2023年秋アニメ「絆のアリル」セカンドシーズン放送開始直前企画! ミラクが仲間たちと出会ったファーストシーズンを振り返る!【PR】
世界初のバーチャルYouTuber「キズナアイ」のアニメプロジェクトとして、今年4月からファーストシーズンが放送されたアニメ「絆のアリル」。キズナアイの背中を追ってバーチャルア-ティストを目指す少女・ミラクと仲間たちの物語、その序章ともいえるファーストシーズンに続き、10月からは待望のセカンドシーズンが幕を開ける。
現実とバーチャルがクロスオーバーする本作を、アキバ総研では引き続き全力プッシュ。セカンドシーズンの放送開始に向けて、ファーストシーズンの各話を振り返っていく。
もちろん、実際に映像を見てもらうのが一番ではあるが、セカンドシーズンが始まるまでに見る暇がない! ざっくりと思い出したい! といった方には、ぜひこの振り返りを読んでもらえたら幸いだ。
■少女たちが“絆”でつながる物語——
「私も、アイちゃんみたいなバーチャルアーティストになりたいっ!」
かつてバーチャル世界に彗星のごとく現れ、瞬く間に人気となったキズナアイに憧れる少女・ミラク(CV. 日原あゆみ)は、そんな想いを胸にADEN(エイデン)アカデミーに入学した。
オリジナル作品である「絆のアリル」のファーストシーズンでは、ミラクと仲間たちとの出会いを中心に物語を展開。各キャラクターの心情を掘り下げる形で彼女たちの魅力を描いている。特に主人公であるミラクは、周りを巻き込むほどのパワーを見せることもあれば、ひどく落ち込むこともあり、見た目も含めていろいろな意味で主人公らしい存在だ。
ミラクが目指すのは、キズナアイがその頂点であるラピンドールに5年連続で輝いた「バーチャルグリッドアワード」。そのためにはランキングで上位に入る必要があるのだが……ミラクの奮闘や迷走、仲間たちとのやり取りが、時にシリアスに、時にコミカルに描かれていく。また、毎話のように披露されるCGによるパフォーマンスシーンも、本作の見どころのひとつとなっている。
中盤から終盤にかけては、メンバーそれぞれが抱えている思い、トラウマが明らかとなっていき、それが彼女たちが作るオリジナルの歌詞に繋がっていくという流れがすばらしい。深掘りすればするほど、彼女たちの思いに共感するのではないかと思う。そんなファーストシーズンを各話ごとに語っていこう。
■第1話 ~もう一つのユーフォリア~
キズナアイのパフォーマンス映像から始まった第1話。
「ここならなんにでもなれるよ」
「ここならなんでもできるよ」
「もっともっと繋がりたい」
キズナアイの言葉を胸に、生配信でも夢を語るミラクだったが、まだまだ視聴者数もLINKERS(リンカー/いわゆる登録者数)も少なく、キズナアイへの道ははるか遠い状況だった。
そんなミラクが始めてみんなの前でステージパフォーマンスを行う日。自分を奮い立たせて学校へ向かう途中、ふとしたことから足を踏み入れた温室で、ミラクは謎の人物と出会う。変身して戦うバトルアニメならピンチのときに助けてくれたり、陰からミラクを支える「◯◯の人」かもしれない雰囲気を醸し出す、この人物の正体も気になるところだが、それはまた後の話。
遅刻しつつも授業に参加したミラクは、熱い思いを込めてパフォーマンス「寄花-Yosuga-(ミラクver)」を披露する。クラスメイトの評判も上々で、あの有名なノエル(CV. 貫井柚佳)が見ていたことに驚いたミラクは、意を決してノエルにコラボの申し込みをしてみたのだが……速攻で「NO」。あっさりふられてしまうのだった。
落ち込むミラクがキズナアイの動画で元気をもらい、その言葉に導かれるように謎の光を抜けてたどり着いた場所には、寝ているかわいいアバターが浮かんでいた……。
第1話の見どころは、何と言っても登場人物の個性だろう。特にミラクは、目覚ましを止めてもうちょっと寝ようとしていたり、学園への近道と思われるところを進んでみたり、その行動もそうだが表情豊かなところもかわいらしい。部屋がキズナアイグッズであふれているのも、個性全開。そしてノエルは絶対にフラグだろうな、と感じさせる行動のわかりやすさがあって、ミラクとは違った意味でかわいさを期待させる演出となっていたと感じる。
■第2話 ~出会いの引力~
キズナアイの言葉に導かれるように、たどり着いたのは緑の広がる落ち着いた場所。そこに漂っていたのは、丸くて触り心地のいいアバターだった……が、この人(アバター)のリアクションは塩対応この上ない。かわいいんだか、かわいくないんだか。
さらに、寝てしまったミラクのもとに現れたのは、つかみどころのない美少女・クリス(CV. 小玉ひかり)。これはあくまで個人的感想だが、寒色系の短髪少女はやっぱりこういう雰囲気がよく似合う気がする。
第1話に続き、新たな登場人物が描かれた第2話は、クリスの魅力が全開だ。不思議系というか無表情系というか(クリスは結構笑うので無表情ではないが)、ここで描かれただけでも、謎行動がいっぱい。授業を一緒に受けたかと思えば、気づいたらいなくなっているなど、行動や考えはよくわからない。でも、それがいい。
ちなみに、クリスを探す途中に、温室で例の謎の人物とのやりとりがあるのだが、「この人はどんなアバターを使っているんだろう?」と思ったことは、後半への伏線にもなっている。
そんなこんなもありつつ無事に合流したクリスが披露したパフォーマンスは、曲を知らなかったとは思えないほどの素晴らしい出来。彼女の天才的な才能に落ち込むミラクだったが、いっぽうのクリスはミラクのほっぺにキスをして天真爛漫に笑うのだった。そんな不意打ちはミラクじゃなくても驚きますって。ズルい。
第2話以降は、エンディング後のCパートで「本日のオススメ動画」と題したコーナーを展開。今回は、ADENアカデミーが「Artist Garden Academy」の略であることや、アカデミーのマスコットキャラクターであるバニティを紹介。動画配信サイトを見る感覚でちょっとした楽しみを提供してくれるのも面白いところ。
■第3話 ~ステージへの第一歩~
「バーチャルグリッドアワード」のエントリーが開始される。今年からはAIが作詞・作曲した同じ課題曲を使うとのことで、歌詞はAIが作ったスタンダードなものでも、オリジナルで作詞したものでも構わないという。
予選を突破して本戦に進むためには、エントリー期間中にランキング15位以内に入らないといけないのだが……現在のミラクの順位は540位。どうしたらいいのか悩むミラクは、周囲のアドバイスを受けて、バニティ先生やなんとオーリス学園長にまで「うまく歌うコツを教えてください」と突撃。この一直線なところもミラクらしい。主人公はこうでなくちゃ。
しかし、何枚も上手の学園長から「あなたにとって夢ってなに?」と聞き返され、さらに悩んでしまうミラク。自分はバーチャルアイドルが好きで、みんなに伝えたい思いがふくれ上がったと配信したミラクだったが、それを聞いて激怒した人物がいた。ノエルだ。
「信じられない! あなたそれでもアーティストなの?」「あなたみたいな中途半端な子を見ているとイライラするの」と怒るノエルだが、彼女もまた心の内では自分自身のことで悩んでいるのだった……。それにしても、第1話で感じた通りの行動は助かる。これは絶対にいつかデレる、お約束だとしても期待しちゃいますね。
■第4話 ~混迷のアンダンテ~
ノエルから呼び出されて怒られたことにショックを受けるミラク。それでもがんばると決めた彼女の根源にあるのは「私、普通だから」との思い。これまで普通に生活してきて、自信の持てるものはなかったのだとか。わかります、その気持ち。
だからこそこのバーチャル世界で輝くために、それが自分の存在証明だとがんばるミラクは応援したくなるな、と思っていたのも束の間、「まるまる」(まるっこいアバターの名前/名付け親はミラク)は「可もなく不可もなく」とバッサリ。ほんとこのまるっこいのは……。
それでもめげないのはさすがミラク。苦手なトークの特訓として、どこかで見たような番組風の企画や、漫談、しまいにはマジックショーに挑戦するという具合に、迷走しまくるミラク。ただ、そこで落ち込んで立ち直る姿を見せるだけでなく、コミカルなシーンを入れてくるのも楽しい演出だ。
とはいえ、迷走してランキングが上がるはずもない。とあるコメントをきっかけに、リラックスしてのびのびとしゃべれる企画として、キズナアイの魅力をひたすら語る配信をしてみたのだが……今度は「アイちゃん、私…(無音)…がんばるよ!」と、大事なところで放送事故! これはマジで怖い。
しかし、逆にそれが「ミラクアテレコ選手権」としてバズる結果となる。なにがどう転ぶかわからないのは、動画配信であれこれチャレンジしたことのある人なら共感できますよね。ちなみに、Cパートの本日のオススメ動画は、「ミラクアテレコ選手権」にクリスが挑戦しているので、こちらも必見だ。
■第5話 ~言葉の色~
「ミラクアテレコ選手権」がバズった! きっとランキングも上がっているはず! との望みもむなしく、AIが総合的に判断しているから1回のバズりでは大きな変化なし。ならばこの間の授業のライブを配信してみようかと画策するミラクだったが、そんなミラクの言動に不満げだったのがノエル。ついに現実世界のミラクの元へとやってきて、またしても怒りを爆発させるのだった。
ノエルいわく、ミラクの「とりあえずやってみた」という神経や、中途半端なやり方が納得できないそうだ。しかし、それだけで終わらないのがノエルのいいところ。黙って見ていられないから、ミラクにレッスンをつけてくれるという。「楽曲とちゃんと向き合いなさい」と。やっぱりいい子だ。知ってた。
言葉を色で感じてみましょう、とていねいに説明してくれる彼女からは、なんだかんだ面倒見がよくてやさしいところが伝わってくるし、なんかかわいい。映像面でも、それぞれの言葉が人によって違う色になることを、シャボン玉のようにして見せる演出が面白い。そこからミラクのパフォーマンスへと繋がる流れもすばらしく、ミラクの一歩成長した姿がそこにあった。
そのいっぽうで、「完璧」という言葉に敏感に反応してしまうノエル。なるほど、彼女の心の闇はこのあたりにありそうだ。ちなみに、オススメ動画でも紹介されていた「フレッシュストロベリーフラバニティーノ」、これはぜひ飲んでみたい!
■第6話 ~完璧の理由~
音楽と向き合う大切さをノエルに教えてもらったおかげで、ミラクのランキングは順調にアップして297位に。とはいえ、やっと300位内に入ったくらい。
が、ここですぐに調子に乗る、もとい突き進んでチャレンジするのがミラクの長所。オリジナルの歌詞に挑戦してみようとみんなを誘うのだが、言い出しっぺのミラクはなにも思いつかず。呪縛のような内容のまるまるや、膨大なテキスト量を書き連ねるクリス(こっちも怖い)など個性が見え隠れする中、ノエルはミラクとはまた違った理由でまったく書けないでいた。
それは「完璧」を求めるがゆえ。幼い頃に両親に言われた言葉、偉大な姉……そういったものが足かせになっていたのだ。それを救ってくれたのは、ミラクの言葉であった。その言葉と炭酸飲料が吹き出してしまうハプニングで、ノエルの心が雪解けしていく。水をかけられて楽しそうにほほえむ表情は、これが本当のノエルなんだとわかるもので、めちゃくちゃ素敵だった。
そんなノエルがラストで見せたパフォーマンスは、彼女の思いがたっぷり詰まった歌詞もあって非常に胸に迫るものとなっていた。改めて歌詞を噛み締めて聴くと、彼女の印象が変わってくることうけあいだ。同じ曲(課題曲)なのに、歌唱アーティストの思いを込めた別の歌詞にすることで、視聴者に伝わるものが変わる。これは「絆のアリル」ならではのギミックであり、本作でなければ体験できない感動である。
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