【MODEROID「ダイオージャ」レビュー後編】これぞ最強ロボの風格! 合体とアクションを見事に両立する傑作キットを泰勇気が徹底レビュー!
社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!
コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。
というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第71回スタート!
泰勇気の週末プラモ 第71回 MODEROID「ダイオージャ」後編
というわけで、3体のロボットを紹介した前編に続いて、合体したダイオージャを紹介していきましょう!
ミト「クロォース! トライアーングル!」
背中のウイングとダイオージャ頭部パーツを外します。
残ったエースレッダー本体から……
一度ボディを上下に分割し、内部フレームごと両腕を取り外します。
太ももを脛側に収納し、つま先を下へ伸ばします。(本当はこの段階で胸部の家紋マークをどんでん返しするのですが、今回は劇中シーン再現ということでそのままにしてあります)
腹部から下をエースレッダーの背中に取り付けます。これでエースレッダーの合体準備が完了。
アオイダーは脚部の「形状重視パーツ」を取り外した状態からスタート。胸部のスペードマーク、ウイング、頭部から腕部にかけてのパーツを取り外します。
まずアオイダーの両足が接続されているアームを下方向へ引き出します。次に、アオイダーの上下を反転させて、両足を左右に大きく開きます。
アオイダーの股関節部分を回転させつつ、ダイオージャの両腕の位置へ。アオイダーの脚部を縮めて合体準備完了。
コバルターは両腕前腕、頭部、ウイング、胸部マークを取り外します。
コバルター腰部の装甲を取り外し、上下を逆にし、つま先を伸ばします。そしてコバルターの前腕の代わりに、ダイオージャの足の甲パーツを取り付けます。
左右に分割。つま先を合体位置に回転させます。
コバルターの腰部装甲をダイオージャの膝の位置へ再び取り付け、ふくらはぎ、かかとのカバーパーツを取り付けます。
コバルターの左右のパーツを、ダイオージャ股関節パーツで接続して合体準備完了。
これで3機のメカの合体準備が整いました!! それではいよいよ合体!!
エースレッダーの下からアオイダーを……
合体!
アオイダーの胸部(ダイオージャの腰)にコバルターを合体!
3機のウイングユニットは一部差し換えて……
合体して、ひとつのウイングに!
エースレッダーの腰に、合体したウイングを取り付けます。
ダイオージャ用の手首を取り付けて……
エースレッダー頭部両サイドの装甲を取り外します。
そして、両肩には先ほどのものとは別の、可動式の装甲を取り付けます。
そしてダイオージャの後頭部に飾りを取り付け……
胸部の家紋をどんでん返しすれば(実際はアオイダー合体前にひっくり返します)
ミト「ダイオーーーーージャ!!」
ダイオージャの完成です! 昨今のロボットではなかなか見ることのできないこの風格!まさに最強ロボ。
分離状態の3機の色分けが完璧だったので、当然この形態での色分けもほぼ完璧! アニメのマジックによる色の変化はそりゃ再現できないので、この形態で固定とするのなら塗装してしまうのもいいでしょう。今のところプラキットに採用できるような「色が変化する素材」は開発されていませんからね!
エースレッダーの下半身と、合体したウイングを背負っている状態がどこか玩具的で、これはこれで好きです。
とはいえ横から見るとご覧の厚みとなってしまううえに、スタンド接続ジョイントが使えません。そこで、スマートに仕上げたいという方には、ちゃ~んとそれ用のパーツも用意されています。
重なり合っていたウイング部分を、「1枚」になっているものと交換。これでよりアニメらしい形状になりました! 玩具好き、アニメ好き、両方に応えてくれる嬉しい配慮! そして、これで腰のジョイント穴にスタンドを接続することができるようになりました。
それでは、ここからダイオージャのディテールをチェックしていきましょう。
エースレッダーの頭部にあった装甲が肩に移動、そして大きな飾りがついたことで頭部の印象は大きく変わりました。頭部が小さくなったため、より巨大感が出ています。
胸部はほぼエースレッダーのままなのですが、アオイダーの機体色が来ることで、これまた印象がガラリと変わっています。
腹部から腰部はアオイダーの腹部と胸部が逆さになった部分。ここに「逆さまになったロボットがいる」なんて気づきません。腰部両サイドのブロック状のパーツは、コバルターの足首パーツが露出してます。アオイダーに収まりきらないであろうコバルターの足首をこのように処理するとは! と驚きました。
コバルターの力強い胸部を形作っていたダイオージャの足首。見たまま、安定性は抜群です。
ふくらはぎのカバーパーツの一部は、シールによる色分け。踵のカバーパーツもメカっぽい分割ラインでの接続となっているのはありがたい。
頭部の可動はエースレッダー譲りなので、よく動きます。
肩の装甲は可動式である程度跳ね上げられるので、腕を上にあげることも可能。水平方向へも90°くらいまで余裕で持ち上げられます。
肘は90°弱ほど。二の腕でロール回転。
手首はボールジョイント接続なので、スナップや回転が可能。ほかの表情の手首との交換も容易です。
腰部はこのデザインであるにもかかわらず、工夫された関節によって、このように前後開脚できます。
さらに股関節の接続部の可動の恩恵で、このように脚部の位置を左右別々に下げることもできます。
左右開脚はなかなか優秀です。
太ももの上でロール回転。おかげで素立ちもかっこよく決まります。
膝の関節は軽め。ふくらはぎカバーを取り外してしまえばもう少し曲がるのでしょうが、形状的にちょっと貧弱になってしまうから、このままで楽しむことにしました。また膝の部分でもロール回転が可能。
足首も意外とよく動きます。前後可動、横方向(内側に深く曲がります)、回転もできます。
合体をこなしつつ、ここまでのアクションポーズがつけられます。
エースサーベル、スピア・アクス、ハンマー・スティックは一部のパーツを交換して合体させることで、
ダイオージャ・ジャベリンにすることができます。
3機のロボットの手持ち武器を繋げたことで、ダイオージャの身長を軽く超える長さのジャベリンになりました。
ジャベリンが長いのと両腕の可動のおかげで、このように両手で持たせることも可能。
スタンドを使えば、多少無理な姿勢でもポージングが楽しめます。
長大な武器はこうして大きく振りかぶると迫力があります。
もちろん「雷鳴剣」も付属。胸部から変形する盾は、別パーツで付属。盾を構える時には胸部にご覧のパーツを取り付けます。
盾には、雷鳴剣抜刀を再現するためのジョイントパーツを取り付けることができます。
ミト「雷鳴剣!!」
雷鳴剣の柄の部分に刃を取り付けて持たせます。
ミト「余の正義の刃を受けてみろ!」
ミト「電光雷鳴崩しぃ!!」
両手で雷鳴剣を持たせることもできます。
さて、今回もここまででかなりの画像枚数となったので、「プラスひと手間」はちょっとだけ。武器にシルバー。家紋にゴールドを塗装するのみにとどめておきました。
やっぱり家紋は「金色」じゃなくちゃね! 本家「水戸黄門」の印籠も、葵の御紋は金色のイメージだしね。
そしてジャベリンと雷鳴剣の刃の部分はシルバーで塗装。質感的にはキラっとさせたほうが「刃」って雰囲気がするので、お手軽塗装をするならここは塗っておくといいでしょう。
コバルターの鉄球部分も「アイアン」とかで塗るべきでしたね! 胸部のマークは、やはり金色が映えます。注意ポイントは、黄色いパーツ全部を金色にしてしまうと今度はちょっとケバくなってしまう点です。色選びや部分塗装箇所は、よく考えて試してみてください。
「最強ロボ ダイオージャ」は基本的に1話完結形式の作品なので、1クールずつインターバルを挟みながら放送しても物語に大きな支障はなさそうですから、突然テレビで再放送されたりしたら嬉しいですけどね~。若い世代の方たちには、1980年代に放送されたロボットアニメ群が1周回って新鮮に見えるんじゃないでしょうか。
出演してらっしゃる役者さんたちもものすごい方々ばかりで、多くの出演者の皆さんが、放送から40年以上経ってもバリバリの現役というところにも、本当にエネルギーを感じます。
エネルギーといえば、2023年1月14日と15日にはグッドスマイルカンパニーの「メカスマ」ブランドの新アイテムが発表されました。その数40アイテム!! これは今後も作る側、買う側ともに猛烈なエネルギーを必要としそうですね!
今回のダイオージャ的な王道ロボットの中からは、合体ロボットの「ゴライオン(VOLTRON)」がラインアップ。こうなると近い時期に放送されていたロボットの、アレやコレも今後キット化されていくのではないかと期待がふくらみます!
ちなみに、先日まで期待のプラキットシリーズ「MODEROID」と、完成品玩具「THE合体」の商品化希望アンケートが実施されていました。
私はですね、ここに書かねばならぬ名前があったわけですよ!! その名は
「ダンクーガ ノヴァ」
すでに今回の投票期間が終わってしまいましたが、次の機会には皆さんの貴重な一票を、よろしくお願いいたします!
なにとぞ、なにとぞぉぉぉ!!
【商品情報】
■MODEROID ダイオージャ
・メーカー:グッドスマイルカンパニー
・価格:7,900円 (税込)
・発売中
・仕様:組立て式プラスチックモデル
・ノンスケール
・全高:約180mm(頭頂高)
・原型制作:U-TOM
・構想デザイン:さんぼんづの(スタジオGS)
【泰勇気の出演情報】
・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)
・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション
・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)
©創通・サンライズ
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