【ガンプラ製作の必須アイテム!】「ビットブレード(三角刀)」レビュー──これでモールドもよみがえる! スジ彫りからフィギュア造形までこなせる!【The工具道!第6回】

こんにちは、カリヤスです! 「The工具道!」第6回となる今回は、ゴッドハンドから発売中の「ビットブレード(三角刀)」をご紹介したいと思います!


ビットブレード(三角刀)
公式価格:2,970円(税込)
メーカー:ゴッドハンド

数多くのハイクオリティな模型用ツールを開発、販売し続けているゴッドハンドから発売中の「ビットブレード」シリーズ。丸刀、平刀のセットに続き、三角刀が4本セットになって販売中なのをご存じでしたか?


ビットブレードって?


「ビットブレード」シリーズは、ピンバイスなどに装着して使用するプラスチック専用の精密彫刻刀で、スジ彫りやキットの改造、フィギュアの切削までこなせるすぐれモノ。今回ご紹介する三角刀は、一定の角度で押し彫りすることで、同じ深さの溝をスーッと彫り進めることができます。


同じビットブレードシリーズには平刃や丸刀のセットがありますので、こちらも合わせて購入すれば、より多彩な切削、造形が可能ですよ!



ここがポイント


1.4種の刃がセットだから便利!


5°、20°、45°、90°の4種類の刃がセットになっているので、さまざまなシチュエーションに対応可能。ガッツリ彫りたい場合は90°、間違えて埋めてしまった細いモールドを復活させたい時には5°、というように使い分けることができるので、とても便利なんです。


専用ケースが付属するので持ち運びに便利


軸部分に角度が印刷されているのが嬉しいですね


2.軸径が3mmなので、装着が楽!


3mmに対応したピンバイスならすべて装着可能ですが、ゴッドハンドから発売中の「パワーピンバイス」は軸径が0.1mm~3.2mmまで対応しているので、これを1本持っておけばビットブレードシリーズはもちろん、スピンブレードやドリルブレードなどさまざまなツールを装着可能となります。大変便利なのでオススメです。


今回は、手元にあった大型ピンバイスに装着してみました。ピンバイスに装着せずに直接軸部分を持って作業することもできますが、手元を安定させ、長時間作業をするならピンバイスはやはり必須と言えるでしょう。


【使い方】


手前から奥へ、スーッと浅めの角度で動かしていくときれいに彫ることができます。力を入れすぎたり、角度を深くしすぎるとうまく彫れないうえに、刃を破損させかねないので十分に注意しましょう。

また、刃の向かう先に指を置かないようにして、安全第一でいきましょう!


実際に使ってみた


プラ板とキットを使って、それぞれの使い心地をチェックしてみました!


・一番シャープな5°。



細めのきれいなスジを彫ることができました。ライトにスジ彫りをしたい場合はもちろん、失敗しても埋めやすいので、新たにモールドを自作したい時に活躍してくれそうです!


・バランスよく彫れる20°。



5°よりも少し太く彫れるので、さまざまなモールドの彫り直しはもちろん、一度5°で軽くスジ彫りしてから、その上に重ねて使うのもいいかもしれませんね!


・ガッツリ彫れる45°。



5°や20°では対応できない太いモールドを彫り直すのにピッタリです。自信のある人は、いきなり45°で太めのモールドを自作するのもアリかも?


・一番太い90°。



深めのモールドを彫れるのはもちろん、力加減と角度を調整すれば浅くすることも可能。

試しに1/35フィギュアの服のシワを彫り直してみましたが、ちょうどいい感じ!


応用編~モールドのリカバリー~

それでは、ここで三角刀以外のツールも活用した、応用テクニックをご紹介したいと思います。今回は、


「旧キットのモールドを深彫りしていたところ、誤って接着剤をこぼしてしまい、それに気づかずに放置。せっかくがんばって彫ったモールドが埋まってしまったので、リカバリーしたい!」


というシチュエーションでいきたいと思います。


わざとプラモデル用接着剤をドロリと塗って放置。ひと晩放置したらモールドが埋まり、カチカチになってしまいました……!


でも、大・丈・夫! あわてずに、まずはデザインナイフで切れ目を入れていきましょう。もとのモールドに沿って、ゆっくりと。


ここで、ビットブレード三角刀の登場! もとのモールドの深さや幅に合わせて、今回は20°で彫り直してみました。先ほどデザインナイフで作った切れ目を拡張していくような感じです。


モールドが復活したら、周りに付着した接着剤をヤスリで削ってきれいにしていきます。オススメは、自由にカットできて曲面にしっかり追従してくれる、ゴッドハンドのスポンジヤスリ「神ヤス!」。#120→#240→#400→#600という順番で、しっかり磨いていきます。


表面のザラザラや凸凹がなくなればOKです。モールドに溜まったプラ粉は、歯ブラシなどできれいにしてやりましょう。


何とか、無事元通りになりました! さまざまなツールをうまく組み合わせれば、このような失敗もリカバリー可能なので、あわてずに対処しましょう。


動画で見たい人はこちら


さて、いかがでしたでしょうか?

ビットブレードの使い方にルールはありません。今回紹介した以外にも、たとえばダメージ表現に活用してみてもいいかもしません。こんな感じで、自分だけの使い方を見つけてみるのも面白そうですね。

それでは、またお会いしましょう~♪


プレゼントキャンペーン概要


<賞品>■「ビットブレード(三角刀)」を抽選で1名様にプレゼント!

  • <応募要項>
  • ・応募期間:2022年11月18日(金)~2022年11月25日(金)23:59
  • ・当選人数:1名様・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
  • ・賞品発送:順次発送予定・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付
  • <注意事項>
  • ・応募には会員登録(無料)が必要です。
  • ・応募はひとり1回に限らせていただきます。
  • ・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
  • ・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
  • ・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
  • ・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
  • ・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
  • ・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
  •  同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
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Kariyasu☆(カリヤス)
エンタメ、ホビー系ライター。模型、ジオラマ、フィギュアなどが大好物で、プラモデルやミニチュアの作例の他、工具レビューや各種取材を担当。スーッとスジ彫りするのは気持ちいいですね!
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