【インタビュー】唯一無二の存在感! 早見沙織が2ndアルバム「JUNCTION」をリリース
竹内まりやの作詞・作曲による「夢の果てまで」と「新しい朝(あした)」、そしてみずから作詞・作曲した「Jewelry」と、この1年で3枚のシングルをリリースしてきた早見沙織。いずれのシングルも、都会的かつ、どこか懐かしいサウンド感があり、彼女の指向する音楽が、より明確になってきた感があった。そして、いよいよ2ndアルバム「JUNCTION」がリリースされることに。
特筆すべきは、収録曲14曲のうち10曲が、本人の作詞・作曲であること。楽曲制作全般にも積極的に関わり、今の早見沙織がたっぷり詰まった1枚となった!
1曲目「Let me hear」は、アナログレコードに針を置く音から始まります
──2ndアルバム「JUNCTION」は、早見さんがやりたい音楽が詰まっているという感がありました。ご自身はどう感じていますか?
早見 制作のどの段階にも発見があって、こうしていきたいなというささやかな展望が見えつつ、作業できたように思います。完成したばかりなので、ホッとしているというのが一番の気持ちです。ずっと一緒にやってきたクリエーターさんやスタッフさんとの制作だったので、私から何も言わなくても、「こういう感じ、好きですよね?」って出していただけたものも多かったです。
──早見さんの音楽の方向性を、周りの方もみんなわかっていたということですね。
早見 そうですね。たとえば、「Let me hear」を作詞・作曲・編曲をしてくださった川崎里実さんには、「ミドルからアップのテンポで、ライブでも楽しく歌える曲をお願いします」とお伝えしたら、この曲ができあがってきて。私の音楽の好みや声質に合う曲をクリエーターのみなさまが作ってくだったという感じです。
──通して聴いて、軽快なテンポの曲はシンセの音が目立っているように感じました。
早見 それはあるかもしれないですね。特に倉内達矢さんのアレンジでは、シンセものが多かったように思います。
──エレキギターよりもシンセというところも、早見さんらしい音色なのではないかと思いました。アルバムタイトルの「JUNCTION」は、どういうイメージで名付けたのでしょうか?
早見 アルバム制作中に思いついたタイトルでした。ずいぶん前に作った曲もできたての曲もあり、竹内まりやさんに作詞・作曲していただいた「夢の果てまで」や「新しい朝」があり、私が作詞作曲した曲もありと、曲が各々の道を行っている感じがしたんです。それらを大きくくくってくれるタイトルがいいなと思っていろいろ考えている中で、なんとなく浮かんできた言葉が「JUNCTION」でした。いろいろな道の合流地点でもあるし、そこで終わりじゃなくて、先に繋がっていくというのがすごくいいなと思って、このタイトルに決めました。
──ずいぶん前に作った曲もあるんですか?
早見 はい。自分で作詞作曲して、蔵に入れておいたものが(笑)。5曲目の「白い部屋」と6曲目の「祝福」は、けっこう古いですね。逆に自作の曲でもっとも新しいのは、3曲目の「夏目と寂寥」と12曲目の「Bye Bye」です。
──曲は各々の道を行っているとおっしゃっていましたが、ご自身で作詞作曲されている曲が全14曲中10曲もあって、それが統一感を生んでいるように感じました。もうひとつ、このアルバムを象徴しているのが、1曲目「Let me hear」の始まり方だと思います。アナログレコードに針を置く音が、SEとして付けられていますよね。
早見 あの部分は最初はなくて、普通に曲が始まっていたんです。レコーディングのときにスタッフさんと「この曲が1曲目なら、何か最初にアルバムの始まりを象徴するようなフレージングが欲しいですよね」ってお話をして。結果的にフレーズではなく、アナログ感を足すような形で、川崎さんがあの音を入れてくださいました。
──アナログレコードで聴くのが似合う音色を持ったアルバムで、とても効果的な始まりになっていたと思います。「Let me hear」は曲自体もおしゃれなレトロ感があって。
早見 「Let me hear」だけは、コーラスに私以外の方の声が入っていて、かっこいい曲になったと思います。イントロで針を置いて、どのくらいのタイミングでどんなふうに曲が始まるのかは、トラックダウンのときにいろいろなパターンを試して決めていきました。
──もちろん早見さんもその場にいて。
早見 はい。今回はほとんどの曲で、トラックダウンまで立ち会わせていただくことができました。スタッフのみなさんとわいわい相談しながら、音を決めていくのは楽しかったです。
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