【インタビュー】1stフルアルバム「A PIECE OF CAKE」完成! 安野希世乃インタビュー。「フルアルバムの制作はお祭りのようでした」
1stフルアルバム「A PIECE OF CAKE」を2022年7月27日にリリースする安野希世乃。歌手デビュー5周年にして初のフルアルバムというのは、ミニアルバムを中心に独自のペースで歌手活動をしていた彼女ならではのことだ。
タイトルの「A PIECE OF CAKE」は“たいしたことないよ”という意味の英語の慣用句。その言葉通り、リラックスして聴ける楽曲が並んだアルバムとなった。 楽曲を提供した作詞家、作曲家は、今まで何曲も彼女に曲を書いてきたおなじみの面々から、新しいフレッシュな存在まで多士済々。ミュージシャンも含め、たくさんの人が関わってのフルアルバム制作は「お祭り」のようだったという。どんな楽曲が生まれ、どのようなアルバムになったのか? アルバムの新曲を中心に話を聞いた。
1stフルアルバムは、今までにない軽やかな内容にしたいと思いました
──歌手活動を始めて5年、安野さんにとっての最初のフルアルバムとなったのが「A PIECE OF CAKE」です。リリースが決まったとき、どんなお気持ちでしたか?
安野 ずっとミニアルバムを中心に活動してきたので、5周年のタイミングでフルアルバムを出すことが決まったときはうれしかったです。しかも、リリース日は5年前にリリースした1stミニアルバム「涙。」と1日違いなんです。発売日を決める会議で、7月27日が水曜日だとわかった瞬間、満場一致で決まって。ケーキがモチーフになったのも、お祝い感があって素敵だなと思います。
──それでアルバムタイトルが「A PIECE OF CAKE」なんですね。
安野 今までのミニアルバムはすべて日本語のタイトルだったので、今回も日本語がいいのかなと思ったんですが、「英語でもいいよ」とプロデューサーさんに言われて、「そうか、いいんだ」って(笑)。それで思いついたのが、この言葉だったんです。
──どういう思いから、「A PIECE OF CAKE」と名付けたんですか?
安野 「A PIECE OF CAKE」というのは英語の慣用句で、「たいしたことないさ」「楽勝だよ」という意味なんです。私はとある漫画がきっかけで知ったんですけど、耳に心地いいし、さりげない感じがステキだなと思っていて。みなさんにそっと差し出す小さなケーキだよという意味もこめて、「A PIECE OF CAKE」と名づけさせていただきました。
──慣用句としてではなく、字面そのものの意味合いで付けた、という感じですね。
安野 はい、たくさんの方に軽い気持ちでつまんでいただきたいなと思って。私が今まで出してきたミニアルバムは、どれもミニマムだけど印象深い世界があったので、フルアルバムとなるとフレンチのフルコースみたいな濃密な内容になるんじゃないかと思われたファンの方もいらっしゃったかもしれないんですけど…今回はその逆を行く軽やかな内容にしたかったんです。
──既存曲は2ndシングルから4thシングルの表題曲4曲が収録されています(3rdシングルは「フェリチータ」と「echoes」の両A面)。どれもアルバムの流れにスッと収まっている感がありました。
安野 そうなんですよね。シングル曲は別のアニメの主題歌だったのになんとなく統一感があって、アルバムの中ですごく気持ちいい流れで出てくるんです。4thシングルの「おんなじキモチ。」は華やかでかわいい感じですけど、2ndの「晴れ模様」や3rdの「echoes」はアコースティックの楽器の響きが心地よくて、こういう雰囲気が歌手・安野希世乃のカラーとして認知されているとしたら光栄だなと思います。
──「フェリチータ」もアルバムの新曲に挟まれているんですが、すごくいい流れになっていました。
安野 「フェリチータ」はピアノや弦の旋律の美しさとエレクトロなサウンドとの対比に非日常感があって、別世界に連れていってくれる曲で、その次に来る新曲「エトセトラ」との相性がすごくいいなと思いました。
──1曲目の「Cut the cake~overture~」は短いインストゥルメンタルで、それを除くと8曲の新曲が収録されています。これらは、どのような制作過程を経て完成したのですか?
安野 まず、プロデューサーさんが新曲の候補曲を持ってきてくださいました。その7,8曲の中から選ばせていただいたのが「宇宙の法則」「世紀の祝祭」「波間に消えた夏」「OUTな夜」の4曲です。「宇宙の法則」と「OUTな夜」は私がぜひ歌わせてくださいとお願いした曲で、「世紀の祝祭」と「波間に消えた夏」はプロデューサーさんのイチ推しでした。
──残りの4曲は、どういった経緯だったんですか?
安野 「Bad Temptation」は堂島孝平さん枠です(笑)。ミニアルバムのたびに堂島さんに曲を書いていただいてきたので、今回もぜひとお願いしました。「A piece of cake」の作曲・編曲の松本良喜さんも毎回お世話になっている方で、「アルバムの最後を飾るタイトル曲をお願いします」とお伝えして、優しく柔らかい手触りの曲を書いていただきました。
──残ったひとつが「花時雨」ですね。
安野 「花時雨」はほかの曲が決まってきた段階で、やっぱり1曲はどっしりした重厚なバラードがほしいですねという話になって、プロデューサーさんが候補曲を集めてくれたんです。その中から私が選ばせていただきました。今までになかった重ための曲になったと思います。
──話をまとめると、最初に選んだ4曲があって、堂島孝平さん、yuigotさん、松本良喜さんには決め打ちで書いていただいて、さらにバラードを1曲選んだということですね。新曲が全体の2/3を占めているので、ずっと安野さんの曲を聴いてきたファンにとっても新鮮なアルバムになったと思います。
安野 新曲だけでも、今までのミニアルバムの1枚ごとの曲数を上回っているんですよ。なので、制作期間がかなり濃密で。今週は2曲、来週も2曲という感じで集中して取り組むことができたので、思い出深いレコーディングになりました。フルアルバムって、腰を据えて取り組むものなんだなって実感しましたね。作詞家さん、作曲家さん、ミュージシャンやエンジニアの方々と多くの方のお力が集まるアルバム制作で、なんだかお祭りみたいだなって思いました(笑)。
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