【ガンプラも、ジオラマも!】ゴッドハンド「ヒートアイゼン」 を使えばダメージ表現がお手軽に!【「The工具道!」第21回】

こんにちは、カリヤスです! 先日、東京ビッグサイトで開催された「全日本模型ホビーショー」に参加してきたのですが、いろいろな新製品をチェックできたのはもちろん、久々に模型仲間に会えて製作意欲がわきました! やっぱりイベントはいいですね♪

さて、今回ご紹介するのは、ゴッドハンドから発売中の「ヒートアイゼン」 。熱でプラを溶かして自由に加工できる、便利なヒートペンです!

■中身をチェック!

さっそく、中身をチェックしていきましょう!

箱の中には、ヒートアイゼン、ペンホルダー、交換用チップ一式、説明書が入っています

コンパクトで、扱いやすいサイズ。軽くて、持ち運びも楽ちんです!

電源はUSB接続なので、さまざまな場所で使用できます(ACアダプターは付属しません)。

チップは自由に交換可能!

左から順に、先丸(小)、先丸 (大)、鈍ナイフ、先細(直)、 先細(曲)、円錐、丸の7種類が付属。使用目的によって、使い分けましょう。

専用のペンホルダーが付属。自分で折り曲げるタイプなので、好きな角度に調整できます!

ヒートアイゼンが転がらないように、使用中は絶対にホルダーに固定しましょう!

■さっそく使ってみよう!

まずは、不要なランナーを使って練習してみましょう。使い方は、いたってシンプル!

1 まずは、電源をオフにした状態で先端にチップを取り付けます。(※使用途中にチップを換装する場合も、絶対に電源をオフにして、金属部分が完全に冷えた状態で行ってください。ヤケドに注意!)

今回は円錐にしてみました

2 USBケーブルを接続します

3 スイッチを入れると、赤いランプが点灯します。しっかりとホルダーに固定し、1~2分ほど待てば準備OK!

ちなみに、作業中に敷くマットは通常のゴムタイプではなく、耐熱性のあるカッターマットにしましょう。同じくゴッドハンドから発売中のガラスカッターマットなら、安心して作業できるのでオススメです!


参考記事
【ガンプラ製作にあると便利!】机もカッターもこれで無傷に! おすすめカッティングマット4選!

4 チップを加工したい個所にあてましょう。

軽く触れただけで、ランナーが溶けました! どのように加工したいかをあらかじめ決めておき、しっかり練習したうえで本番に臨みましょう

プラ板にも、簡単に穴を開けることができます!

動画で見たい方はこちら!

■ダメージ表現に挑戦!

感覚をつかめたら、いよいよ実践です。今回は、戦車の砲塔部分にダメージ表現を施していきたいと思います!

溶けた部分がわかりやすいように、サーフェイサーで着色しました

 

円錐チップで、軽く穴を開けます。やりすぎに注意!

被弾した痕ができました!

実際の被弾痕を参考にして、いろいろなダメージ表現に挑戦してみましょう!

次は、鈍ナイフで溶かしてみたいと思います

エッジ部分に切り込みを入れるように溶かしてみました。この表現は、ガンプラのビームサーベルで斬られた際のダメージ表現にもピッタリですね!

ちなみに、深くえぐると溶けたプラが冷えて固まり、糸くずのようになってしまうのですが、

ニッパーで切り落とせば問題なし!

ここから、さらに流し込み接着剤やヤスリなどでダメージ表現に深みを与え、塗装で金属や焦げた雰囲気なんかを出せば一気にリアルになりますよ!

動画で見たい方はこちら!

■溶着もできる!

さらに、プラ同士を溶かして強力に溶着させることも可能です!

不要なランナーで試してみたいと思います。このぐらいのサイズのプラパーツを接着するとなると、接着剤では少し強度が不安ですが……

プラ同士をくっつけた状態で、接着したい部分をなぞってみます。使用しているのは、先細(直)のチップ。

きれいに、強力に溶着できました! 外から見えない、キットの内側やジオラマベースの裏側などを強力に接着したい時は、このようにガッツリ溶かしてくっつけるのがオススメですよ!

動画で見たい方はこちら!

さて、いかがでしたでしょうか? ヒートアイゼンは、今回ご紹介したダメージ表現と溶着以外にも、ジオラマ製作でスチロールを溶かしたり、電子工作でハンダづけする際にも活用できます! そちらのテクニックは、また機会がありましたらご紹介したいと思います。

それでは、またお会いしましょう~♪

【製品情報】
■ヒートアイゼン

・公式価格:5,500円(税込)

・発売中
・メーカー:ゴッドハンド
・定格電圧/定格電流:5V/2A USB-Aオス

・消費電力:10W

・温度:約300°C(到達時間約1~2分)

・全長:約135mm(コード除く)

・重さ:約53g(コード含む)

カリヤス

カリヤス

エンタメ、ホビー系ライター。模型、ジオラマ、フィギュアなどが大好物で、プラモデルやミニチュアの作例の他、工具レビューや各種取材を担当。将来の目標は、個展を開くこと!



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