【新作プラモ】「蒼穹のファフナー」のファフナー・マークニヒトがMODEROIDに登場! 異形のアンチヒーローを組み立ててみた!【作例&レビュー】
2004年の第1期放送開始以来、TVアニメ、OVA、劇場版などさまざまな形で物語が紡がれ続けている人気SFロボットアニメ「蒼穹のファフナー」シリーズ。
そんな本作において、主人公機としてシリーズを通して活躍する「ファフナー・マークザイン」に続き、もうひとつの主人公機ともいうべき「ファフナー・マークニヒト」が、グッドスマイルカンパニーのプラキットブランド「MODEROID」で発売されました。
ただでさえ特異な形状、四肢の構造をしているファフナーなうえ、非常にボリューミーな体型をしているマークニヒトがキット化されるなんて!
マークニヒトは、アニメ第1期や劇場版「Heaven and Earth」では強敵として圧倒的な存在感を示していましたが、アニメ第2期「EXODUS」以降は皆城総士の乗機として活躍。総士からは「虚無の申し子」の二つ名を与えられ、みごとW主人公の一角を務めあげました。そんなアンチヒーロー的なカッコよさに満ちたマークニヒトは、ファン人気も非常に高いロボなのです。
それが今回、ファン感涙のプラキット化を実現したということで、アキバ総研でもMODEROID「ファフナー・マークニヒト」をレビューしちゃいます!
まずはボックスから見てみましょう。
スマートな胴体と脚に対し、不釣り合いなほどに巨大な両腕と背面のユニットが特徴。夕日をバックに、浮遊しているイメージのボックスアートです。青空のイメージが強い「蒼穹のファフナー」ですが、こういう夕闇が迫る空もハマっていますね。
裏はこんな感じ。総士のセリフがキャッチ的に使われています。
それにしても側面が非常に分厚くなっています。いかに本キットが大ボリュームであるか、うかがえるというもの。
実際に中身を見てみましょう!
パ、パーツが多い!
しかも大きめのパーツも少なくはないので、まずはランナー状態の迫力に圧倒されます。
ポイントはこちら!
クリアグリーンのランナーなのですが、パーツによっては裏からシルバーが塗装されており、光を反射することでギラリとした発色になります。
また、本キットにはシールなどがついていません。成型色だけで完全に色分けをしているということで、完成が楽しみになりますね。
それではさっそく組み立ててみましょう!
完成!
組み上がるまでおよそ3~4時間程度でしょうか。
細い胴体と脚に対し、異様に巨大な両腕がただ者じゃない感を漂わせます。
後から見るとこんな感じ。左右に張り出た背面ユニットが目立ちます。
8本のアンカーユニットの根元は、ボールジョイントなので自由に動かすことができます。
この角度から見ると、マークニヒトのボリューム感がよくわかりますね。
基本的に両腕、両脚は軸可動の組み合わせとなっています。
例えば脚はこんな感じ。
何か所も可動部が設けられており、見た目以上に複雑な動きを付けることができます。
上半身のアップ。
とにかく鋭利!
各パーツのエッジは非常に鋭く、マークニヒトのカッコよさをさらに強調します。
そのぶん、細かいパーツが非常に多くなっているので、うっかり床に落としたり、パーツを飛ばしたりして紛失しないように気を付けてください。
背中にはTHEシンプルスタンドと接続するための穴があります。
本キットは(個体差もあるのでしょうが)、背面ユニットや腕のボリュームに対して、やや足回りの保持力が負けている感があり、素立ちでディスプレイするのはなかなか難しい面もあります。
というわけで、ここは素直にスタンドも同時に入手しておいたほうがよいかと思います。
スタビライザーは発光状態と交換可能。
ホーミングレーザー発振器も展開可能。
上に引き上げることで、レーザー発射状態を再現できます。
手首は、握り拳のほかに、武器用の持ち手と5本の指が可動するハンドパーツもついてきます。
こちらは武器用の持ち手。
こちらが可動指のハンドパーツ。
グワッと手を開いて構えると、より怪物感が増しますね。
指可動のハンドパーツは、かなりフレキシブルに動かすことができます。
こんな感じで、手の表情が非常に豊かになります。いろいろと試してみてください。
武器を見てみましょう。
ルガーランスは、開閉選択式です。
こちらは通常形態。
こちらは射撃形態。エフェクトパーツもついてきます。
本体もデカイのですが、ルガーランスもかなり長いので、とにかく迫力満点です。
手首はボールジョイントで接続されているので、ランスを前に向けたり、手元で構えさせたりといろんなポージングができます。
可動指のハンドパーツには、ワームリングを装着可能。
手首のパーツを一部取り外して、ピンを差し込むだけのお手軽仕様。
両腕を大きく左右に広げることができるので、こんなポーズも決まります。
アンカーユニットに接続する同化ケーブルは、リード線で表現されています。
こんな感じで、背面ユニットに同化ケーブルを接続します。
さすがにアンカーユニットを浮かせる場合は、スタンドが必須ですね。やはりTHEシンプルスタンドは必需品といえます。
最後に、MODEROID「ファフナー・マークザイン」との2SHOT!
ひとりでも多くの兵士を生き残らせるという目的で設計されたマークザイン、かたや一体でも多くの敵を倒すという目的で設計されたマークニヒト。同じ設計データをもとにしながらも、対照的な思想で作られた2体は、まさに陰陽の関係。
やはりマークニヒトには、アンチヒーロー的なカッコよさが満ち満ちています。
並べてみると、意外と共通パーツが多いことにも気づかされます。
やはりこの2体は並べてディスプレイしたいですね!
というわけで、MODEROID「ファフナー・マークニヒト」のレビューでした。
正直、キット化してくれただけでありがとう!という気持ちでいっぱいなんですが、そんなファンの期待に甘んじることなく、プロポーションもプレイバリューも抜かりなしのキットに仕上がっています。
ただ、パーツの勘合が非常にタイトな個所や、細かいパーツを組みあわせるところもあるので、じっくり時間をかけて、ていねいに組み立てていくのがいいかもしれません。
ぜひ挑戦してみてください!
【商品情報】
■MODEROID ファフナー・マークニヒト
・メーカー:グッドスマイルカンパニー
・発売中
・価格:9,000円 (税込)
・仕様:組み立て式プラスチックモデル
・ノンスケール
・全高:約180mm
・原型制作:アストレイズ
©XEBEC・FAFNER BEYOND PROJECT
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