【新作ガンプラレビュー】「ENTRY GRADE 1/144 ラーガンダム」を、お手軽に&カッコよくビルドしよう!【YU-GOのキャラクターモデリングLABO】

YU-GOのキャラクターモデリングLABO」も皆さまのおかげで10回の大台を迎えることができました!! いつも応援いただき、本当にありがとうございます!! 11回目はバンダイスピリッツより発売された「ENTRY GRADE 1/144 ラーガンダム」をご紹介します!!

「ガンダムビルドシリーズ」10周年記念映像「ガンダムビルドメタバース」、皆さんはもうご覧になられましたでしょうか? 先日、開催されたガンダムシリーズの未来を体感できる大型イベント「GUNDAM NEXT FUTURE -EAST/WEST/DIGITAL-」で先行上映されましたし、動画配信もスタートしているということで、すでに全話観たという方も多いことかと思われます。
歴代ビルドシリーズのキャラクターが「夢の共演」を果たし、「歴代ヒーローの客演かくあるべし!!」といった内容で胸アツでしたが、ところどころに散りばめられたファンサービス満載の演出(マギーさんがもう……)やキャラクターが生きまくった名台詞のオンパレード!!

大張正己監督によるバリッバリのメカアクションもひたすらカッコよく、ここぞとばかりにキマりまくる歴代アクションBGMに乗っての戦闘シーンと言ったらもう!!(特に第2話の「崖っぷちのヒーロー」(Re:RISE)からの「明鏡止水」(トライ)の流れと選曲は最高に燃えました!!)
そして、ビルドシリーズと言えば絶対に外せない、林ゆうき先生作曲の新BGMにBACK-ONによる新主題歌という、10周年記念映像にふさわしい素晴らしい作品に仕上がっていました!!
改めて「ビルドシリーズを大好きでいてよかった!!」と、感じるとともに、「全3話で終わるのがもったいない!! このキャラクターたちの活躍がもっと見たい!!」と思える素敵な作品でもありました。
語り始めるとキリがないので、そろそろレビューを始めましょう!


それではボックスアートから見ていきましょう。

大張正己監督入魂のボックスアートです!! アニメ本編の監督が主役ガンプラの箱絵を担当するとは、すごい時代になったものです。
中学生時代に並んでガンプラを買っていたという大張監督の、燃えるような熱量や「想い」が伝わってきます。


キット内容はこのような感じです。

ビビッドな赤とクリアーピンクの追加パーツが目を引きます。部品点数は少なめなので組みやすそうですね。

ベースキットは「ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダム」で、追加ランナーは1枚。これだけでかなりシルエットが変わるので驚きです。

クリアパーツがあるとワクワクしますね。

既存の流用パーツも、成型色が変更されています。

早速、組んでみました!!

タッチゲート仕様なので手軽に組み立てられますが、今回はニッパーを使用しています。

バックパックの変更で試作壱型仕様にも変更可能です。

可動範囲が広いので、アクションポーズもバッチリ決まります。

ボックスアートのポージングもこの通り!!

第1話ではビーム・ジャベリンとハイパー・バズーカを装備しているので、「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム(フルウェポンセット)」から流用するといいでしょう。

■お手軽加工でビルドに挑戦!


それでは今回も手を加えつつビルドしていきましょう!!

ブレードアンテナなどのパーツは、例によってシャープに整形しています。

第2話ではビーム・ライフルが腰にマウントされている描写もありましたので、ネオジム磁石を使用して取り付け可能にしてみました。(作例ではHIQ PARTSの「角形4mm×2mm 高さ1mm」を使用しています)

取り付け位置は画像を参照してください。

今回一番の魅せどころは、オーバリズムあふれる「大張ハンド」です!!

劇中で手のお芝居が印象的だったので、ビルダーズパーツを切ったり貼ったりして再現してみました。接着はGSIクレオスのMr.セメントSPを使用。

ビームライフルのセンサー部分には、自作のメタリックシールを貼り付けています。

ウェーブ「HGディテールパンチ細長丸」にグリーンのメタリックシールを挟んでパンチしました。

プラ板のパンチに限らずシールなどを打ち抜くこともできるので、表現の幅が広がりますね。


「これで完成か?」
「わかんない、もっと直したくなるかも。でも、失敗したらやり直せばいい。試行錯誤が大事なんだ」

ということで完成です!!

今回も少し塗装を施してあります。


黄色の部分は本編のイメージで金色に変更。SHOW UPの「コスミックシルバー」をベースに、クリアイエローでキャンディ塗装を施しています。

赤色の部分は、物語の舞台がハワイということもあり、ビビッド感を出したかったのでGSIクレオスの「シャインレッド」と「蛍光レッド」を混色して吹き付けました。

ツインアイはGSIクレオス「ガンダムマーカーEX ガンダムメッキシルバー」を塗った上に、セリアのUVレジン液クリアイエローをコートしています。劇中同様に眼に生命力が出てくるのでオススメです。

■自宅で作れる撮影ブースにもこだわりを!


前回から童友社の「凄!ホビー用LED撮影スタジオ プロ」を使用して撮影しています。

持ち運びも簡単で、すぐに組み立ててセッティングできるので大変便利です。

光量が多いLED照明プレートが2つ付属。好きな場所に取り付け可能です。

セッティングするとこのような感じになります。

無段階調光もコントローラーで調整が可能。撮影時にかなり役立ちます。

バックシートも5種類付属。いろいろなカラーのバックシートがあるので、あらゆる撮影に対応できます。

天面に開閉するフタがあるので、真上からの撮影も可能です。

別売りの「凄!マルチアクションターンテーブル」を併用することで、動画撮影にも対応できます。

こちらは電池とUSBケーブルで駆動するので、展示会でも活躍できそうですね。

「凄!ホビー用LED撮影スタジオ プロ」を使用することで、作例画像のクオリティは大幅にアップします。

ボックスアートのポーズで。

ビームナギナタを構えてポーズ。リオくんの武士道精神が伝わってきますね。

見得切りアクション用の「大張ハンド」を作ったので、カッコいいポージングもキマります。

ネオジム磁石を使うと、ビームライフルの腰部マウントもこの通り。

ビルドシリーズと言えばこのビジュアルがイメージにありますので、セリアの「ディスプレイベース」と「ミラー風タイルシール」を組み合わせてお手軽に専用ディスプレイベースをつくってみました。

一部ガイアノーツの「クリアブルー」を吹き付け塗装しています。

乗せてみるとこんな感じです。

ガンダムビルドシリーズの世界観が感じられるベースになりました。

いかがだったでしょうか? 「ガンダムビルドシリーズ」も10周年を迎え、さらなる盛り上がりを見せてくれそうです。思えば自分が再びガンプラを作り始めるようになったキッカケのひとつも、運よくご招待いただいた「ガンダムビルドファイターズ第1話放送直前前夜祭!」のおみやげにもらった「ビルドストライクガンダム」のキットだったので、そう考えると「あれから、もう10年経ったのか……」と、感慨深いものがあります。

その頃はお仕事でガンプラを作ることになるとは思ってもいませんでした。

このまま次の10年。そして、さらにその次の10年、100年先の「次の未来」へと繋がっていきますように……。

それでは、次回の作例でまたお逢いしましょう!!

 BGM:"ヒカリトカゼ" BACK-ON

【商品情報】

■ENTRY GRADE 1/144 ラーガンダム

・発売中
・価格:1,100円(税込)
・メーカー:バンダイスピリッツ


YU-GO

YU-GO

原型師、造形師、プロモデラーと多彩な顔を持つマルチクリエイター。キャラクターが持っているイメージや世界観を大切にして立体へとフィードバックさせる事を信条としている。アキバ総研ではガンプラやキャラクターホビーの作例記事をメインに執筆。

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