橋 この曲は歌詞よりもまず、入りのメロディで夏を作ってくれている印象が強かったです。劇場版の主題歌は、TVアニメのオープニングテーマのような感じではなく、シナリオの流れでジワッと入ってくるじゃないですか。なので、オープニングテーマでありつつ挿入歌のようなマッチング感といいますか、本当に作中の曲になっていると感じました。映像もピッタリなので、ぜひ注目してもらいたいです。

――そして、1週目のエンディングは高木さんが歌う「明日への扉」ですね。物語的にもすごく合うなと思いました。

高橋 そうなんですよ。静かな伴奏でたっぷりと歌っています。最初にこの曲を歌うと聞いた時は壮大すぎるんじゃないかと思ったんですが、シナリオを聞いたうえで収録したらちょうどいいぐらいでした。普段のTVアニメのエンディングでの高木さんがカラオケで歌っている感じよりも、胸の中の“多幸感”が強くなっていると思います。

――今までとはちょっと雰囲気が違うのですね。

高橋 はい。劇場版だなって感じてもらえる仕上がりになっています。

――収録はいかがでしたか?

高橋 普段は、常にクリック音というカウントを取る音を耳に返してもらいながら歌うんですが、この曲はそれを聞かずに伴奏に身を任せながら歌いました。いつもより近い距離で歌っている感覚だったかもしれないです。

――そんな物語の後半には、高木さんと西片にとっての大事なシーンがあります。内容はぜひ実際に観ていただくとして、このシーンのアフレコについてもお聞きしたいです。

高橋 このシーンは西片と高木さんのセリフが被ってしまうため、基本的には別で録らなきゃいけなかったんです。なので、技術的にも大変でしたし、特に集中力が必要でした。テストでやった梶さんのお芝居を思い出しながら、それこそ脳内再生しながら録ったりして。アフレコで必要な技術と、私の心の中のテンションを両立させるのが本当に大変でしたね。

――ここも含めて、今回も梶さんとの共演でかなり刺激を受けたのでは。

高橋 はい。今回に限らず、シリーズを通して梶さんは常に最高のパスを投げてくださるんです。梶さんの西片だったからここまで走ってこられたし、集中できたと思います。西片でいてくださって本当に感謝しています。

――先ほど話していた大変さも、2人だったから乗り切れたのですね。

高橋 そうですね。ひとりだったら、どこかで心が折れてしまっていたかもしれないです。「高木さん」のことは私も梶さんも大好きなので、絶対にいいものを作ろうというすごい熱量を2人とも持ち続けていて。先輩・後輩ではありますが、“戦友感”みたいなものがあったと思います。

劇場版は「ニヤキュン」ではなく「ニヤ○○」?

――シリーズを重ねて「高木さん」との付き合いも長くなってきましたが、改めて「高木さん」の魅力はどういうところだと感じていますか?

高橋 魅力はどこだろうと、よく考えるんですけど……“没入感”かなって思います。心地よさというか、この世界にずっと浸っていたいと思える空気のおいしさというか。高木ワールドが好きなんです。大好きなキャラクターたちがのびのびと過ごしている、この世界が好き!って思っちゃいます。

このままずっと続いてほしいと願っていますが、今回の劇場版で「時は進むんだな……」って思いましたね。

――「高木さん」の空気は劇場版でさらに感じられそうですね。

高橋 そうですね。舞台となっている小豆島の持つあたたかさや、この作品が持つあたたかさによって、奥行きが広がっていると感じます。

――このご時世で難しいとは思いますが、最近は小豆島に行けていますか?

高橋 ずっと行きたいと思っているんですけど、数年行けていないんですよ。でも、次に行くならタブレットとテレビに繋げるコードを持っていって、「高木さん」を現地で見ようと思っています。ホテルですることがなくて(笑)。聖地の空気を感じながら見る「高木さん」は素敵だと思うので、次に行った時は絶対にやりたいです。

――ラジオのタイトルもそうですが、「高木さん」で感じる気持ちを「ニヤキュン」とよく表現しますよね。今回の劇場版は「ニヤキュン」以上のものを感じると思うのですが、なにか名前をつけるとしたらどんな表現がいいですか?

高橋 「ニヤ」はたぶんしますけど、「キュン」じゃないかもしれないです。キュンよりもぽかぽかすると思うので、「ニヤぽか」ですかね。

――公開前は、え? ニヤぽか?? と思うかもしれませんが、観ればわかりますね。

高橋 そうですね。観ていただけたら、あ、これが「ニヤぽか」だなって。でも、言いづらいので流行らなそうです(笑)。

――そこはぜひ劇場で体感していただいて。今回は入場者プレゼントも豪華ですよね。

高橋 すごいです。第1弾の小冊子「からかい上手の高木さん “映画”巻」は、山本先生の描き下ろし漫画が収録されるんですよ。それだけでなく、山本先生が一問一答に答えてくださっていて、それを明言するのは初めてなのでは?というぐらいキャラクターを深堀りしている内容なのでオススメです。

――入場者プレゼントもそうですし、今回の劇場版に限らず「高木さん」はいろいろな企画でも楽しませてくれますよね。この間の「西片クエストオンライン」も面白かったですが、高橋さんはクリアしましたか?

高橋 しました!!

◆「西片クエストオンライン」

#

※キャンペーンの対象期間は終わりましたが、クエスト自体はいまも遊ぶことができます。

――おめでとうございます!

高橋 ありがとうございます。結構、ガチでしたよね。

――ガチでしたね。やってみましたが、ヒントを見ないと解けない問題もありました。

高橋 私は、クエスト9でつまずきました。むしろ、クエスト10のほうが簡単でしたね。

――でも、こういう遊びがあるのは面白いですね。

高橋 いいですよね。私、謎解きが大好きなので、こういうクエストはどんどんやってほしいです。先日、東京で開催された「からかい上手の高木さん 見守りたい初恋展」の入場特典にも4種類の謎解き問題(会場内で挑戦できる)があって、私は見事にひっかかりました(笑)。

◆「からかい上手の高木さん 見守りたい初恋展」大阪会場

会場:なんばマルイ 5F イベントスペース

開催時期:2022年6月17日(金)~7月3日(日)

――劇場版はもちろん、こういったことも含めて「高木さん」の世界をいっぱい楽しんでもらいたいですね。本日はありがとうございました!

(取材・文/千葉研一)

プレゼントキャンペーン概要

<賞品>
■「劇場版 からかい上手の高木さん」公開記念、高橋李依サイン色紙を抽選で1名様にプレゼント!


<応募要項>

・応募期間:2022年6月14日(火)~2022年6月21日(火)23:59
・当選人数:1名様
・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
・賞品発送:順次発送予定
・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付

<注意事項>
・応募には会員登録(無料)が必要です。
・応募はひとり1回に限らせていただきます。
・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
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 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
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