【インタビュー】メンバー自身で演奏もこなす声優ロックバンド、ガールズフィスト!!!! その1st.シングル「Stand Up!!!!」は、シンプルでストレートな楽曲揃い

電撃PlayStationの付録「月刊デンプレコミック」や、電撃ツイッターマガジンほかにて好評連載中の「ガールズフィスト!!!!」。登場キャラクターの奈川芳野は、優等生だが実はぼっちのコミュ障っ子。旅館の娘の白瀬双葉は、超絶ドジでそこに自己嫌悪気味。坂ノ下奏恵は男子受けのいいイケてる子だが、裏では女子から総スカン。クールな藤森月は水泳の元スター選手だったが……。この4人の女子高生がパンクロックに感銘を受けて、自分たちでバンドを結成しようと考えたところから始まる、音楽系4コママンガだ。
マンガと連動して声優ロックバンド「南松本高校パンクロック同好会」が結成され演奏練習を一般公開している。最初は人前で練習すること自体に大いに緊張したそうだが、揃って合わせることができる数少ない機会ということで、今はとても楽しみになっているそうだ。
そんな南松本高校パンクロック同好会の1st.シングル「Stand Up!!!!」が2018年12月12日にリリースされた。飾らない等身大のハイティーン女子の心情を描いている歌詞は、パンクロックというコンセプトもあり、今のアニソントレンドの曲調とは一線を画したノリノリのロックサウンドとの相性もバッチリ。
今回はそんな南松本高校パンクロック同好会のメンバー内山つかささん(双葉役)、奥村真由さん(奏恵役)、古川由利奈さん(月役)に「Stand Up!!!!」の聞きどころや、南松本高校パンクロック同好会の活動への意気込みなどを、かしましくしゃべってもらった。

担当する楽器は、本当に初心者からのスタート


──作中のキャラと同じに、みなさんも楽器演奏をされていますね。

古川 私は、ある日突然マネージャーさんから「ベースできる?」って訊かれて「ピアノなら」って答えたら、「とりあえずベースの練習しておいて」「はい!」って(笑)。そのすぐ後ぐらいに「ガールズフィスト!!!!」の話をいただきまして。「ああ、このための練習だったのね」って(笑)。

内山 まさかの楽器先行!(笑)。

奥村 私はギターに触れたことがなかったかと言うと、そうでもないんですが、ちゃんと演奏できるとは言えない状態でした。それで今も練習をしてるんですけどコードを押さえられないんですよね~。あと手首が痛い! 押さえるのがヘタなので、手首に変な負担をかけてしまって……もう苦戦しております。

内山 私、短大時代にガールズバンドを組んでドラムを担当してはいたんですけど、そのときはゆるく「みんなで合わせて演奏する」楽しさ最優先でした。だから今回は、まず基礎練習を徹底的にやるところから始めました。でもペダルを踏む感覚がまだ下手くそなので、そこが今の一番の課題です。今は左足は、必要な時以外はピクリとも動いてないです(笑)。


──担当キャラに似ているところはありますか?

内山 白瀬双葉ちゃんは、一見しっかりしていそうで抜けていると言いますか……ポンコツさんなんですね(笑)。そこが共感できます。さすがに私は階段をごろごろって転がり落ちたりはしないですけど。むしろそこはかわいらしいなって。自分のキャラなのでちょっとひいき目で見てます(笑)。あと双葉ちゃんは結構、辛辣なんですよね。思ったことを素で言ってしまって、みんながニガニガするっていう。そういうところも、もしかしたら自分と似てるかも?(笑)。

古川 藤森月ちゃんとは、マイペースなところがすごく似てると思います。ある意味で、月ちゃんは自分を持っているので周囲に流されないというか。私も昔からそういう節があったんですよ。私は特定の仲良しグループに属する感じではなくて、そのときの気分でいろいろなところに混じって遊ぶみたいな。なんていうか、ずっと群れてるのが……。

奥村内山 「群れてる」!?(爆笑)。

内山 確かに私は「群れて」ました(笑)。そこに安心を感じてました!

古川 あははは(笑)。その、たまぁ~にひとりになりたいみたいなときが、昔からたぶんほかの人よりも強かったんですよ。そういうところが似てるなぁと思ったり。意外とかわいいものが好きなところだとか。あ、でも「きかにゃい」とかはさすがに言ったことはないです(笑)。

奥村内山 そこがかわいい~~。

内山 ギャップ萌えですよね。

古川 そんな風に、ちょいちょいかわいいのを挟んでくるので、そこがたまらないですよね(笑)。それと私の中で、月ちゃんは歌うときはガラッと雰囲気が変わるんだろうなって……結構、力強く声を出すんじゃないかな? って。だから普段と歌うときのギャップも一番激しいと思います。

奥村 奏恵ちゃんはぶりっ子なんですけど……キャラクター的には普通にかわいいなって思います。私、ぶりっ子は嫌いじゃないんですけど、そこが自分と似てるかどうかというと……。

内山 そういう言いまわしってことは、ちょっとは嫌いなの?(笑)。

古川 あははは。確かに「ちょっとは嫌い」って聞こえる(笑)。

奥村 いやいや(笑)。でも身長はどの子よりも、自分に近いなって思いました! 同性の友だちが誰もいなくなるほどのぶりっ子ではないですけど、私も八方美人になっちゃう節はあって。どの子にもいい顔しちゃうみたいなところがありますね。でも奏恵ちゃんは話が進んでいくにつれて、元気なツッコミ担当みたいになっていってます。

古川 一番精神的にしっかりしてる感じがするよね。そんな奏恵ちゃんをいじくり倒す月ちゃんという(笑)。幼なじみがゆえの、その関係性もよいよね。

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