中毒性の高いバトルとハードボイルドな世界観にシビれる! 美麗ドットグラフィックのデッキ構築RPG「SOULVARS」プレイレビュー
アキバ総研をご覧の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ゲーム買いすぎちゃう系ライターの百壁ネロでございます。皆さまは、ドット絵のゲームはお好きでしょうか? 巧みなドットで描かれたゲームをプレイすると、レトロゲーム好きでなくてもなんとなくワクワクしてしまうものですが、今回はそんな美しいドットグラフィックが特徴的なタイトル「SOULVARS」(ソウルヴァース)をご紹介します。
ドット絵で描かれるSFハードボイルドストーリー! ラノベ好きにはブッ刺さること間違いなし!
「SOULVARS」は、「魂のデッキビルドRPG」というジャンル名が掲げられたタイトルです。デッキビルドというとカードゲームのイメージがありますが、はたしてそれがどうRPGと融合しているのか、そして「魂の」とはいったい……?
真っ先に目を引くのは、やはりそのグラフィック。ドットグラフィックが非常に美しくハイクオリティ! レトロゲームを連想させつつ、サイバーな雰囲気もまとったドットグラフィックは、なめらかにアニメーションしてプレイヤーの目を楽しませてくれます。
というわけで、まずはそんな本作のストーリーをご紹介しましょう。
本作の舞台となるのは、魂をもデータ化することができるようになった、とある世界。しかし、その代償として、突如として現れた“ドミネーター”と呼ばれる異形(いぎょう)によって人々は命を脅かされていました。
そんな世界では、生まれながらにもうひとつの魂オルトソウルを宿し 強いドミネーター耐性を持つソウルベアラーと呼ばれる者たちが、異形たちに日夜対抗していました。その厄災を排除するための民間組織DDO(ディード)の依頼を受けるひとりが、主人公であるヤクモだったのです……というのが、本作のストーリー。SFチックでハードボイルドな雰囲気が漂う独特のストーリーは、ライトノベルや深夜アニメが好きな人には、かなり刺さるのではないでしょうか。
思わずハマる面白さ!カードゲームとRPGが融合した、手札を選んで戦うバトルがアツい!
本作の基本的な流れですが、ダンジョンを探索し、敵やボスとのバトルをクリアしながら、装備品を収集してキャラクターを強化していきます。いわゆるオーソドックスなRPGの流れですが、ひとつ大きく異なる点としては、キャラクターにレベルの概念がないという点。本作では「ギア」と呼ばれる装備品こそが、キャラクターの強化の鍵を握るのです。
それでは本作のメインとなるバトルシステムのご紹介をしていきましょう。
本作のバトルは、非常にユニーク。「ソウルビット」と呼ばれる手札が並び、その中から選んで毎ターン、アクションを行います。ソウルビットは、装備しているギアに紐づいているため、何を装備するかが、カードゲームにおける「デッキ構築」の要素となっているのです。
ではバトルスタート時から大量の手札を使って敵を圧倒できるのかというと、そうではありません。ソウルビットを選ぶためにはAPと呼ばれる行動力が必要なのですが、バトル開始時のAPは、たったの1。つまり、ひとつのソウルビットしか選べないのです。しかしこのAP、敵の弱点を突いたり、ガードをしたりといったさまざまな条件を満たすことで、次のターンのAPを増やすことが可能。常に先を見据えながら行動を選択するという、戦略的なバトルが楽しめる作りとなっているのです。
APが2以上の際、特定のソウルビットの組み合わせを選ぶことで、習得済みの「アーツ」という技を放つことができます。たとえばヤクモであれば、炎のソウルビットを2つ選ぶと炎属性によるサイキックを放つ「ヒートチェイン」が発動し、剣のソウルビットを2つ選ぶと無属性の斬撃を放つ「クロスエッジ」が発動する、といった具合。アーツ発動のために手札を温存しておくか、それとも手札を消費して次のターンのAPを増やすか……といったように、毎ターン、悩ましい思考をじっくりと楽しむことができます。
さらに、敵の次の行動をキャンセルしながらダメージアップが狙える「バースト」や、HPが一定を下回った際に窮地を脱するために変身できる「オルタネイション」など、本作のバトルには数々の戦略が用意されています。すべてを一気に頭に叩き込むには少々複雑ではありますが、これらの要素をうまく使うことでバトルを有利に進めることができるため、バトルに慣れつつ、じっくりと覚えていきたいところです。
やりこみ要素も多数存在! じっくり腰を据えて遊び尽くそう!
本作には、やり込める要素も多数用意されています。
本作で組めるパーティーの人数は、最大3人です。つまり、デッキで言い換えるならば、3つのデッキを構築することができるということ。一般的なカードゲームでは、バトルで使用するデッキはひとつというのが常ですが、本作は3つのデッキを組めるため、非常に幅広い戦略を考えることが可能となっています。これは、ある種のやりこみ要素としてカウントできるボリュームではないかと筆者は考えます。
探索するマップの広大さも、やり込める要素のひとつ。本作のマップは、小さな部屋同士が通路でつながったような構造となっていますが、マップ中には敵やボスがいるだけではなく、アイテムがあったり、話しかけられるNPCがいたりと、豊富な探索要素が用意されています。なかにはNPCからサブクエストを受注することもあり、遊びごたえのある内容となっています。
装備品の豊富さも本作の特徴ですが、装備の中には「エンハンススロット」を持ったものがあります。イメージとしては装備品に穴が空いているような形で、「モジュール」というアイテムをはめ込むことで強化を行うことが可能。自分だけの装備をカスタマイズしていく本要素は、やりこみ要素として十分なボリュームと言えるでしょう。
「SOULVARS」には、ここでしか味わえないユニークなゲーム体験が詰まっている!
というわけで、「SOULVARS」をご紹介しました。
装備品で構築したデッキで敵と戦うという独自性の強いバトルと、ハードボイルドなストーリー、そして味わい深いドットグラフィックが魅力的な「SOULVARS」。とにかく戦略的なバトルを楽しみたいという人や、ほかでは味わえない新しいゲーム体験をしてみたいという人には強くオススメしたいタイトルです。
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