【本日発売】「AWAY(アウェイ)」プレイレビュー! フクロモモンガとなって、大自然を駆けて飛んで大冒険!

2023 年 5 月 25 日にハピネットからPlayStation4、PlayStation5向けに発売された「AWAY(アウェイ)」のレビューをお届けします。


「AWAY」は、人類が滅んだ後の未来の地球が舞台となっており、文明が衰退し自然が侵食した世界を舞台にしたアクションアドベンチャーゲームで、プレイヤーは巣を追われたフクロモモンガの「ジョイ」となり、家族と助け合いながら安住の地を求めて過酷な大自然にあふれた島を探検することになります。



大自然をたくましく生き残れ!


物語は、過酷な自然の中を父親と母親、そして幼い妹とお互いに支え合いながら生きていた主人公の家族にある日突然に自然災害が襲い掛かり、父親とはぐれてしまうところからはじまります。



父親とはぐれてしまいましたが、生きていくため、母親と主人公の2人で妹を守りながら安住の地を求める旅がはじまります。


そして旅の途中では、滅んでしまった人類の残した痕跡やメッセージを見つけることができ、旅を続けながらそれらを見つけることで、なぜ人類が滅んでしまった謎も少しずつ明かされていきます。



ひと癖もふた癖もあるフクロモモンガを操ろう!


フクロモモンガとなりゲームを進めるため、おなかが空けば食料となるキノコや昆虫を狩って食べたり自然災害や天敵・肉食動物といった脅威から逃げながら冒険を進めていきます。


冒険を進めていくと、時間経過と共に空腹メーターが減っていきます。さらに完全に空腹になるとHPが徐々に減るようになります。また、敵対生物との戦闘や落下などでダメージを受けた場合に体力(HP)を回復するためにも、食事を取る必要があります。食べられる物は、キノコや木の実、ほかにもトカゲや蝶など、食料になる生物などを□ボタン(食べる)を押すことで食べることができます。



ただしトカゲや蝶など動きの速い獲物は、すぐに捕まえることができません。見つけたらまずL2ボタン(照準)を押すことで照準をあわせて〇ボタン(攻撃)を押すことで攻撃できます。獲物を仕留めたらそのまま□ボタンで食べたり、R2ボタン(くわえる)で、持ち運ぶことができ、家族へ持ち帰ることも可能です。



L2ボタン(照準)は、敵や獲物を照準するだけでなく、小さい足場などに飛び移る際にも使うことができます。

ただし、水場や赤いトゲのある植物に触れるとダメージを受けてしまうので、足場の小さい場所では注意が必要です。飛び移るのが難しい場所では、L2ボタンで足場に照準を合わせ、×ボタン(ジャンプ)で狙った位置に安全に飛び移ることができます。

もちろん照準を使わなくても飛び移れますが、アクションが苦手な人は極力使っていくと簡単に進むことができます。



そして、フクロモモンガの最大の特徴と言えば、前脚と後脚の間の皮膜を使った滑空です。本作の最大の特徴は、この滑空飛行を使った移動にあります。

×ボタン(ジャンプ)でのジャンプ中にもう一度×ボタンを押すことで滑空飛行ができます。

滑空中は自力で上昇することはできませんので、着地点を見極めて滑空を開始し、空中で姿勢制御を行いましょう。

フィールドに時おり発生している上昇気流を滑空中にうまく捕らえることで、さらに飛距離を伸ばすこともできます。



野生動物としてとても大切な機能「本能」は、R3ボタンを押すことで発動。冒険を進めるうえで役に立つさまざまな情報を得ることができます。

たとえば、本能を発動中に赤く見える物は危険で、緑は食物など自分の役に立つ物、さらに、行く先を見失ったときには、ルートを示す白い点線が浮かび上がる、といった具合にプレイヤーをアシストしてくれます。
ただし「本能」は、専用のゲージを使用します。ゲージは時間で回復するので、困ったら積極的に使用してみましょう。



家族を守るために、大自然に立ち向かえ!


そんな小さくか弱いフクロモモンガですが、時には強敵に立ち向かわなければならない場合もあります。
安住の地を求めて旅する3匹の前には、サソリやタランチュラなどの手ごわい敵が立ちふさがります。
強敵と相対したら、L1・R1(回避)ボタンで敵の攻撃を避け、相手が疲弊するのを待ちましょう。



強敵は疲れると隙ができるので、そのタイミングを見計らって〇ボタン(攻撃)で反撃しましょう。



しかしこの島には、キツネやワニなど、小さいフクロモモンガではどうあがいても勝てない敵も出てきます。 そういった相手には、逃げるしかありません。諦めてくれるまで息をひそめ、草むらから草むらへ走り抜けたり、木の上に駆けのぼったり、フクロモモンガらしく木から木へと飛び移りながら逃げます。

ちなみに、近くにいる動物に見つかってしまった場合、画面全体が赤くなるため、大型の捕食動物に狙われているときは、表示が消えるまで草むらに隠れていましょう。



家族を守りながら過酷な大自然を生き残るためには、操作をしっかり覚えることが重要です。さまざまなシチュエーションに対応できるよう、ひと癖もふた癖もあるフクロモモンガの操作に慣れましょう。


探索モードで気ままにカタツムリで大冒険!?



本作には、フクロモモンガとして冒険する「ストーリー」モードのほかに、全部で20種類以上の動物を操作して島を冒険できる「探索」モードがあります。


「探索」モードでゲームをスタートすると、プレイヤーは光の玉のような「ケルクス菌」という胞子の状態ではじまります。



ケルクス菌として、島を隅々まで探索してもいいのですが、ケルクス菌は動物に憑依することができるという能力があります。

この能力を使い、島に生息するさまざまな動物を操り、冒険することもできます。

蝶に乗り移ればヒラヒラと飛んで移動することもできますし、トカゲやカタツムリになって地をはいまわることもできます。



乗り移れる動物は全20種以上。中には珍しい動物もフィールドに出現することもあるので、それらを探す旅を楽しむのもおもしろいかもしれません。



と言うわけで「AWAY(アウェイ)」をプレイしてみました。

人間のキャラクターを操作するゲームは星の数ほどありますが、フクロモモンガとして大冒険を繰り広げるゲームは本作だけでしょう。 ほかのゲームではお目にかかれない視点や環境を楽しみながら、常に命の危険が迫る大自然を、時には走り抜け、時には空を飛び、時には捕食されつつ大冒険をする体験は新鮮でした。 

また、さまざまな動物に乗り移れる探索モードでは、カタツムリのあまりの無力さに愕然としたり……と、さまざまな楽しみ方が用意されているのが魅力ですね。

ぜひみなさんも、フクロモモンガとなり、普段と違う視点で人類の滅んだ後の終末世界を冒険し、この世界が滅んだ謎を解き明かしてみてくださいね。



  • タイトル情報
  • AWAY(アウェイ)
  • 発売日:2023年5月25日
  • 価格:通常版2,178円(税込)/デジタルデラックス版3,278円(税込)
  • ジャンル:アクションアドベンチャー
  • 対応機種:PS4/PS5(ダウンロード専用)

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