「キャストが、このメンバーでよかった」鈴代紗弓も絶賛! 夏アニメ「シャインポスト」TINGSメンバーにインタビュー!【鈴代紗弓×蟹沢萌子×夏吉ゆうこ×長谷川里桃×中川梨花】

コナミデジタルエンタテインメント&ストレートエッジが手がけるメディアミックスアイドルプロジェクト「シャインポスト」が、現在、絶賛放送中だ。

「シャインポスト」は、2019年にアニメ化した電撃文庫「俺が好きなのはお前だけかよ」コンビの駱駝さん・ブリキさんが贈る新シリーズ。“絶対アイドル“を目指す少女たちの物語を描くメディアミックスプロジェクトとして、2021年10月に発表された。

2022年夏からはTVアニメが放送されるほか、Android/iOS用ゲームも制作中だ。

大きな夢を抱くも、なかなか芽が出ないアイドルユニット・TiNgS。彼女たちに救いの手として用意されたのは、最強マネージャーという触れ込みの日生直輝。まるでやる気のない彼が加わったことで、一体何が起こるのか!?

そんな波乱万丈な物語を予感させる「シャインポスト」。待望のアニメ化を記念して、TINGSメンバーのキャストにインタビューを敢行(劇中のユニットは「TiNgS」、声優ユニットは「TINGS」表記)! 今回登場する青天国春(なばためはる)役・鈴代紗弓さん、玉城杏夏(たまききょうか)役・蟹沢萌子さん、聖舞理王(せいぶりお)役・夏吉ゆうこさん、祇園寺雪音(ぎおんじゆきね)役・長谷川里桃さん、伊藤紅葉(いとうもみじ)役・中川梨花さんは、声優やタレントやアイドルなど、違うフィールドで活躍していたメンバーたち。ユニークな経歴の持ち主である彼女たちが、アニメで、そしてゲームやリアルライブでも活躍する姿に、ぜひ注目してほしい。



発展途上なところも魅力と思わせてくれるアニメ版

ーーキャラクターの紹介をお願いします。

鈴代紗弓 春ちゃんはとにかく明るいキャラクターで、私自身のことも引っ張ってくれる存在です。同じ学校にいたら仲良くなれる子だろうなって演じながら思っています。というのも、彼女は常に笑っているんですよね。誰に対しても親しみやすい空気をまとっている子だというのが台本からも映像からも感じられるので、彼女の雰囲気ってすごく素敵だなと思います。

夏吉ゆうこ 理王は、自分が不器用だと感じている人にすごく共感してもらえるキャラクターだと思います。私自身口下手なところがあったり、不器用な面があったりするので理王に共感しかありません。本当は人にやさしくしたい! こういうことをしてもらったから、こういうお返しをしたい! なのに、うまく行かない!……と思うことは誰しもあると思うのですが、理王はアニメの中でそういうことにたくさん遭遇するんです。でも理王のいいところは素直なところで、「うまくできない!」「私ってこうなの!」というところをさらけ出すことができちゃうんです。

そんな屈託のないところを見て、こんなふうに素直に生きてみたい! 生まれっぱなしの状態でいたいと思いました。一見、デフォルメされた子供っぽいキャラクターかと思いきや、実は多くの方に刺さる性格をしていると思うので、ちょこちょこ彼女の様子を見てもらいたいですね。

鈴代紗弓さん

蟹沢萌子 杏夏ちゃんは、杏夏ちゃんワールドがあるんです。冷静でしっかりしているのかと思ったらとんでもない! 「それは本当に面白いのか?」ってジョークを放ったり、他人からすると「そんなことないよ」ということまで杏夏ちゃんの中でいっぱい考えこんだり……彼女独特の世界があるんですよね。

最初から自分のオンリーワンな魅力をわかっている子もすごいけど、杏夏ちゃんみたいに自分のオンリーワンを見つけたくてがむしゃらに努力している子も、きっと大きい花を咲かせるんだろうなって思うんです。そんな人間的な成長ができそうなところも、杏夏ちゃんの魅力です。

蟹沢萌子さん

中川梨花 紅葉はめっちゃいい子です! キャラクター紹介を見ると、おバカキャラなので、いかにもアニメっぽいキャラな感じがすると思うんですけど、実はすごく人間らしい面が後半に出てくるキャラクターでもあります。

いい意味で自我がなくて、自分がこうしたい!とかこうやるんだ!っていう強い意思をあまり出さない。人がこう言われたら嬉しいだろうなっていう言葉選びをしたり、ひとりになっている人がいたら寄り添ってあげたり、相手の気持ちを尊重してあげるキャラクターなので、5人の中では珍しいポジションだし、実はすごくやさしい子だと思います

長谷川里桃 雪音ちゃんは女子が惚れる女子です! お話が進むとギャップが見えてくると思うんですけど、そこで男性の方も好きになってくれたら嬉しいですね。あと、雪音ちゃんはカレーが好きなんですけど、私もカレーが好きなので、そこが共通点です。

長谷川里桃さん

ーー皆さんはオーディションで選抜されたキャストだそうですが、これまでプロジェクトに携わってきての印象などを教えてください。

長谷川 オーディション会場に行ったときは、実際に受ける人以上にたくさんの大人の方が並んでいたんです。それで、この作品はきっとものすごいプロジェクトなんだろうなって、何も知らない私でも感じました(笑)。その中から私を選んでいただき、アフレコが進んでいき、視聴者の皆さんへのお披露目も行いました。

この作品はオリジナル作品なんですが、その分スタッフの皆さんの愛がものすごく込められていますし、ファンの皆さんの意見を取り入れていこうという思いもあるんです。まさに皆さん1人ひとりと、一緒になってプロジェクトを進めて行ってることが私たちにも伝わってきています。私たちもライブなどで、この愛を皆さんに伝えられたらと思っています。

中川 もともと私は声優ではなくタレントだったので、「受けたい!」と言わなければ声優のオーディションを受けられることはないと思ったんです。だから、もともとアニメが好きで、キャラクターとして歌やダンスもしたいという思いを事務所に伝えたところ、今回のオーディションを紹介してもらえました。そこで資料を見ると、音楽プロデューサーに「ラブライブ!」をプロデュースされた木皿陽平さんをはじめ、私も知っているすごい方々のお名前がたくさん書いてあったんですね。「めちゃめちゃドデカいプロジェクトきたー!」ってなって(笑)、好奇心だけで「受けたいです!」と言いました。

オーディションに受かった今は、木皿さんとどう歌っていくのかを相談したり、振付師さんや衣装さんと関わるようになったりしているんですけど、皆さん、作品への愛が強くて、それが伝わってくるんです。みんなでひとつの目標へ向かってがんばっていると感じています。表に立つのは私たちなんですけど、見えないところで動いてくださっているスタッフの方々、アニメーターさんをはじめ、みんなの夢を乗せて動いているんだ!ということを、表現していきたいです。

中川梨花さん

蟹沢 アイドルがテーマのメディアミックスプロジェクトなんですけど、関わってくださる方がすごく豪華で素敵な方ばかりで、私もそれを見たときは身が引き締まりました。作品の発表からは半年くらい経っているんですが、企画が動き出したのはそれよりもっと前からで、お披露目までの長い時間、演技やダンスのレッスンをしてきているんです。想像以上に濃密な日々を過ごさせていただいています。

「シャインポスト」のキャラクターたちって、純度100%の感情で夢を追いかけているんですけど、それに私自身も影響を受けています。楽曲も、こんなに真っすぐに夢を言葉にできるのは本当にすごいことだと思うんです。アニメに登場するTINGSに自分もいるような気持ちになれるくらい、この1年間には、感謝の気持ちでいっぱいです!

夏吉 アニメーションって、キャストが決まる段階ですでにキャラクターやお話ができあがっていることがほとんどなんです。でも「シャインポスト」は、演者の私たちがライブの練習とか仕込みをしている間も同時進行で制作され続けてて、スタッフの方がレッスンの様子を見てくださった時に、「今こんな状況です」「アニメのキャラクターデザインはこんな感じになりました」とか教えてくださるんです。

今まさに、みんなで一緒にひとつの作品を作っていっているんだな!っていう、普段は味わえないような一体感を得られたので、すごく新鮮に感じます。

夏吉ゆうこさん

鈴代 すべてのアイドル作品が実際にライブをできるわけではないと思うんですけど、「シャインポスト」はその機会をいただけると聞いて、実際にアイドルが立つであろうステージに自分も立つという経験をさせていただくことで、よりその役柄のことを知ることができると思いました。普段ステージに立つことは少ないんですけど、ライブを経験させてもらうことで、役にも深みが出たらいいなと思ってます。

──センターの鈴代さんにうかがいたいのですが、TINGSキャストの皆さんに対しては、どんな印象を持たれていますか?

鈴代 自分と一番近いところで一緒にがんばっているキャストが、このメンバーでよかったなって、この1年くらいを振り返って、改めて感じています。本当に心がやさしくて、温かい人たちが集まったなぁって思うんですね。

そんなみんなのやさしさに支えられているし、このメンバーじゃなければ乗り越えられなかったこともたくさんあったなって思っています。そういうめぐり合わせも含めて、作品に関わらせていただけてよかったし、みんなとのご縁も大切にしたいです。

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