ボンズ×出渕裕のオリジナルTVアニメ「メタリックルージュ」、岩崎太整による劇伴使用のMV公開! 主人公・ルジュ&バディのナオミらが登場

2024年1月よりフジテレビ「+Ultra」他にて放送開始予定のTVアニメ「メタリックルージュ」のスペシャル・ミュージッククリップが公開された。

本作は、設立25周年を迎えるボンズが出渕裕と送る最新オリジナルアニメーション作品。人間と人造人間が混在する世界を舞台に、主人公である人造人間の少女・ルジュが変身して戦うバトルアクション最新作だ。“政府に敵対する9人の人造人間の殺害”の任務を受けたルジュは、バディのナオミとともに戦いに身を投じていく──。
ボンズ×出渕裕がおくる、バトルアクションオリジナルTVアニメ「メタリックルージュ」2024年1月フジテレビ「+Ultra」ほかにて放送決定!
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今回、本作のアニメ映像と楽曲がリンクしたスペシャル・ミュージッククリップが公開された。
あわせて、アメリカ・ニューヨークにて11月17日~19日に開催された「Anime NYC 2023」内で行われた本作のイベントレポートも到着。作品の総監修を担当する出渕裕さん、音楽を担当する岩崎太整さん、アニメーション制作会社ボンズの代表取締役である南雅彦さんが登壇し、大盛況で幕を閉じた本イベント。ぜひこちらのレポートもチェックしていただきたい。


【「メタリックルージュ」スペシャル・ミュージッククリップ】


本MVでは音楽を担当する岩崎太整さんによる劇伴が使用され、アニメ劇中シーンにエモーショナルな楽曲と歌詞が流れるスペシャル・ミュージッククリップとなっている。ルジュとバディのナオミや、ルジュの変身した姿であるメタルルージュをはじめ、メタルルージュ以外のグラディエーターが戦う姿など、大迫力のアニメ映像と音楽がリンクするミュージッククリップに注目しよう。












【「Anime NYC 2023」本作第一話プレミア上映&パネルイベントレポート到着!】


アメリカ・ニューヨークにて開催された「Anime NYC 2023」内にて、11月18日に行われた本作イベントのオフィシャルレポートが到着したので、以下にて紹介する。


【オフィシャルレポート】



アメリカ・ニューヨークのJACOB JAVITS CONVENTION CENTERにて11月17日(金)~19日(日)に開催された「Anime NYC 2023」。現地時間11月18日(土)15時15分よりCrunchyroll Stageにて「メタリックルージュ」の第一話プレミア上映が行われた。上映に合わせてパネルも行われ、「メタリックルージュ」チームより総監修の出渕裕さん、音楽の岩崎太整さん、ボンズ代表取締役でプロデューサーの南雅彦さんが出演いたしました。



イベントが開始し、登壇者が登場すると、会場からは大きな拍手と歓声があがりました。
まず、ボンズ設立25周年作品でもある「メタリックルージュ」について、南さんより「ボンズという会社を立ち上げて、25年間もの間、このスタジオでアニメを作って来ることができたのは幸せでした。
出渕さんとは、20年以上も前に「ラーゼフォン」という作品で一緒に仕事しました。これはボンズができたときに企画した作品です。そんな出渕さんと25周年という節目に「メタリックルージュ」を一緒に作ることができたのはとても縁を感じています。」とスタジオ節目のタイミングで今作が作れることの喜びが語られました。

それ受けて、出渕さんからは「25年周期でボンズと仕事をしています(笑)」と冗談があり、「前回の「ラーゼフォン」から今作「メタリックルージュ」の間にも、ボンズとはデザインや企画協力などずっと継続的に仕事はしていますが、久しぶりに大きな企画を一緒にやることができてとても嬉しいです」と話がありました。

さらに南さんからは、「この作品は5〜6年ほど前から企画自体を出渕さんと一緒に作ってきましたが、観ていただく皆さんに長く楽しんでもらえる作品になれば、という想いから作った企画です。ボンズとしてはオリジナル作品というものも非常に大事にしていて、25周年という節目に出渕さんと一緒にオリジナル作品を作るということにも期待しながら制作を進めています。」と作品が25周年を記念する作品になった経緯を明かされました。



加えて、南さん、出渕さん、岩崎さんよりそれぞれ作品の見どころについて、

南「主人公は女性2人のバディです。2人はキュートだけども、組織のエージェントとしてシビアな側面もあリます。そんな2人のバディとしての関係やそのやりとりに注目して欲しいです。」


出渕「見どころは全部です(笑) 今作は世界観や設定もしっかり作りこんでいますし、岩崎さんの作る素晴らしい音楽とボンズの作る映像とのマッチングをぜひ体感して欲しいです。」


岩崎「僕はボンズ設立時は10代でした(笑) 当時からボンズさんのオリジナル作品はとても尊敬していましたし、映像においては、世界観を作るということが一番難しいと思います。今回「メタリックルージュ」で出渕さんと南さんを中心に作り上げた世界観は独創的で、そこが一番の魅力だと思います。」と話があり、「メタリックルージュ」第一話のワールド・プレミア上映が始まりました。


上映が始まると、出渕さんが創り出した独創的で緻密なSF世界観、そしてボンズによるダイナミックかつスタイリッシュなバトルアクションと魅力的なキャラクターが見事に映像化されたフィルムが観客を圧倒し、主人公のルジュとナオミのバディが繰り広げる物語に、人々は息を飲んで、スクリーンに釘付けになり映像に見入っていました。




上映終了後は、会場からの歓声や拍手が鳴り止まず、興奮冷めやらぬまま、トークパネルが再開しました。
パネルでは、最初に南さんより「今回、この作品オリジナルの固有名詞がいっぱい出てきましたが、皆さん、(物語は)難しくなかったですか?(笑) 今作には人類と、“ネアン”と呼ばれる人造人間たちが出てきますが、その両者の関係が作品のキーワードになっています。」と本作のポイントが語られました。

出渕さんからは「この「メタリックルージュ」という作品は、実はものすごく大きな世界の一部分を切り取った物語になっています。人造人間<ネアン>である主人公・ルジュは、同族であるネアンの中でも“政府に敵対する9人のネアンの殺害”をミッションとして与えられた少女です。」とあり、続けて「そもそも人類側は、人造人間であるネアンを労働力として使役しており、両者の間には垣根がある世界観となっています。そういった世界において、ネアンであるルジュが、自身の背負う使命の中で、ネアンである自分自身や人類との関わり方といったものに向き合っていく物語となっています。」と話がありました。


さらに、“「変身もの」でもある今作には特撮作品からの影響はありましたか?”という質問について、出渕さんより、「今まで、自分はアニメ作品以外に多くの特撮作品にもクリーチャーデザインなどといった分野で関わらせていただきました。「メタリックルージュ」は、ルジュが自分と同じネアンの殺害をミッションとして背負う、いわば“同族殺し”の物語でもあります。そういった部分は「人造人間キカイダー」などに影響を受けています。」と話があり、さらに「当時、自分が特撮作品に関わるきっかけになったのは、特撮といった実写ジャンルにアニメ的なデザイン感覚をフィードバックして欲しいという依頼があったからでした。今作は逆に特撮作品のデザインを、アニメというジャンルに逆輸入してみたかったという思いがあります。その結果、竹谷隆之さん、篠原保さんという2人の素晴らしいデザイナーが、今回は参加してくださいました。それだけでも今作が素晴らしいものになると確信しています。」とデザインへの特撮からの影響も語られました。


ここからは作品を彩る音楽の話となり、岩崎さんより劇伴について、「今までお話にあったように、出渕さんと南さんを中心に徹底的にディティールが突き詰められた作品です。そんな物語を音楽でサポートするにあたり、世界観を紐解いて考えていきました。そして、この「メタリックルージュ」の世界には、いろんな歴史があり、すでにこの世界独自のさまざまな音楽というものが存在していたはず……という考え方に至りました。その観点から、あえて複数人での制作体制にすることで、色々なバリエーションのある音楽を作りました。」という話や、司会が特に印象的であったという第1話のバトルシーンでの楽曲「CRIMSON LIGHTNING」については、「堀元宣監督と話したときに、「マカロニ・ウェスタン」というキーワードが出てきました。そこから初期のエンリオ・モリコーネなどの音楽などを楽曲のリファレンスとしました。この楽曲は、まさに主人公であるルジュ自身を表現しており、彼女の使命や背負った宿命といったものイメージして楽曲を作りました。」と岩崎さんの話がありました。



そのタイミングで、アニメ劇中シーンを合わせて「CRIMSON LIGHTNING」の楽曲と歌詞が流れるスペシャル・ミュージッククリップが上映されると、場内は素晴らしい映像と音楽によって大興奮に包まれ、パネルの盛り上がりも最高潮に達しました。


最後に、出渕さん、岩崎さん、南さんより来ているファンへのメッセージが送られました。

岩崎「この「メタリックルージュ」は大きな世界の一部を描いた物語なので、この先も広がっていくと思います。僕もぜひ皆さんと一緒にこの世界を楽しんで行けたらと思います。」



出渕「岩崎さんの仰る通り、この作品は大きな物語の一部なので、皆さんが「メタリックルージュ」を楽しんでいただき、愛してくだされば、さらにこの作品は広がっていきます。ぜひみなさん応援してください!」



南「今回は「カウボーイビバップ」のキャラクターデザインを務めた川元利浩さんが、久々にキャラクターをデザインした作品でもあります。そういった部分にもぜひ期待して頂ければと思います。日本では、今、現場が必死にこの作品を作っています。ぜひ皆さんも一緒に新しい作品、「メタリックルージュ」を楽しんでください!」



最後に会場を埋め尽くした約2,000人観客と記念写真を撮影し、クリエイター陣によるパネルトークは、大歓声に包まれて幕を閉じました。



※イベントレポートは原文ママ


■『Anime NYC 2023』「メタリックルージュ」第一話プレミア上映&パネル開催概要

日程:2023年11月17日(土)15:15~※現地時間
会場: JACOB JAVITS CONVENTION CENTER Crunchyroll Stage
出演:出渕 裕(総監修&シリーズ構成)、岩崎太整(音楽)、南 雅彦(ボンズ代表取締役)


【作品情報】


■TVアニメ「メタリックルージュ
<放送情報>
2024年1月フジテレビ「+Ultra」ほかにて放送開始予定

<イントロダクション>
ボンズ×出渕裕がおくるバトルアクション最新作
人造人間たちが運命をかけて闘う驚異のテック・ノワールSF誕生!


「交響詩編エウレカセブン」のアニメーション制作会社ボンズと
「機動警察パトレイバー」のメカニックデザイナーや「宇宙戦艦ヤマト2199」の総監督を務めた出渕裕が
「ラーゼフォン」以来、19年ぶりの再タッグを実現!
監督は「キャロル&チューズデイ」「スーパー・クルックス」の堀元宣が、
キャラクターデザインは「カウボーイビバップ」「血界戦線」の川元利浩が担当するなど、
最高峰スタッフが結集し、壮大なテック・ノワールSFを作り上げる。
ボンズ設立25周年記念作品のオリジナルアニメ「メタリックルージュ」は2024年1月、世界に放たれる。


人間と人造人間が混在する世界――
人造人間の少女・ルジュは、バディのナオミと共に、火星である任務にあたっていた。
それは、“政府に敵対する9人の人造人間の殺害”。
人造人間の少女・ルジュの戦いの物語が始まる――。


<スタッフ>
総監修:出渕裕
シリーズ構成:出渕裕、根元歳三
監督:堀元宣
キャラクターデザイン:川元利浩
特技監督:村木靖
グラディエーターデザイン:竹谷隆之、篠原保
メカニカルデザイン:平尾朋之
プロダクトデザイン:宮武一貴
セットデザイン:武半慎吾、石津泰志
コスチュームデザイン協力:山田章博
美術監督:海老澤卓也
色彩設計:梅崎ひろこ
撮影監督:池上真崇
3DCGスーパーバイザー:今義和
3DCGディレクター:内田大樹
設定考証:堺三保
文化考証:柴田勝家
音響監督:山田陽
音楽:岩崎太整、yuma yamaguchi
TOWA TEI
アニメーション制作:ボンズ


<キャスト>
ルジュ・レッドスター:宮本侑芽
ナオミ・オルトマン:黒沢ともよ


<WEB>
公式サイト: #
公式X(旧Twitter):#


(c)BONES・出渕裕/Project Rouge

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