【トランスフォーマー新作トイ】ロボ形態のプロポーションに全振り! 「鉄機巧 Transformers オートボットジャズ」を声優・泰勇気が最速レビュー

声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!

■泰勇気のトイ遊々記 第34回 鉄機巧 Transformers オートボットジャズ

今回は、ホビーショップ・あみあみにて販売される、Flame Toysの可動フィギュアシリーズ“鉄機巧”の最新作「Transformersオートボットジャズ」をご紹介します。

ジャズといえば、トランスフォーマーファンなら知らない人はいないほど知名度のある副司令官。もはや「ジャズ副官」とひとくくりで呼んでいるファンもいらっしゃることでしょう。

そんなジャズが合金をふんだんに使用した豪華可動フィギュアで登場!

今回は、「Transformersオートボットジャズ」本体と付属品を、たっぷりの写真ともにご紹介していきます!

本体はブリスターパッケージに収まっています。

まずは最もベーシックな、G1トランスフォーマーで見慣れた状態から。変形機構はオミットされ、可動フィギュアとしてのスタイルのよさに全振りしています。

元デザインでは背中に配置されているビークルモード時のルーフパーツは、今回は腰のアーマーへとアレンジされているのが特徴。

頭部のデザインは洗練されたジャズといった印象。ビークルモード時に車のフロントにあたる胸部のデザインは、元デザインからアレンジを加えつつ、玩具で見られる白い板が跳ね上がっている状態を再現。

オートボットマークは、立体的なディテールになっています。「4」の数字は、ビークルモード時に付いているカーナンバーとして省くことのできない要素ですね。

頭部ゴーグルと胸部ライト部分は、クリアブルーのパーツで造形されています。

そのほか、ゴールド、カッパーなど細かい各部の塗装が、デザインの密度を高めます。

腰部のデザインは玩具やアニメの形状を拾いつつ、カラーリングや形状、パーツ分割においてアレンジが加えられています。赤いラインがアクセントとしていい仕事をしています。

脚部のデザインも、アニメのデザインからさらに機能性を感じるデザインが追加されています。

背面にはボタン電池ボックスのフタがネジ止めされています。肩甲骨にあたる部分の少し下には、車のテールランプやウィンカーを思わせるディテールが入っています。

先述したとおり、背面腰部にはビークルモード時の屋根パーツが配置されています。

脚部の後ろ側は曲面で構成されており、ビークルモード時の姿を想像させてくれます。くるぶしにあるタイヤやその周辺の水色と赤のライン、かかとのテールランプなど、ビークルモードの姿をしっかり反映させたデザインにまとめられています。

頭部はボールジョイント接続で、左右に90°ほど回転可能です。

肘は二重関節。肩は水平方向へほぼ90°持ち上がります。さらに前後回転で360°回転可能なので真上に持ち上げることも可能。肩アーマーも跳ね上げられるようになっています。

胸部がわの肩の付け根には、前方向へのスイング軸が。

腰部で左右方向に軽く傾けられます。

腰のひねりはこの程度。

腰部は前後へ傾けられます。

リアアーマーも可動式で、上方向に跳ね上げられます。

アーマー裏にはディテールが入っています。

前腕にも回転軸が。手首の付け根部分はボールジョイント接続で、手首自体の接続は軸接続になります。

前後は180°開脚可能。

脚部を前に持ち上げる時に跳ね上げるフロントスカートの裏側には、ディテールが施されています。

左右開脚は90°ほど可能。太ももの上にはロール回転軸があります。左右のスカートアーマーもかなり大きく持ち上がります。

膝は二重関節になっているほか、すねの上あたりの装甲が連動して動きます。

足首はすね側にボールジョイント接続。フレームはダイキャスト製。

足首の可動も優秀で、つま先は分割されて持ち上げることもできます。

武器は手持ち武器モードに変形可能。

アニメ版よりやや大きめな印象のブラスター。武器持ち手は左右とも付属しています。

片膝立ちは楽勝。腕の保持力も高いので、両手でブラスターを構えるようなポーズも問題なく可能です。

武器持ち手は、そのまま表情のある手首としても使用可能。ちょっとした策を練っているようにも見えます。

ここで両腕にドアパーツを取り付けてみましょう。

非可動のジョイントパーツをドアの裏側に差し込んで準備完了。

両腕の前腕ジョイントに取り付ければ、シールドのように装備させることができます。本来はビークルモード時のドアになる部分のパーツで、当時の玩具では背中に配される部品になるので、腕への装着は今回のオリジナルギミックになります。

シールドに見立ててブラスターを構える姿が、スマートに決まります。

続いてバックパックです。

非常に細かいディテールに覆われたバックパックを、背中に取り付け可能。塗装も細かいです。両サイドのアームはかなり自由に動かせます。

バックパックには、グリップを収納したブラスターを接続可能。

さらに、ドアパーツと可動式ジョイントを組み合わせて……

バックパックのアームに接続させることが可能。

これで、当時の玩具準拠のジャズが完成します。当時の玩具をお持ちの方にはこちらのイメージが強かったりもするかと思います。

アームとジョイントパーツが可動式なので、ドアの角度はかなり自由に動かすことができます。

ブラスターは仰角をつけたり……

左右への旋回が可能です。

フェイスパーツは交換が可能で、標準タイプのフェイスのほかに、歯を食いしばっているフェイス、口を開けているフェイスが付属。額部分を取り外して、フェイスパーツを上方向にスライドさせることで取り外しが可能です。


この装備で、ポージングをいくつか。まずは前腕のロール回転を利用して、腕組み風のポーズ。

開き手と拳を取り付けて格闘家のようなポーズ。

足を大きく開いて踏ん張り、拳を叩き込む直前。

ブラスターは前後を逆転させても取り付け可能。

重心を前に、肩のブラスターを敵に向けるジャズ。

さらにもうひとつ、ジャズ本体にギミックが内蔵されています。両肩にあるスイッチを押すと……

頭部、胸部それぞれの内臓LEDが点灯します。これは嬉しい!

もはや主人公の風格。

背部に取り付けられたドアの裏側にはスピーカーのディテールがあるので、ジャズのいかしたサウンドを大音量で流しているようなポーズを取らせてみました。G1アニメでは仲間のブラスターとともに音楽を愛していたので、ブラスターとも並べてみたいですね。

可動フィギュアに思い切ったポージングをさせるために必要な台座も付属。合金がふんだんに使用されているフィギュアなので、台座も大型でかなりしっかりした作りになっており、高さや角度なども変更可能です。

こういった大胆なポーズができるのも、台座と優秀な可動のおかげ。

躍動感のあるポージングにも台座が役立ちます。

最後に、マトリクスが光っているのかと思わせるような、必殺技風のポーズ。ほかにもまだまだ無限にポージングを楽しむことができますので、ご自身の手で思うがままに楽しんでくださいませ。

Flame Toysの“鉄機巧”シリーズはTransformersシリーズを中心に幅広く展開中。あっと驚くアレンジとともに、同シリーズでよみがえる今後のキャラクターにも期待大です!

個人的には変形合体をオミットしたうえで、スタイルや造形が大胆にアレンジされた「ライデン」や「フォートレスマキシマス」を見てみたいです。

ご担当者様。何とぞご検討のほどよろしくお願いいたします!

【製品情報】

■鉄機巧 Transformers オートボットジャズ

・2023年10月末発売予定

・価格:47,740円(税込)

・メーカー:Flame Toys

・塗装済み可動フィギュア

・サイズ:全高約185mm(ノンスケール)

・素材:ABS&POM&PA&PE&Diecast

<セット内容一覧>

フィギュア本体

交換用手首×6組

バックパック×1

ジョイントパーツ×2組

シールド×1組

ブラスター×1

専用台座×1

特典フェイスパーツ×1

※本商品はビークルモードへの変形はございません。

© TOMY 「トランスフォーマー」「TRANSFORMERS」は株式会社タカラトミーの登録商標です。

泰勇気

泰勇気

「無敵超人ザンボット3」放送開始2日前生まれ。幼少期より玩具(特にロボット)を愛し、小学生からプラモを組むようになる。声優となってからもロボット玩具・プラモ好きは変わらずアキバ総研でライターデビュー。

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