アニメ化発表の「チ。―地球の運動について―」最終集が6月末発売!amazarashi往復書簡プロジェクト楽曲「カシオピア係留所」が同日リリース

本日アニメ化を発表した「チ。―地球の運動について―」。その最終集発売日に、バンド・amazarashiとの往復書簡プロジェクト第2弾となる楽曲がリリースされる。

第26回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」、最終候補に「怪獣8号」「【推しの子】」など9作品


「チ。―地球の運動について―」は魚豊さんが「ビッグコミックスピリッツ」で連載中。第26回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」も受賞し、テレビ番組などでも紹介されているマンガだ。往復書簡プロジェクト「共通言語」は、その「チ。」とamazarashiが互いに相手のために制作した新たな作品を発表し、“作品を通じて会話を交わす”新しい試みとなっている。


マッドハウス制作によるアニメ化が発表され、さっそくTwitterでトレンド入りするなど話題を呼んでいる「チ。」。最終集の発売日である2022年6月30日に、「共通言語」の第2弾となる新曲「カシオピア係留所」のリリースが決定した。



この楽曲は、amazarashiの秋田ひろむさんが「チ。」を読み感じた、amazarashiと共通するものを「痛み」と仮定。作品の持つ力をamazarashiが信念で作り、次に手渡すという思いで制作された。公開されたジャケ写イラストは、「チ。」の作者・魚豊さんが「カシオピア係留所」からイメージし描き下ろした。


■amazarashi 秋田ひろむさんコメント(原文ママ)
カシオピア係留所のMV用に歌詞にこめた意味というか、「チ。」をどう解釈したか チ。の壮大な物語に主題歌的なストーリーに沿った歌を作るのは無理だと思った。
完全に負けたと思った。 「信念に従い行動し、それを受け渡す」という主題だと解釈したが、それは書き手自身の信念にも感じられた。
創作の覚悟や執念。最終巻は発売前の原稿を見せてもらったが、セリフの推敲の跡などをみてもそれらを感じた。 そしてそれらは僕自身の創作の苦労と似ていると気付いた。なのでそういうことを歌にしようと思った。
チ。の主人公たちと魚豊さんと、僕とに共通するのは「痛み」と仮定した。
そこだけは分かりあえるのでは?と思った。
amazarashiは海外のファンもいるが、言葉は通じなくても「痛み」を通じて理解しあってる、と感じることがよくある。 チ。は歴史の物語だが、「痛み」は時代も超えるのだろうと思う。
『この世にあるほとんどのものが 成し遂げた奴らの血の跡としたら』という歌詞は魚豊さんがインタビューでそういうことを言っていたので、思いついた。
魚豊さんの成し遂げたものから受け取って、僕の信念で作り、次に手渡す、というような想いで作りました。


秋田ひろむ


<楽曲情報>
amazarashi「カシオピア係留所」
2022.06.30 Release.
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「共通言語」は3月よりスタートしており、第1弾は魚豊さんが書き下ろしたコンセプトアートより、amazarashiの楽曲「1.0」が選ばれた。「チ。」の作中でも印象的に登場する“活版印刷”を使ったMVも、ぜひご覧いただきたい。


amazarashi 『1.0』Music Video feat. チ。


■amazarashi
青森県在住の秋田ひろむを中心としたバンド。
日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝だが「それでも」というところから名づけられた。
「アンチニヒリズム」をコンセプトに掲げ、絶望の中から希望を見出す辛辣な詩世界を持ち、ライブではステージ前にスクリーンが張られタイポグラフィーや映像が映し出される、独自のスタイルを展開する。
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■往復書簡プロジェクト「共通言語」
「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の人気漫画「チ。」とamazarashiとが、互いに相手のために制作した新たな作品を発表し、作品を通じて会話を交わすという新しい試み。
「チ。」作者の魚豊が、高校生の頃から最も敬愛するバンドの1つがamazarashi。一方で秋田ひろむは魚豊の「チ。」を愛読し、深く感銘を受けていた。そんな二人が出会い、共鳴したことでプロジェクトはスタートした。
ロックと漫画という異なる表現でありながら、それぞれに現代社会の苦悩や無情、挫折、絶望、そしてその先にある希望を描いてきた二人のアーティストが交わす、作品を介した濃密なコミュニケーション。
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