ギーツ、リバイ俳優に藤岡弘、が「戦い続けてください」と熱いエール!「THE仮面ライダー展」オープニングセレモニー&展示レポート
2021年に生誕50周年を迎えた特撮ヒーロー「仮面ライダー」史上最大級の展覧会「THE仮面ライダー展」が、2022年12月23日(金)より東京・池袋にあるサンシャインシティ展示ホールAにて開催。そのオープニングセレモニーが、前日の12月22日(木)に行われた。
2022年3月の名古屋を皮切りに、福岡、札幌と巡回してきた「THE仮面ライダー展」が、ついに東京に到着。今回の東京会場では、過去実施会場にはなかった仮面ライダーの立像やバイクも展示され、名実ともに過去最大級の展示となっている。
そこで、仮面ライダー1号/本郷猛役の藤岡弘、さん、現在放送中の「仮面ライダーギーツ」にて仮面ライダーギーツ/浮世英寿を演じる簡秀吉さん、前作「仮面ライダーリバイス」にて仮面ライダーリバイ/五十嵐一輝を演じた前田拳太郎さんが登壇するオープニングセレモニーが開催された。
昭和~平成~令和の日本を守った歴代38人ライダーも集結するという、ゴージャスなセレモニーに多くのファンが駆け付け、大きな盛り上がりの中で展覧会の幕開けを飾った。
サンシャインシティ スペイン階段前に用意されたレッドカーペットに、簡さん、前田さんが登場すると、続いて歴代の仮面ライダーが続々と登場! 仮面ライダー2号から仮面ライダーセイバーまで、圧巻の34人ライダーが勢ぞろいすると、1971年放送の第1作「仮面ライダー」にて仮面ライダー1号/本郷猛を演じた藤岡弘、さんが登場。
まさに「仮面ライダー」50年の歴史をつなぐ顔ぶれによって「THE仮面ライダー展」の幕開けが飾られた。
藤岡弘、さん
「『仮面ライダー』生誕して50周年。偉大なる石ノ森章太郎先生が生み出された仮面ライダーが50周年、時を経て歴史をつづってきた仮面ライダー。そしてここに歴代ライダーが集いましたことを心から喜ばしく思います。感無量でございます!」
と笑顔で語る藤岡さんは、ひと足に先に展示を観覧したということで、
「多くの関係者、俳優の皆さんのご苦労を思い出しながらグッとくるものがありました。仮面ライダーを愛する皆さんの心によって、ここまで歴史を紡いでこられと思うと、感動しました。ただ感謝の言葉しか出てきません」
と感慨もひとしおの様子。
前田拳太郎さん
「仮面ライダーの歴史を肌で感じた」(前田)、「いつ見ても仮面ライダーはかっこいいですね」(簡)と若手ライダー2人も、その50年の歴史を、展示を通じて改めて感じたようだ。
また、藤岡さんから
「ヒーローという存在には、愛と夢と勇気を世界中の子供に届ける大いなる使命と責任、その影響力は計り知れないものがあります。これからもその思いを胸に、戦い続けてください」
と仮面ライダーとしての心構えを伝授された前田さん、簡さんは、神妙な面持ちで「がんばります!」とその言葉を受け止めた。
簡秀吉さん
セレモニーの終盤、藤岡さん、前田さん、簡さんが降壇すると、入れ替わるように仮面ライダー1号、仮面ライダーリバイ、仮面ライダーバイス、仮面ライダーギーツが登場。
総勢38名の歴代ライダーによるフォトセッションが行われた。
さらに、本日12月23日(金)より映画「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル」が公開されるということで、最後に仮面ライダーギーツ、仮面ライダーリバイ、仮面ライダーバイス、仮面ライダー龍騎が登場し、バトルアクションを披露。
この続きは映画本編で……というところで、改めて前田さん。簡さんが登場。
簡さんは、「先輩ライダーたちとの共演を通じて役者としての姿勢などを学ぶきっかけとなった」そうで、「すさまじいパワーの映画になりました」と自信満々にコメント。
いっぽう前田さんは、「仮面ライダーリバイス」最終話で共演して以来の簡さんの演技を見て、「(半年前と)顔つきが全然違っていた。やっぱり仮面ライダーを演じる半年間というのは、すごく大きいんだなと思いました」と後輩の成長ぶりに驚いたという。
また、本作は仮面ライダー同士のバトルロワイヤルが描かれるという。「ギーツ」ではライダーたちのサバイバルゲームが描かれているが、直接敵対して戦うことがないので「新鮮かもしれないです。ぜひ僕たちのバトルを楽しみにしていただきたいです」と簡さん。
そのほか、今年が20周年イヤーの「仮面ライダー龍騎」も登場するということで、前田さんは小さい頃に観ていたライダーとの共演についつい嬉しくなってしまったとか。作品と同い年の簡さんに至っては、大先輩の「龍騎」俳優陣と、趣味の話題から芝居の話題までさまざまな話ができたということで、いろいろなものを吸収できたそうだ。
新旧ライダーが入り乱れる映画「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル」にも注目である。
多角的な展示で大満足の「THE仮面ライダー展」!
オープニングセレモニー後、メディア向けの内覧会が行われた。
過去最大級の展示となる東京会場では、第1作「仮面ライダー」から最新作「仮面ライダーギーツ」まではもちろんのこと。配信作品やアニメ作品など傍流の作品。そして公開が待たれる「シン・仮面ライダー」に至るまで、まさに全仮面ライダーの資料や立像を展示。
東京会場ならではの見どころとして、各ライダーの立像とバイクがセットで展示されている点があげられる
ショッカーコーナーでは、「仮面ライダー」に登場した怪人たちが間近で見れる。どれも不気味で迫力がすごい!
さらに実際に撮影で使用されたプロップ(小道具)や衣装。またはその複製品が数多く展示され、間近でそれを眺めることもできる。
仮面ライダー1号の本郷猛と仮面ライダー2号の一文字隼人の複製衣装。ほかにも歴代ライダーの衣装やアイテムが展示されているので、この機会にじっくりとその目で確かめよう!
また、故・石ノ森章太郎さんのコーナーでは、「仮面ライダー」の原型である「クロスファイヤー」のラフや、「バッタの怪人」である仮面ライダーがどのように形作られていったかがうかがえる貴重な資料、さらに複製カラー原画、複製漫画原稿などがたっぷり展示。
「仮面ライダーリバイス」の展示パネルには、前田拳太郎さんのサインが書き込まれているので、探してみよう!
個人的におすすめなのが、歴代「仮面ライダー」の音楽をまとめた展示である。主題歌情報はもちろんのこと、劇伴についても使用されている楽器の特色を言及していたりして、なかなかにマニアックだ。
さまざまな角度から楽しめる展示会となっている。
音楽コーナーでは、実物のレコードジャケットも展示されている
この年末年始は、ぜひ「仮面ライダー」50年の歴史を堪能していただきたい。
【イベント概要】
■THE 仮面ライダー展 東京会場
・開催日時 : 2022 年 12 月 23 日(金) ~ 2023 年 1 月 15 日(日)
※会期 23 日間 ※1/1(日)は休館
・開催会場 : 池袋・サンシャインシティ 展示ホール A
・主 催 : ㈱テレビ朝日・㈱サンシャインシティ・㈱ADK EM・東映㈱
・企画制作 : 東映
・入 場 料 :大人:2,500 円 小人:1,200 円
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