2023冬アニメ「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」インタビュー！立花理香（コレット役）、前田佳織里（サビーネ役）が語る作品の魅力と、老後に備えていること!?

2023年1月より放送がスタートするTVアニメ「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」。両親と兄を事故で一気に失い天涯孤独になった少女ミツハは、謎の存在から「こちらの世界」と「異世界」を行き来できる能力を与えられる。そしてミツハは、老後に備えて「異世界転移」能力を駆使し金貨8万枚＝20億を貯めることを決意するという作品だ。

ミツハが異世界で初めて出会う8歳の少女・コレットを演じるのが立花理香さん。そして、ゼグレイウス王国第3王女であり、ミツハになついているサビーネを演じるのが前田佳織里さん。

しかも前田さんは、本作のオープニング主題歌「光ったコインが示す方」を担当することになり、アーティストデビューもはたすなど、それぞれ重要なポジションで作品にかかわってくることになる。

そんなお2人に、作品の魅力と楽曲について話を聞いた。

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ーー原作や台本を読んでいかがでしたか？

立花　「異世界に行ったのに、やることがお金稼ぎで本当にいいの？」って思いながら読み進めていったんですけど、めちゃめちゃ面白かったです（笑）。でも、何か必要な能力があるかと聞かれて、言語を習得する能力をチョイスはしないだろうと思ったので、その時点で、先々のことを考えて判断している主人公のミツハ（CV.長江里加）は聡い人間だなぁ、絶対に敵には回したくないなぁと思いました。

ーー実は言語能力って、異世界モノで一番大事ですよね。

立花　そうですよね。お金を稼ぐと言っても、ただ真面目に働いて稼ぐのではなく、ミツハは異世界転移と言語能力を駆使し、あの手この手で稼いでいくので、次はどんな手でくるのかっていうところは面白いし、魅力だと思いました。

前田　ミツハが異世界へ行き、そこで妥協せずにいろんなことを考えながら物事を切り開いて自分の道を突き進んでいくところが、とても面白い作品だなぁと思いました。現実世界にある道具やアイデアを、異世界で転用というか、リニューアルして持ち込み、みんなが喜ぶことをしつつ、したたかにお金を稼ぐところがとても面白いです（笑）。ミツハは頭がいいんですよね！

原作もテンポがよくて、崖から落ちて異世界へ行き、そこでコレットちゃんに会って、そこから旅に出る。展開も早いしテンポ感がいいので、観ていてとても楽しめると思います！

コレット役・立花理香さん

ーーちなみに作品を見て、これならお金を稼げるぞ！みたいな学びはあるのですか？

立花　この手があったか！とは思いますけど、実際に、たとえば銃の使い方を学びに行ったりする行動には移れないと思うので、物を売り買いして儲けるくらいしかできないかなぁ……。

前田　本当にそうですよね！　ミツハはすぐに行動に移せるんですよ！　こうできたらいいのになと思ったとしても、それを実行できる人って限られていると思うんです。そこでスキルを身に付けていくミツハを見ていると、こういう人が英雄になっていくんだろうなって思います（笑）。異世界モノでありながら、大河ドラマを見ているような気持ちになるというか。こういう生き方、私もできるようになりたい！って思います。

立花　確かにミツハって、将軍感があるよね（笑）。

前田　智将って感じ（笑）。

サビーネ役・前田佳織里さん

ーー自身が演じるキャラクターについても教えてください。

立花　私が演じているコレットは、ミツハが異世界に転移して最初に出会うやさしい女の子で、素朴な村で暮らしているんです。野草を採ったりしながら、両親と温かく暮らしているんですけど、そんな村で育ってきたからか、野生で生きていくたくましさみたいなのが備わっていて、小さい体からは想像もできないようなパワーがあるんですね。なので、彼女のパワフルハグには注目です！

前田　かわいいけど脅威ですよね（笑）。

立花　そうなんだよね～。だからハグシーンは見どころだと思います。

ーー異世界語はどうでしたか？

立花　めっちゃ楽しかったです！　異世界語。

ーーそうなんですね！　ほかの作品で同様の演出があると、イントネーションとか発音が難しいと聞くことがありますが。

立花　ひとまず私が思う発音でやってみたんですけど、あまり異世界語にリテイクはなく、受け入れていただけてよかったです。

ーー前田さんはサビーネ役ですね。

前田　お姫様で、ゼグレイウス王国の第３王女なんですけど、見た目からして、こんなお姫様いるのかな？っていうくらいかわいいんです。でも、子供らしさもあって好奇心旺盛。そして、かわいいだけでなくあざとさや小悪魔感があって、周りを動かすお姫様ってこういう感じなんだなって思いました。

この子のために何かしてあげたい！と思わせるような魅力があるんですよね。ただ、ミツハとのからみのシーンや登場は少しあとなので、楽しみにしていただければと思います。

ーー前田さんは、オープニング主題歌「光ったコインが示す方」も歌われているんですよね？

前田　はい。このたび、アーティストデビューをさせていただくことになりまして、本作の主題歌を担当することになりました。本当にありがとうございます。自分にとって歌というのは原点だったので、表現としてずっとやりたいと思っていたことなんです。

こうやってデビュータイミングでアニメのオープニング主題歌が担当でき、作品に携わることもでき、本当に夢はかなうんだなと思いました。私も原作を読ませていただいたうえで歌っているので、オープニングの映像がどのようなものになっているのか、今から楽しみです。

ーー夢がかなう、というのを感じさせてくれる曲ですよね。

前田　でも、ただ夢物語を歌っているわけではなく、夢をかなえるためには確実にしなければいけない努力があって、そうやって積み上げてきたものが大事なんですよね。それで初めて夢をつかめるんだよっていうことを歌っているので、それはミツハが言っていることにもつながると思いました。歌からもそれが伝わってくれれば嬉しいです。もちろん自分にもリンクする歌にはなったと思います。

立花　楽しみ～！

前田　私も、ドキドキです。

ーーちなみに老後に備えていることってありますか？

前田　いきなりですか！（笑）何だろう、全然ない！

立花　まだ、そんな歳じゃないでしょ（笑）。

前田　今を必死に生きてます（笑）。でも、夢はあって、縁側でお茶をすすりながら猫を飼いたいです！

立花　そうなんだ（笑）。私は老後に備えているわけではないけど、いろいろなことは経験しておこうと思いますね。いっちょかみでもいいから、いろいろなことに触れて、おばあちゃんになろうと思っています。

前田　素敵！

ーーでは最後に、アニメを楽しみにしてくれている方へメッセージをお願いします。

立花　お金って欲しいじゃないですか。そんなあなたにおすすめのアニメです（笑）。

でも、お金を稼ぐだけではなく、何か問題を解決するにあたって、こうしたらいいんだっていう、ひらめきのヒントみたいなものが、この作品にはあるんです。それにテンポもすごくいいので、頭を空っぽにして観ていただいても、スカッとすると思います。ぜひ観てください。よろしくお願いします！

前田　観ていてとても勇気をもらえるん作品です。異世界とか知らない場所に行っても、ミツハのように楽しむ心や探究心、そしてアイデアを持って常に前に向かうことを忘れずにいれば、どんなことでも成し遂げられるのだなと思いました。お金を稼ぐって大変なことだよなぁ、仕事って大変だよなぁって思うことはありますが、小さい頃って、将来こうなりたい！って夢があったと思うので、そういう初心に返れるような作品でもあると思います。自由な発想をすることで無限大の可能性が広がるんですよね！

そして私事ですけど、アーティストデビューをして、オープニング主題歌もを担当させていただけるということで、本当に大切な作品になりました。ぜひぜひ応援していただけたら嬉しいです。