「機動戦士ガンダム 水星の魔女」PROLOGUE初公開! 「先輩たちのバトンを引き継いで、繋いでいけたら」スレッタ・マーキュリー役・市ノ瀬加那も気合十分の「GUNDAM NEXT FUTURE-LINK THE UNIVERSE-」レポート

バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」は、7月14日、イベント「GUNDAM NEXT FUTURE-LINK THE UNIVERSE-」を、GUNDAM FACTORY YOKOHAMAにて開催。「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の前日譚「PROLOGUE」を初披露したほか、本編予告PVやメインキャスト2名を解禁した。

朝から続く風雨も一時やんだ19時30分、すっかり夜のとばりが落ち、照明に照らされるリアルスケール・ガンダムがプレスを見下ろす中、イベントがスタートした。
本イベントは2022年10月より放送開始予定の「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の展示を中心とした、全てのガンダムファンが楽しめるスペシャルイベント「GUNDAM NEXT FUTURE」の幕開けとなる。「GUNDAM NEXT FUTUR」は、日本各地の5エリア(神奈川県・横浜、東京都・渋谷、愛知県・名古屋、大阪府・大阪、東京都・新宿)で開催。
その第1弾となる横浜エリアでの開催は7月16日からということで、その中心となるGUNDAM FACTORY YOKOHAMAにて「GUNDAM NEXT FUTURE-LINK THE UNIVERSE-」開催。「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の前日譚「PROLOGUE」を初披露したほか、本編予告PVやメインキャは開催された。
なお本イベントの模様は、ガンダム立像が設置されているお台場、上海、福岡。さらにヴァーチャルガンプラエンターテインメント総合空間「THE GUNDAM BASE VIRTUAL WORLD」にてリアルタイム配信された。

最初に登壇したのはバンダイナムコグループ「チーフガンダムオフィサー」藤原孝治さん。
アニメ26作品目にして、シリーズ初の女性主人公となる「水星の魔女」は、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」から実に7年ぶりの新作TVシリーズとなる。「新しい要素を加えてお届けできることを嬉しく思う」と、この日を迎えたことを喜びを語った。


また、新たなガンダムの始動に向けて、ガンダム立像が設置されている横浜の「動くガンダム」、お台場の「実物大ユニコーンガンダム立像」、上海の「実物大フリーダムガンダム立像」、福岡の「実物大ν(ニュー)ガンダム立像」が連動するカウントダウン演出も披露された。


4体のガンダムが脈動するように発光すると、それを受けて会場の大スクリーンに登場した「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の主役MS・ガンダムエアリアルが起動。歴代ガンダムからバトンを受け取る形で、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の前日譚である「PROLOGUE」が世界初披露された。


詳細は割愛するが、わずか20分前後のドラマながら「水星の魔女」の世界観やキャラクター、そしてMSが生き生きと描かれていた。特に手描きのメカアクションならではの迫力は、必見! また、「学園もの?」「女子主人公?」とタイトル発表後から物議を醸している本作だが、「PROLOGUE」で描かれたストーリーはガンダム史上トップクラスでハードかつ骨太なストーリーとなっており、これは期待せざるを得ない!
続いて初披露となった本編PVも圧巻の映像! 次々と訪れる衝撃にプレス一同も圧倒されたところで、本作のメインキャラクターを演じるキャストが登壇した。


登壇したのは、主人公のスレッタ・マーキュリーを演じる市ノ瀬加那さん。もう一人のメインキャラクターであるミリオネ・レンブランを演じるLynnさんのおふたり。
「PROLOGUE」で少女・エリクトを演じた市ノ瀬さんは、すでに自宅などで4~5回本編を視聴しているそうだが、「壮大すぎて何度も鳥肌が立った」「最後のシーンで涙が止まらない」とコメント。いっぽう「PROLOGUE」には出演していないLynnさんは、本日初めて本編を視聴したそうで、「何も知らない状態で観たので、涙なくして観られませんでした。あの短い1話の中にいろんなキャラクターの思いが交錯している。ここからつながる『水星の魔女』はどんな世界になるんだろうと期待が高まります」と初披露の映像の感想を述べた。

市ノ瀬加那さん

「水星の魔女」への出演が決まった時の気持ちを尋ねられると、市ノ瀬さんは「テープオーディションの時、今回のガンダムは女性主人公なんだと驚きがありつつ、正直自分が選んでもらえるとは思えなかった。オーディション合格の連絡を受けた時は寝ぼけて電話に出たので、夢だったんじゃないかなと、あとで携帯電話の履歴を確認しました」と夢見心地の中で連絡を受けたことを明かした。
また、Lynnさんは声優になったからにはいつかガンダムに乗りたい、という思いがあったそうだが、自身の誕生日にオーディション合格の連絡を受け取ったということで、「最高の誕生日だなと」とその瞬間の喜びを語った。と同時に「作品の長い歴史の重責を感じつつ、嬉しくてワクワクしています」と胸の内を明かした。

Lynnさん

また、今後発売が予定されているガンプラと対面した市ノ瀬さんは、「丸みのあるフォルムが女性らしくもあり、かっこいい」「早く作りたい!」と目を輝かせた。

イベント終盤、市ノ瀬さんが「動くガンダム」を遠隔で操作するという一幕も。
スレッタ・マーキュリーの設定画にサムズアップしているポーズがあるということで、市ノ瀬さんが両手をサムズアップすると、「動くガンダム」も連動してサムズアップ! 初代ガンダムと最新ガンダムが同じポーズでつながるという歴史的瞬間に市ノ瀬さんも感慨無量といった様子だった。

最後にLynnさんは「キャラクターの心に寄り添って、素敵な作品にしたい」、市ノ瀬さんは「『ガンダム』は日本のアニメ文化を作ってきた作品の一つなので、そういう作品に携われて光栄です。先輩たちのバトンを引き継いで、また今後作られる作品にバトンを繋いでいけたら」とガンダム作品の歴史の1ページに加わることへの意気込みを語った。



【作品情報】
■「機動戦士ガンダム 水星の魔女」
<放送情報>
2022年10月より毎週日曜午後5時~ MBS/TBS 系全国28局ネットにて放送開始

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