【インタビュー】迷いなんかフッ飛ばせ! 超強力な鈴木みのりの1stアルバム「見る前に飛べ!」

2018年1月にシングル「FEELING AROUND」でソロデビューを果たした鈴木みのり。それから約1年、2018年の終わりに、いよいよファン待望の1stアルバムがリリースされる。タイトルは「見る前に飛べ!」。TVアニメ「マクロスΔ」のフレイア役と、ワルキューレでの活躍に始まり、いろいろなことに体当たりでチャレンジして彼女の、決意がこめられた作品となった。あまりにも目まぐるしく変化する状況に、不安を覚えたこともあったという彼女。それを乗り越えて、表現の幅を手に入れた全12曲。多くのファンに、ありのままの「みのりんご」を受け止めてほしい!

今、このアルバムの曲が歌えて、本当によかったです


──1stアルバム「見る前に飛べ!」のリリースおめでとうございます。アルバムを作るにあたって、最初に考えたことはなんでしたか?


鈴木 まず最初に、アルバムタイトルを決めました。「見る前に飛べ!」と「ヘンなことがしたい!」の2つが候補にあがっていたんです。「ヘンなことがしたい!」は、私がいろいろな場所で「変わったことがしたいんです!」って言い続けてきたことからタイトル候補になって、「見る前に飛べ!」は、「崖から飛び移るときに、下を見る前に飛んでしまうような勢いが大切」という意味で、福田(正夫)プロデューサーのオススメでした。

──その2つから、「見る前に飛べ!」を選んだと。

鈴木 デビュー当時の私の気持ちに近い言葉でしたし、最近もいろいろと悩むことがあって、「考える前にやるしかない!」って気持ちになっていたんです。それにのちのち1stアルバムを振り返ったときに、初心に戻ることができる言葉だなと思って、こっちにしました。

──アルバムには「見る前に飛べ!」と「ヘンなことがしたい!」という曲が収録されていて、ダブルリード曲になっているんですよね。

鈴木 そうなんです。アルバムタイトル曲だけじゃなく、もう1曲リード曲があるってわかっていただきたくて、ミュージックビデオ(MV)は「ヘンなことがしたい!」のほうで作らせていただきました。

──「ヘンなことがしたい!」のMVに関しては後ほどたっぷり語っていただこうと思います(笑)。アルバム全体を見通して、どんな作品になったと感じていますか?

鈴木 曲の幅がとても広いアルバムになったと思います。自分が作詞した新曲が3曲あって、どれも「私は私らしくありたい」ということがテーマになっています。ほかの楽曲にも、私が経験したことだったり、いつも感じていることが入っていて、今の私が歌えてよかったなと思う曲ばかりが並んでいるんです。このアルバムの収録曲は、もっと過去に出会っていったり、逆にもっと未来に出会っていたら、感じ方が全然違っていたと思います。

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