【MODEROID「ソルΣグラヴィオン」レビュー前編】5体のマシンが変形&合体! プレイバリュー満点の注目キットを声優・泰勇気がレビュー!

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第72回スタート!

声優・泰勇気の週末プラモ 第72回ソルΣグラヴィオン 前編

MODEROID「ゴッドグラヴィオン」に続き、ついにMODEROID「ソルΣ(シグマ)グラヴィオン」も登場! 劇中でもその力を遺憾なく発揮してくれたソルΣグラヴィオンでしたが、当初はまさかエィナがパイロットとして搭乗して戻ってくるなんて思ってもおらず、涙した方も多いはず。物語の詳しい内容についてはアニメ本編をご覧いただくとして、今回はMODEROID「ソルΣグラヴィオン」をご紹介してまいります。

パッケージイラストは、この方が描かずに誰が描くのか! 「超重神グラヴィオン」を手がけた大張正己監督の手によるもの。太陽のようにボディが赤く燃え上がるソルΣグラヴィオンが描かれています。

パッケージ背面には今回のキットの説明のみならず、最凶合神アルティメットグラヴィオンの姿も紹介されています。

パッケージイラストの背景は、側面に回り込むほどの巨大さで描かれています。

天面、底面はこのようなデザイン。箱の厚みが尋常じゃありません。

ランナーもご覧の通り大ボリューム。今回も塗装済みパーツあり、クリアパーツありの豪華仕様。

解説書は組立説明書のほかに、合神の解説書など計3部が付属しています。

今回も写真枚数がすさまじくなってしまったので、早速コアになるロボットのグランΣからご覧いただきましょう。

ゴッドグラヴィオンのグランカイザー同様にスマートなスタイル。塗装済みパーツ、パーツ分割、シールにより配色再現もかなりがんばっています。

バックパックのスラスターもちゃんと色分けされています。あまり目立たない背面にも、逃げを感じないこだわりを感じます。

グランΣといえばこの頭部の破損。細かい部分ですが塗装済みパーツになっており、非常に助かります。クリアパーツも各所に配置され、いいアクセントになっています。イケメン!

肩や頭部の羽のような飾りなど、塗装済み個所は多数。特に黒い成型色に白や黄色の塗装を施すのは厳しいので、大変助かります。

あああ

グランカイザーと同様に、合体ジョイントもディテールに組み込まれており目立ちません。

リアスカートの丸一モールドまでしっかり再現。エライ!

可動範囲は頭部から。ボールジョイント接続でグリグリ動かせます。

腕は肩の縦回転で真上まで上がります。水平方向へはおよそ90°まで持ち上げられます。

二の腕でロール回転。肘は90°ほどまげられます。

手首は軸接続による回転に加え、合神時のギミックの恩恵でスナップをきかせることもできます。

肩アーマーは、ここまで畳むことが可能。

胸部で横方向に傾斜。

そして若干の前傾も可能です。

腰部接続部でロール回転。

開脚は前後、左右とも超優秀で、どちらも180°近くまで開くことができます。

股関節の下でロール回転可能。膝は二重関節で、かなり深く曲がります。

足首は変形の恩恵で、つま先を持ち上げる可動個所あり。関節パーツを回転させることで、さまざまな方向へ動かすことが可能となります。

左右の手首には平手も付属。サンドマンの操るグランΣには、シャープでスマートなアクションが似合いそうです。可動範囲に関してはゴッドグラヴィオンのグランカイザーとほぼ同じですね。

肩アーマーが畳めるため、動力炉として格納されていた状態もそれとなく再現することができます。

つづいてGeoミラージュ。Gシャドウとはサイズが大きく異なりますが、大まかな構成は踏襲されています。

機体下面に搭載されている、ソルグラヴィトンキャノンが印象的。

機体下面には、「THEシンプルスタンド」を接続可能なジョイント穴があるので、飛行状態でのディスプレイも可能です。

Geoジャベリン。ゴッドグラヴィオンではGドリラーという地上メカでしたが、本キットでは飛行メカとなっています。空飛ぶドリルとは、なかなかに面白いメカです。

ジェットノズルの四角いパーツは合体接続軸を隠すパーツになっているので、合神時には取り外すことになります。翼のグレーの部分は、シールによる色分けとなっています。

最後はGeoスティンガーとGeoキャリバーですが、ゴッドグラヴィオンのGアタッカーとGストライカー以上に全く同じ形状なので、1機のみご紹介します。機体形状はアタッカーG、Gストライカーのほうがシャープでしたが、こちらはがっしりとした力強いシルエットになっています。

合神時、踵にあたる機体後部にドン!とジェットノズルが配置されています。

せっかくなので、2機を並べてご覧いただきましょう。

機首の下には機関砲の造形も。細かいところも、抜かりなし!

ではでは続いてソルΣグラヴィオンへと合神させていきましょう! と言いましてもアニメで初登場した時にはすでに合神していたので、本稿でも簡単に……。

グランΣの両腕を真横まで持ち上げます。

二の腕で180°回転させ、腕のカバーを開いて手首を収納。カバーを閉じます。

腕を胴体に押し込みつつ、胴体は左右に幅を広げます。

足首はつま先を持ち上げるなどして、合神位置へ。

Geoスティンガー、Geoキャリバーは主翼を畳み、機首を倒します。

Geoジャベリンは、一度ここまで分割。

各部を組み換えて、ジョイントカバーを取り外して合神準備完了。

グランΣの腕部接続部へ左右それぞれ合体。

両腕とも、手首の基部を展開して手首を外側へ回転させ……

再び基部をもとの位置に戻して、Geoジャベリンの変形も完了。

Geoスティンガー、Geoキャリバー機体下面のパネルを開いて、グランΣの脚部の受入態勢を整え……

四角いジョイントをグランΣの脛に差し込み、パネルを閉じてロックします。

Geoミラージュは、頭部カバーと一部フレームを取り外しつつ展開。

キャノン先端に合神用延長パーツを取り付けて、合神形態にします。

Geoミラージュを胸部に合体。

グランΣの後頭部パーツを取り外し、Geoミラージュに搭載されていた頭部パーツを装着させてすべてのメカの合体が完了!

見よ! ソルΣグラヴィオンの雄姿! キャノンまで写真に収めようとするとこんな状態になってしまうほどのボリュームです。

というわけで、後編ではソルΣグラヴィオンをさらに掘り下げていきます!

【製品情報】

■MODEROID ソルΣグラヴィオン

・メーカー:グッドスマイルカンパニー

・価格:7,500円 (税込)

・発売中

・仕様:組立て式プラスチックモデル

・ノンスケール

・全高:約170mm

・原型制作:Mr.田(GOD BRAVE STUDIO)

・制作協力:瑞穂町デザインチーム

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)
・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション
・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

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