【Steam】夏休みはゲーム三昧 買い逃しはない? Steam新作ゲーム7月発売オススメ紹介!

アキバ総研をご覧の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ゲーム買いすぎちゃう系ライターの百壁ネロでございます。酷暑とも言うべき暑さが続き、まさに夏真っ盛り。こんな時期は、海や旅行もいいですが、涼しい部屋でどっぷりゲームにハマるのも最高ですよね! というわけで今回は、6月後半と7月にリリースされた新作のSteamゲームの中から、オススメのインディータイトルを厳選してご紹介していきたいと思います。

紹介ゲーム
RPGでゾンビ映画体験!?「ゾンビ・オブ・ザ・ドット」
「ちょっと何言ってるかわからないですね」の連続!「狂気より愛をこめて」
かわいいのに本格派!「ゆうえんち夢物語」


誰でも遊べるゲーム設計でありながら、ゾンビ映画を連想させる緊張感と没入感のあるゲームが楽しめる「ゾンビ・オブ・ザ・ドット」。セーブがどこでも簡単にできたり、物語のあらすじを好きなタイミングで確認できたりといった細かな部分に関しても、遊びやすくて好印象でした。ドット絵、RPG、そしてゾンビ映画といった要素にビビッとくるものがある方はぜひ、プレイしてみてください。

  • 「ゾンビ・オブ・ザ・ドット」(株式会社ヒットポイント、KEMCO)
  • ジャンル:RPG
  • 2023年6月27日発売
  • 価格:1,320円(2023年7月23日時点)
  • コピーライト:(C) 2022-2023 KEMCO/Hit-Point/JiroIshii


何を言ってるかわからない4人の男性たちとの恋愛が楽しめるという、唯一無二のコンセプトと世界観が楽しい「狂気より愛をこめて」。クセが強く、かなり人を選ぶ作品ではありますが、ハマる人はとことんハマること間違いなし。気になる方はぜひ、実際にプレイして、私立古詩庵歌羅芽琉院学園に転校してみてください。

3,かわいいのに本格派! 巨大アトラクションも建てられるカジュアルな遊園地経営シミュレーション「ゆうえんち夢物語」

皆さま、最近、遊園地やテーマパークには行きましたか?
日常から離れた非日常体験は気分をリフレッシュさせてくれるものですが、ご紹介する「ゆうえんち夢物語」は、そんな遊園地を題材にした作品です。



本作は、かわいらしいドットグラフィックと中毒性の高いゲーム性で人気を博すゲームメーカー「カイロソフト」が手がけるシミュレーションゲームです。これまで、学校やデパート、回転寿司屋やキャンプ場など、さまざまなテーマの経営シミュレーションゲームを世に送り出しているカイロソフトが、満を持してリリースした夢の遊園地経営シミュレーションということで、期待が高まる一作となっています。

ゲームをスタートしてまず目を引くのは、カイロソフトのお家芸とも言えるハイクオリティなドットグラフィック。今作は舞台が遊園地ということもあって、全体的にグラフィックがポップに彩られており、見ているだけでもワクワクが止まりません。



本作は、魅力あるアトラクションを設置して、多くのゲスト(お客さん)でにぎわう遊園地を経営するシミュレーションゲームです。提示されるさまざまなお題をクリアしてランクアップしていき、最高位となる「5つ星」遊園地を目指すというのが本作の目標。13年目の冬の終わりでエンディングを迎えるため、それまでに5つ星遊園地にできるように経営していきましょう。

経営シミュレーションゲームというと、要素や覚えることが多く複雑そうなイメージを持つゲーマーもいるかもしれませんが、本作はプレイヤーの秘書「庭間パー子(ていまぱーこ)」さんがひとつずつていねいに説明をしながらサポートしてくれるので、誰でも安心して気軽に楽しむことができます。このカジュアルさ・わかりやすさも、カイロソフトの経営シミュレーションの特徴であり、人気の秘密のひとつなのです。

ちなみに、プレイヤーをサポートしてくれる秘書キャラクターの名前がちょっと笑えるネーミングだったり、ゲームのそこかしこにクスッと笑える脱力系のテキストが見受けられるのも、カイロソフト作品定番の魅力ポイントだったりします。



ゲームの流れは、まず、アトラクションをどんどん設置していくところからはじまります。そのあとは、園の周囲の拡張工事をしていきます。駐車場を整備することで来園が増え、お金に余裕が出てくるので、そちらも忘れずに。そして、ゲストが出す「要望」というミッションをクリアしていくことでお金や、ゲストの感情を表す「ポイント」を獲得していき、それをもとにさらなる施設やアトラクションを設置たり、「研究」を行ったりして、アトラクションのレベルを上げていきます。



上記のアクションを繰り返していきながら、園を大きくし、たくさんのアトラクションやショップを設置して、園の人気を高めていくというのが、本作の基本的な流れです。

最初は小さな遊園地が、次第にどんどんにぎやかになっていく様子は、見ていて楽しく、「次はあれを建てようかな」「この辺に新しいアトラクションを置きたいな」というように、自然とやりたいことが次々に浮かんできます。そして、気付けばどっぷりとハマり、プレイが止まらなくなってしまうのです!

この中毒性の高さこそ、カイロソフトが手がける作品の最大の魅力であり、そして “魔力”なのです……!



本作には「トランポリン」「メリーゴーランド」「コーヒーカップ」などなど、遊園地でおなじみのアトラクションが多数用意されており、ゲームを進める中でどんどん建設可能なものが増えていきます。なかでも、ゴーカートやジェットコースターなどのアトラクションは、ただ設置するだけではなく、自分でコースを設定することもできます。園の敷地の状況を考えつつ、ゲストが最大限楽しんでくれるようなコースを考えるのは、悩ましくもありながら楽しい要素。現実の遊園地ではありえないようなすごいコースを作ってみる、なんて楽しみ方もアリかもしれません。



ドットで描かれたかわいらしいゲストたちが、自分の作り上げた園内を歩き回り、ショップでお買い物をしたり、アトラクションに乗ったりする様子を眺められるのも、本作の大きな醍醐味のひとつ。しかしそれだけではなく、本作のゲストたちはゲーム内のSNSに遊園地の感想を投稿してくれるのです。自分が作り上げた自慢の遊園地でゲストたちが楽しんでくれた様子をSNSを通じて見られるのは、まさに経営者冥利に尽きるというもの!

なかには、自分のチャンネルで遊園地のレビューをしてくれるインフルエンサー的なゲストもいるので、彼らを満足させれば、客足の増加が望めるかもしれません。カジュアルな作りながらも、こういった現実的なあるある要素がうまく混ざっている点も、本作の魅力となっているように筆者は感じました。



かわいらしいドットグラフィックと遊びやすいゲーム性で、憧れの遊園地作りがどっぷりと楽しめる「ゆうえんち夢物語」。今回、紹介した要素以外にも、季節のイベントを設定したり、パークのマスコットをドラフト指名したりなど、自分の手で作り上げていく要素が盛りだくさんで、本当に遊び始めると止まりません。これまでにカイロソフト作品で遊んだことがあるという方はもちろん、未プレイの方もぜひプレイしていただきたい、オススメのタイトルです。くれぐれもハマりすぎて寝不足にならないようにご注意を……!


新作のオススメSteamタイトル、気になるものはあった?


というわけで、Steamのオススメ新作タイトルをご紹介しました。

ゾンビ映画のようなRPG、話がかみ合わない恋愛アドベンチャー、そしてかわいらしくも本格的な遊園地経営シミュレーションと、今回は個性豊かで遊びごたえたっぷりの3作をご紹介してみました。気になるタイトルがあったら、夏休みやお盆休みのお供にぜひ、遊んでみてくださいね!

百壁ネロ

百壁ネロ

ゲーム買いすぎちゃう系フリーライター。現在積みゲー300本以上。小説家でもあります。著作は「ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話」(PHP研究所)、「ごあけん アンレイテッド・エディション」(講談社)など。

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