「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」映画化決定! 日本人マンガ家初!ルーヴル美術館共同企画作品【特報映像】

荒木飛呂彦さん原作の映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が5月26日ロードショーとなることが決定。ティザービジュアルや特報、コメントが公開された。

荒木飛呂彦原作のアニメ「岸辺露伴は動かない」、Netflixで2月18日(木)から独占配信が決定!(2021.1.15)


「岸辺露伴は動かない」は、荒木飛呂彦さんの大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力<ヘブンズ・ドアー>を備えた人気マンガ家・岸辺露伴が奇怪な事件に立ち向かう。


高橋一生さん主演でドラマ化された同作は、2020年12月~2022年12月にかけて第3期まで放送。初回放送のトレンド1位を皮切りに、ギャラクシー賞テレビ部門2021年1月度<月間賞>も受賞し、2022年12月からはAmazon prime videoでも配信されている。


そしてこの度、「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の映画化が決定。ドラマシリーズの制作陣が再集結し劇場長編映画に挑む。

ティザービジュアル・超特報映像を公開!

原作は「岸辺露伴は動かない」のエピソードの一つで、2009年にフランス・ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクト(注1)ために描き下ろされた、荒木飛呂彦さん初となるフルカラーの読切作品。世界一有名と言っても過言ではない古今東西の美が集結したルーヴルに、日本の漫画家として初めて作品が展示されたことでも話題となった。

ティザービジュアルには、本編撮影の合間にパリで撮り下ろした写真を使用。パリの街並みに佇む高橋さん演じる露伴の横顔が切り取られ、「“この世で最も黒く、邪悪な絵”の謎を追い、美の殿堂へ」という言葉が添えられている。視線の先には一体何が待ち受けているのか、意味深だ。


超特報映像では、冒頭から「恐ろしいことが起こるかもしれない。」「ヤバイ…。そしてゾクゾクするッ!」「なぜルーヴルの地下倉庫に…」など謎めいたセリフが押し寄せる。次の取材先がルーヴル美術館に決まったことを告げる露伴と担当編集である泉の場面では、お馴染みの掛け合いも健在。ルーヴルを舞台に展開される、観る者を深淵なる世界へと誘うサスペンスの幕開けを予感させる映像となっている。

超特報映像

ストーリーは、美の殿堂・ルーヴルを舞台に展開される「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追う、極上のサスペンスに。これまでの「動かない」実写化シリーズでは描かれることの無かった、露伴の知られざるルーツが明らかにされる。


なお、独立した物語という基本構造は健在で、原作やドラマを知らない人でも楽しめる造りとなっている。

ドラマ版のキャスト・スタッフが再集結!

好奇心に溢れ、リアリティを何よりも重んじる漫画家の岸辺露伴を演じるのは、ドラマからの続役となる高橋一生さん。自らも原作ファンで、露伴の言動が自身の人生観に影響を与えていることを公言するほど思い入れのある役を、多用なアプローチで演じている。


そんな露伴の担当編集者であり、バディ的な立ち位置で絶妙な掛け合いを魅せる泉京香を演じるのは、同じくドラマからの続役となる飯豊まりえさん。ちょっと天然でマイペース、遠慮がないがどこか憎めないキャラクターを、本作でも魅力的に演じている。


スタッフもドラマの面々が続投。監督は、大河ドラマ「おんな城主直虎」(2017)などで高橋さんと組んできた渡辺一貴さん。脚本は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの脚本も手掛けた小林靖子さん。音楽は菊地成孔さん/新音楽制作工房、人物デザイン監修・衣装デザインは柘植伊佐夫さんが担当する。

【コメント】高橋一生、飯豊まりえ、監督:渡辺一貴、脚本:小林靖子

●主演・高橋一生(岸辺露伴役)さん
岸辺露伴という人間を演じさせていただいてから、3年目に入りました。
劇場版や映画版と銘打たない今作においても、岸辺露伴を演じ続けさせていただけていることは、僕の人生にとって非常に特異な出来事です。


今はパリの現場でこの情報解禁コメントを書いています。
周りにはドラマの第一期から岸辺露伴を作ってきた素晴らしい日本のチームが居ます。そこに日本の映画チーム、加えてここ数日は極めてプロフェッショナルで真摯な、これまで第一期二期三期を共に作ってきたかと錯覚する様なフランス現地のチームが合流し、唯一の作品が出来上がっていくのを目の当たりにしています。


第一期の撮影時、演出の一貴さんと、あくまで夢の話として「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の話をしていました。
いつか実際に、パリで撮影が出来たら、と。
そして今、パリ市街の石畳の上、露伴として立っている自分に違和感を覚えていないのは、間違いなく、卓越したスタッフワークに支えられているからだと思います。異国においてもこれまでと何も変わらずに露伴で居られる事を、心から感謝しています。


今撮影しているフランスパートだけではなく、既に撮影を終えている日本パートも作品全体の重要な部分を担っています。
ジョジョの全作品においても大事な要素である血脈、受け継がれるもの、過去、が今作においても語られます。
それらと向き合うことは、今自分が存在していることに繋がります。
時間は誰にとっても優しくも残酷にもなりますが、例外なく今作の露伴にも、その存在を問いかけてきます。


今作は実写ドラマである「岸辺露伴は動かない」シリーズと地続きであり、シリーズ九話目とも言える物語になります。これ迄ドラマシリーズを観てくださった方はもちろん、独立した一つの作品としても、これまでの露伴の足跡をご存知ない方にも楽しんで頂ける映画作品になっていると思います。


劇場に足を運んでくださる皆さんにおかれましては、非常にユニーク(奇妙、特異、唯一)なこの作品を楽しんで頂ければと思っています。


●飯豊まりえ(泉京香役)さん
「岸辺露伴は動かない」第三期ドラマは放送終了したばかりですが…
実は映画の撮影も密かに進行していました!
今期ドラマのラスト、私の台詞にもありましたが
露伴先生が遂にルーヴルへ!
私も担当編集として、パリに行けることになりました!
今回も引き続き、素敵ないつものチームに支えていただきながら新しいスタッフさんにも加わって頂き、
より一層心強く、素晴らしい環境のもと、
お芝居をさせていただけていることを
心から感謝しています!
フランスの現地スタッフさん達との撮影では
言葉の壁を越えて、大きな規模の作品作りが出来ている幸せを噛み締めていました。
忘れられない経験になりそうです。
ここまで長く皆さんに楽しみにしていただける作品に、また新しいエピソードが加わることを
とても嬉しく思っています!
露伴先生と京香が、遠く離れたルーヴル美術館に隠された謎と、過去に向き合います!
是非これまで通り、楽しんで頂けたらと思っています!


●監督:渡辺一貴さん
映画「暗殺の森」で描かれるパリは退廃的で陰鬱だ。人々が生を謳歌する「花の都」ではなく、死と倒錯の匂いが充満した「黒い街」。3年前にプロジェクトが始まって以来、「岸辺露伴は動かない」の映像ルック、美術設定、扮装表現は、常にこの映画から有形無形の大きな刺激を受けてきた。
撮影で訪れたパリは「暗殺の森」と同様、今にも落ちてきそうな厚くて重い雲に覆われ、凍てつく雨が降り続く、美しくも冷たい世界だった。
そこに今、岸辺露伴が立っている。
既視感と高揚感が入り混じる不思議な感覚。しかし感傷はない。
露伴は当たり前のように、そこにいる。いつものように、撮影は始まる。

●脚本:小林靖子さん
初めて「岸辺露伴は動かない」を実写化するとお聞きした時、映画になるという想像はカケラもしていませんでした。またシリーズが回を重ねる度に皆で挙げていた原作候補に、この「ルーヴルへ行く」が入ることはありませんでした。そんなダブルでリアリティのない話が実現します。珍しく露伴自身がフォーカスされた物語です。ぜひ映画館で楽しんで頂ければと思います。


※改行位置も含め原文ママ


【作品情報】
■映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
5月26日(金)ロードショー
公式サイト:kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp
出演:高橋一生 飯豊まりえ
原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(集英社 ウルトラジャンプ愛蔵版コミックス 刊)
監督:渡辺一貴
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔/新音楽制作工房
人物デザイン監修・衣装デザイン:柘植伊佐夫
製作:「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」 製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、NHKエンタープライズ、P.I.C.S. 
配給:アスミック・エース


<ストーリー>
「この世で最も黒く、邪悪な絵—」。その謎を追い、特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴はフランス・ルーヴル美術館を訪れる。そこには数々の恐ろしい出来事が待ち受けていた…。観る者を深淵なる世界へと誘う極上サスペンス。


© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

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