【MODEROID「ソルΣグラヴィオン」レビュー後編】ゴッドグラヴィオンと組み合わせて、炎皇合神ソルグラヴィオン参上! 声優・泰勇気がこだわりレビュー!

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第73回スタート!

声優・泰勇気の週末プラモ 第73回 MODEROID ソルΣグラヴィオン 後編

前回は各メカと合体シークエンスのご紹介をしましたが、今回はお待ちかねのソルΣ(シグマ)グラヴィオンを徹底的にレビューしていきます!


まずは少し寄ってみました。パーツの構成はおおむねゴッドグラヴィオンと同じなのに、各メカのデザインが異なることもあり、たくましさが増しています。

背面。ボディと四肢のメリハリが際立ち、「これぞスーパーロボット!」体型といったところでしょうか。

胸部中央のクリアパーツの内側のメカ部分など、塗装済みパーツやシールがあるおかげで、上半身の配色はバッチリ再現されています。

ヘルメットを被ったことでシルエットが大きく変化しましたが、顔はグランΣのままであることがわかります。

可動範囲ですが、グランΣの可変ボディだと肩の可動に大きく制約が生じてしまうため……

可動重視ボディと、形状重視の手首とを交換してみましょう。

握り拳を比較してみました。右が変形用で、左側が形状重視用拳です。ひと回り大きくなりましたね。

グランΣ上半身と手首を交換した姿がこちら。肩の角度などを調整できるようになったので、少し立ち姿の印象が変わりました。

頭部や股関節など、一部の可動についてはグランΣと変わらないため省略しつつ、ソルΣグラヴィオン形態での可動範囲を見ていきましょう。

肩はボールジョイント接続になったので、圧倒的に可動範囲が広がりました。

肩はボールジョイントなので、前後へのスイングも可能です。

肘は二重関節ですが、デザイン上90°くらいまで曲げられます。

手首はボールジョイントなので、グリグリ可動。

実は膝もグランΣの時とほぼ変わらず、ここまで深く曲げられます。

足首接続はボールジョイント。つま先を下に少しだけ閉じることができます。接地性はなかなかよさそうです。

グランΣのジョイント接続穴を使えば、浮遊状態でのディスプレイも可能。右手を平手に交換してみました。

ソルΣグラヴィオンの登場シーンは少なかったのが惜しいですね~。

ゴッドグラヴィオンとの「あの名シーン」を再現。本当はグッドスマイルカンパニーオンラインショップでMODEROID「ソルΣグラヴィオン」を購入していれば、このシーンを再現するための「握手専用手首」がもらえたのですが、今回は入手できず! それでも一応それらしく見えるでしょう?

超重剣を持たせる時は、胸部パーツを取り外します。武器持ち手は左右とも付属しています。

サンドマン&斗牙「真!」

「超・重・斬!!」

アニメのシーンを再現。ひと振りの剣を、2機のロボットに同時に持たせるのはちょっと難しかったです。

また今回のキットには、ゴッドグラヴィオンが超重剣を使用する際に装備していたマスクのパーツも付属。

もちろん超重剣は、ゴッドグラヴィオンに持たせることもできます。これで第1期後半の雄姿を再現できるようになりました。

世が世なら、こんなダブルの「エルゴ・エンド」も見られたのかもしれませんね。

さぁ! 続きまして、グランΣ部分をグランカイザーに交換した「炎皇合神ソルグラヴィオン」の姿をご覧いただきましょう! アニメ第2期の途中よりこの姿で戦うことになり、グランΣはサンジェルマン城の動力として使われていました。


それでは何枚か、シーン再現に挑戦!

「ソルグラヴィトンブリンガー、フレイム・アァァァップ!」

「ソルグラヴィトンクラッシャーパァァンチ!」

「ソルグラヴィトンキャノン! 発射!」

グラヴィトンキャノンは、2か所の可動部で上下に大きくスイングさせることができます。

「ソルグラヴィトンノヴァ!!」

「超重剣!!」

「超・重・ざぁぁああん!!」

はぁ……カッコイイ。まだまだいろいろとできそうですが、あとは皆様の手で!

余っているグランΣにゴッドグラヴィオンのグランディーヴァを合体。これの色違いが先日発売された第3弾のMODEROID「ゴッドΣグラヴィオン」なわけですが、これはこれで印象がまた違いますね。

「ゴッドΣグラヴィオン」については、後日公開予定のキットレビューで遊んでみましょう。

でもやっぱり揃い踏みは撮影しておきたくて……。

ソルグランディーヴァは、Gグラディウスへの合体も可能という設定をどう再現するのかなと思っていたら、台座に乗せて合体を再現するという面白い方法となりました。

うまく乗せれば機体の上にグランΣを立たせることもできますが、どうしても安定性が不安。そこで……

台座に「THEシンプルスタンド」の支柱を取り付けることで……

グランΣを安定して固定することができるようになり、Gグラディウスの上でのポージングの自由度を広げることができました。

もちろんグランカイザーを立たせることもできます。劇中ではこちらでの登場しかありませんからね。

台座にはグランディーヴァもそれとなく搭載が可能。Gドリラーに至っては乗っけているだけですが、こんなifメカを再現することができるのもプラキットの面白いところ。

グランカイザーとグランΣ。構成やスタイルは同じですが、8割以上が別パーツ。見た目でわかる共通パーツは腹部くらいで、ほかの外装パーツはまったくの別物でした。これは意外。

両腕メカの比較。やはりGeoジャベリンのほうがはるかに大きいです。

胸部担当の2機も、Geoミラージュのほうがかなり大きめ。

両脚は、Gアタッカー組のほうが長く、Geoスティンガー組の方がどっしりした印象ですね。

プラスひと手間

今回のプラスひと手間では、ポイントを絞った塗装を施すことにしてみました。

グランΣ以外のメカの黄色い部分をすべて、ガイアノーツのエルドランゴールドで塗装してみました。全部の黄色パーツを金色にすると、もしかしたらケバくなっちゃうかなと思っていたのですがそんなことありませんでしたね。むしろ全身メタリックにしてしまうのもありかもしれません。

胸部の金色は映えますね。金色の塗料は、さまざまなメーカーからいろいろな種類が発売されていますので、ぜひお好みの金色をチョイスして塗装してみてください。

胸部パーツに合わせて、超重剣の柄もゴールド塗装。武器にメタリック塗装は豪華さが増し増しになります。腕のドリルもシルバーに塗装してもよかったな~!

それにしてもまさか「グラヴィオン」がプラキットとして発売し、しかも合体も再現。さらに、はたしてどうやって合体しているのか謎と言われていたアルティメットグラヴィオンまで再現される日が来るなんて、まさに奇跡! その奇跡にこれからも期待していきましょう!(某ノヴァとか……ノヴァとか!)

「ゴッドΣグラヴィオン」のレビューの際には、もちろん「アルティメットグラヴィオン」までご紹介しますからね!

それではまた次の記事でお会いいたしましょう!


【製品情報】

■MODEROID ソルΣグラヴィオン

・メーカー:グッドスマイルカンパニー

・価格:7,500円 (税込)

・発売中

・仕様:組立て式プラスチックモデル

・ノンスケール

・全高:約170mm

・原型制作:Mr.田(GOD BRAVE STUDIO)

・制作協力:瑞穂町デザインチーム

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)
・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション
・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

おすすめ記事