MODEROID「ゴッドグラヴィオン」レビュー後編!合神しても、こんなに動く!衝撃の合神形態徹底解説!

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

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コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第62回スタート!

声優・泰勇気の週末プラモ!第62回 MODEROID「ゴッドグラヴィオン」後編

後編では合体形態のゴッドグラヴィオンの魅力を、全力レビュー!

立ち姿はバッチリ! 形状重視パーツの類を使わなくても、ここまでまとまりのいい合体ロボットもなかなか珍しいです。グランカイザー以上にメリハリの効いたスタイルとなっています。

背面にはGシャドウのスラスターが追加されたくらいで、意外とシンプル。しかし脚部や肩の大型化が効いて、スーパーロボットらしいシルエットになっています。

フェイス部分はグランカイザーのままですが、赤い追加パーツで印象が変わりました。

胸部の飾りがまさにスーパーロボット。左右に広がる板状のパーツも一見すると可動の妨げになりそうですが、今回のキットではその辺の対策もしっかりとられています。

グランカイザーの腕部が、まさか差し替えなしに収納されるとは思いませんでした。そのおかげで、肩アーマーの内側も設定に近い配色となっています。

腰部はグランカイザーのままですが、腕や脚部の大型化によって、引き締まった体型のように見えます。

往年のスーパーロボット好き、大河原メカ好きとしてはたまらない脚部の、ダイタンな黄色いブレードパーツ。ここも可動の妨げになりそうなところですが……? 詳しくは後述の可動解説にて。

スラスターの内側にも細かいディテールが施されています。

グランディーヴァに覆われたグランカイザーの脚部も、違和感なくゴッドグラヴィオンの脚部としてまとまっています。

頭部には飾りも増え、上半身にはGシャドウも合体しているので可動範囲は制限されるかと思いきや、グランカイザーとほとんど変わりません。

肩の回転は、問題なく腕を真上にもっていけます。

胸部のプレートも可動するので、可動のじゃまにならないようになっています。

ただし合体機構の都合上、水平方向への腕の可動は45°ほどまでしか持ち上がりません。

合体部分で腕部は回転が可能。

手首の接続はボールジョイントなので、ぐりぐり動かせます。

腹部、腰部の可動もグランカイザーからそのまま受けついでいます。

膝関節もグランカイザーの時と全く同じ可動範囲。あれだけ大きなメカが合体したのにも関わらず、ですよ!?

足首は前後スイング可動とボールジョイント接続で、大きく可動。脛のブレード状パーツも大きく上に跳ね上げることができますので、接地性はかなり良好です。

設定通りの合体再現のため、そのままだとグランカイザーの可動をそのままゴッドグラヴィオン形態でも使用することになります。そのため合体ギミック優先のために、少々可動が制限されてしまいます。

そこで、ゴッドグラヴィオンの可動を強化するために「アクション胴体」も付属!

画像右側が「アクション胴体」で合体させたゴッドグラヴィオン。違いがおわかりになりますか?

「アクション胴体」と交換したときの外観上の違いは肩アーマーが非変形で、大型化したものになっているということくらいです。

これで、肩アーマーを含めて特に肩回りの可動が強化されました。腕は水平方向へおよそ90°持ち上がるようになりました。

「アクション胴体」の肩関節受けはボールジョイント接続なので、上下のスイングや

前後のスイングも可能です。

それではこのアクション胴体を使ったゴッドグラヴィオンで、再びアクションポーズを取らせていきましょう。

まずは両手首を平手に換えて格闘の構え!

肩のスイング、脚部の接地性の高さ、グランカイザー譲りの股関節の柔軟性のおかげで、まるでアクションフィンフィギュアのように、面白いほどポーズがかっちり決まります。

劇中では両腕を組んで発射する「グラヴィトンバスター」!

斗牙「グラヴィトンプレッシャー」

琉菜「パァァンチ!!」

手首を収納しドリルを出した状態で放つ「グラヴィトントルネードパンチ」も再現!

斗牙「グラヴィトンアーーク!」

当然、グラヴィトンライフルも付属。しかもちゃんと二丁!!

こちらはパーツ分割とシールによって配色が再現されています。スマートなデザインでありながら力強さもある太い銃身が魅力的。

ミヅキ「逃がさないわよ! グラヴィトンライフル!」

目標を撃墜したあとの決めポーズ!

もちろん武器持ち手も左右揃っているので、二丁拳銃も可能。

突進しながら、前方のターゲットに攻撃を集中するゴッドグラヴィオン!

さらに、グラヴィトンソードも付属!! ゴッドグラヴィオンの胸部のパーツから展開されるので、鍔(つば)の部分は胸部デザインに準じてクリアパーツも使用されています。

斗牙「グラヴィトンソード!」

「ブレイズ・アーーップ!!」

胸部の黄色いパーツは外しておきます。

「エルゴ」

「エーンド!」

可動が優秀なので、立て膝もできました!

グラヴィトンソードを持って立たせるだけでも絵になってしまいます。

各部の形状ははっきりしているし、パーツ分割による色分けもばっちりだし、塗装済みの部分もあったり、アクションフィギュアとしても遊べたりで、ここから何を「ひと手間」加えればいいのかがなかなか浮かびません。加えて、組み立てに少々時間が必要なこと。

さらに、すでにこの記事の写真枚数が100枚に届くかというところまで来ているので、本当にちょこっとだけ手を入れることにしました。

一見、変化がないように思えるかと思いますが、部分的にスミイレを施しています。

まずオススメなのが「顔」です。素晴らしい造形なのでスミイレを加えて輪郭をはっきりさせるととても引き締まります。肩アーマーの黄色い部分にある丸モールド、胸部のプレートなど、明るい色の部分の一部を選んでスミイレしてあります。

ウエスト、二の腕の段差、フロントスカートのディテール、太もものラインにもスミイレ。

明るい色のパーツは特にディテールが飛んでしまうので、こうしてスミイレでディテールを補ってあげると手軽に引き締まった印象になるのでお試しください。

今回はピグマの黒0.03mmを使って線を引いてみました。はみ出しても成形色のままなら軽くこするだけで消せるので簡単です。うまくスミイレができたら、保護のためにトップコートなどを吹くといいでしょう。

さて今回レビューしてみて、今後のシリーズに希望したいことがいくつか出てきました。

今回付属していなかった超重剣は今後のアイテムに絶対に付属すると思いますが、

・パース付の剣

・両手を組んだ手首

・グラヴィティクレッセント用胸部&手首

・グランディーヴァに対応した台座

・GシャドウとGドリラーの合体再現パーツ

これらが今後発売予定のいずれかのキットに付属、あるいは武器セット的なものが発売してくれたら嬉しいな~と思いました。

ともあれ、今回のグラヴィオンを触れたことで、年をまたいで引き続き展開が予定されている「ソルΣグラヴィオン」「ゴッドΣグラヴィオン」のできのよさは確信しました。

「スーパーロボット大戦」シリーズで知ったけど、原作アニメをまだご覧になったことがないという方も少なからずいるかもしれません。そんな皆さんは、今のうちに予習(復習もね!)しておくとよいかもしれませんね。

ちなみに僕はGシャドウのパイロット、リィル推しです。

引き続き「最凶合神」まで追いかけていきますので、今後も連載をお楽しみに。

それではまた!!

【商品情報】

■MODEROID ゴッドグラヴィオン

・発売中

・メーカー:グッドスマイルカンパニー

・価格:7,500円 (税込)

・仕様:PS&ABS 組立て式プラスチックモデル

・ノンスケール

・全高:約170mm

・原型制作:Mr.田(GOD BRAVE STUDIO)

・制作協力:瑞穂町デザインチーム

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

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