【ガンプラ塗装の必須アイテム!】「神ふで ショート 泡だたん筆」&「神ふで 筆洗」レビュー──筆塗りビギナーにおススメ!【The工具道!第8回】
こんにちは、カリヤスです!「The工具道!」第8回となる今回は、ゴッドハンドから発売中の「神ふで ショート 泡だたん筆」「神ふで 筆洗」をご紹介したいと思います!
突然ですが皆さん、筆塗りしてますか? 「やってみたいけど筆塗りって何か難しそう……」、「缶スプレーとマーカーで塗ったことはあるけど、筆塗りはまだやったことがない!」っていう方もきっと多いんじゃないかと思います。
そんな筆塗り未体験のモデラーにオススメしたいのが、ゴッドハンドから新発売された「神ふで ショート 泡だたん筆」と「神ふで 筆洗」。うまく使いこなして、楽しく筆塗りデビューしちゃいましょう!
筆塗りの基礎知識
まずは、筆塗りをするメリットについて知りましょう。具体的には以下の通りです。
・気楽に、低コストで塗装に挑戦できる
・細かい部分の塗装に向いている(繊細な迷彩塗装や文字を書いたりもできる)
・筆の種類をうまく使いこなせば、そこそこ広い面積を塗りつぶしたり、マーカーでは届かない隙間なども塗装可能
・気軽に塗料を混ぜて自分だけの色を塗れる
といったところでしょうか。ちなみに、デメリットは
・広すぎる面積の塗装にはあまり向いていない
・塗料の特性や筆の種類、塗り方を考える必要がある
・塗りムラができることがある
などがあげられます。
上記を踏まえたうえで、やはりメリットのほうが多いと私は思います。なので、ぜひ筆塗りに挑戦してみましょう!
筆は、種類も値段もいろいろ。まずは、模型用コーナーで気軽に買える物を!
■筆塗りで必要なツールとコスト
筆塗りに必要なツールは、いたってシンプルで、
・筆 (平筆、面相筆、スミ入れ専用筆などいろいろあります)
・塗料 (水性、水性アクリル、エナメル、ラッカーなど、これまたいろいろあります)
・筆洗い用のビンやカップ (100均のクラフトコーナーなどでも購入可能)
・塗料を希釈、洗浄するための専用溶剤 (水性の場合は必要なし)
・その他、筆塗り用便利ツール (パレットや筆のりなど。慣れてきたら買い足していきましょう!)
だけです。ちなみにコストですが、初心者用の数本入り筆セットが数百円程度で買えますし、ビンやパレットは不要になった食材の容器などでも十分。塗料も、タミヤアクリルや水性ホビーカラーなどのビン入り塗料はひとつ100円程度で買えますので、最低限の塗装だけ楽しむなら1,000~2,000円ぐらいあれば十分です。
金欠の人は筆、塗料(水彩絵具)、ビンやパレットなどの全てを100均で揃えることも可能。こちらは、ダイソーで購入した「ジェルネイル用ブラシ」で、文具コーナーではなくメイクコーナーで見つけたものです。
毛先はギザギザ。最安の筆だとどのぐらいきれいに塗れるか、この後検証します!
神ふでって?
「神ふで」はゴッドハンドが展開している模型用の筆のシリーズで、基本の平筆や面相筆だけでなく、斜め筆、ドライ筆やつんつん筆など、模型を塗装する際の、いろいろなシチュエーションで活躍してくれる、「痒い所に手が届く」製品が、多数ラインアップされています。
ツール自体のクオリティのa高さはもちろん、サイズも充実、洗浄やメンテナンス用のツールもあるので、筆塗りモデラーはぜひ公式サイトをチェックです!
今回レビューするのは、新発売された「神ふで ショート 泡だたん筆」。毛の密度が高いので空気が入りにくく、塗料が泡立たず塗りムラができにくいスグレモノ。ミニサイズのフィギュアやパーツをササッと塗りたい時に活躍してくれます。
- 神ふで ショート 泡だたん筆
- 公式価格:1,320円(税込)
- メーカー:ゴッドハンド
穂先から柄の端まで約95mmと、かなりのミニサイズ。今まで見た筆の中で一番コンパクトです。
毛先は美しくそろえられた、平筆タイプ。特殊加工の高品質ナイロン(PBT)毛を採用しているので、毛が根元から曲がってしまっても90℃以上のお湯で元の状態に戻すことが可能です!
実際に使ってみた!
塗り心地を確認するため、泡立ちのできやすい凸モールドの入ったプラ板と、水性サーフェイサー(ホワイト)を塗った1/35の兵士フィギュアを使って実験してみました! ちなみに、プラ板は左半分を、先ほど紹介したダイソーのジェルネイル用ブラシで塗装して差を比較しています。
※今回は実験なので希釈せずにザックリと塗装しています。実際に作品を仕上げる場合は、溶剤を使って、薄く何度も塗り重ねることできれいに発色します。
まずは、プラ板。ジェルネイル用ブラシで塗った左側は、ところどころに気泡が残って乾燥してしまいましたが、泡だたん筆で塗った右側は泡立っていませんね!
結論:やはり、筆先の質のいい泡だたん筆に軍配が上がりました。ジェルネイル用ブラシはきれいに塗装するのでなく、ギザギザした毛先をいかして、ドライブラシなどで使うのに適しているかもしれませんね。
続いて、1/35の兵士フィギュア。
泡立ちやすい凹凸部分も、きれいに塗ることができました! 泡だたん筆は柄が短いので使いやすく、軽くてストレスもたまらないので、ミニフィギュアの基本塗装にはピッタリと言えるでしょう。
■塗料について
ちなみに、今回使用した塗料は水性アクリル系の「水性ホビーカラ」ーのデイトナグリーン(光沢)。値段も安く、カラーバリエーションも充実している水性ホビーカラーは筆塗り、エアブラシのどちらでも活躍してくれるオススメ塗料です。
水性アクリル系塗料と水性塗料は似ていますが、別の種類なので注意しましょう。前者はタミヤアクリルや水性ホビーカラーが有名で、希釈には専用の溶剤が必要です(水で希釈するとうまく塗装できません)。後者は水性アクリジョンやファレホが有名で、水で希釈して塗装できます(専用溶剤を使うことも可能)。共通しているのは、どちらも「乾燥前なら水洗いできる」、「刺激臭が少ない」こと。
ちなみに、ラッカー系は塗膜の強さ、エナメル系はムラのできにくさがメリットですが、どちらも刺激臭が強く、水を使うことができません。初めての塗装には、気軽に水で洗浄できる水性アクリルや水性塗料がよいと思います!
「神ふで 筆洗」を使ってみた
そして筆塗りで必須な洗浄用のビンですが、「神ふで」シリーズからも専用のビンが新登場しました!
前述のとおり、洗浄用のビンは食品の入っていたビンや100均の物でも十分なのですが、意外とちょうどいいサイズが見つからなかったり、バランスが悪く倒れやすかったりするんですよね。しかし、今回ご紹介する「神ふで 筆洗」は……
・底になめらかな丸みがあるので、穂先が折れ曲がりにくい
・ガラス製で厚底、かつ適度に重量があるので、うっかりぶつけて倒してしまう事故を防げる
・フタも付属するので、一時的な作業中断も問題なし
といったメリットがあるので、筆塗りモデラーならマストバイ!なクオリティなんです。
- 神ふで 筆洗
- 公式価格:770円(税込)
- メーカー:ゴッドハンド
きれいに水洗いできました。サイズもコンパクトでいい感じ! そして、水洗いした後の筆はウェスやペーパーでやさしく水気を吸い取り、毛先の形を崩さないようにして保管しましょう。筆は筆先が命ですので、塗料がガチガチになる前に、しっかりていねいに洗ってあげるのがポイントですよ!
ほかにも、「神ふで」シリーズからは、きれいに吸水してくれるウェス「筆おもい」や、落としきれなかった塗料をしっかり洗浄してくれる「ブラシメンテクリーナー」、クセが付いてしまった筆先を元通りにしてくれる「筆のり」などのさまざまなツールが発売されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
さて、いかがでしたでしょうか? 筆は消耗品ではありますが、今回紹介した「泡だたん筆」のように良質の筆は、ていねいに使えばずっと使い続けることができるのでコスパも抜群。いい筆を買い揃えて、楽しく筆塗りしちゃいましょう!
プレゼントキャンペーン概要
<賞品>■「神ふで 筆洗」を抽選で1名様にプレゼント!
- <応募要項>
- ・応募期間:2023年1月13日(金)~2023年1月20日(金)23:59
- ・当選人数:1名様
- ・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
- ・賞品発送:順次発送予定・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付
- <注意事項>
- ・応募には会員登録(無料)が必要です。
- ・応募はひとり1回に限らせていただきます。
- ・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
- ・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
- ・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
- ・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
- ・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
- ・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
- 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
- 不正なアカウント(同一人物の複数アカウントなど)を利用して応募した場合
- ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
- ご登録いただいたご連絡先・ お届け先情報の不備により、賞品がお届けできない場合
- 賞品お届け先ご連絡締切日までに、ご連絡いただけなかった場合
- ご応募に関して不正な行為があった場合
<ライター情報>
Kariyasu☆(カリヤス)
エンタメ、ホビー系ライター。模型、ジオラマ、フィギュアなどが大好物で、プラモデルやミニチュアの作例のほか、工具レビューや各種取材を担当。エアブラシより筆塗りすることのほうが多いです!
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