【2024】ギャグあり、共感必死のリアル系アイドル漫画5選!アイドル好きにオススメ!

先日、アニメ最終回を迎えた「【推しの子】」だが、その勢いが止まらない。同作は、4月からアニメの放送が開始されてから、大人気のまま1期が終了。その後も「TVアニメ【推しの子】展 嘘とアイ」の開催、コラボカフェなどのメディアミックス効果も相まって、原作単行本の累計発行部数は1200万部を突破し、アニメ2期も制作決定した。

また、アニメの主題歌にもなった、YOASOBIの「アイドル」は、YouTube公開からわずか3か月で2.3億回の再生数を記録。国内人気だけにとどまらず、YouTube music charts TOP 100 songs Globalで1位となり、Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”では13週連続首位を獲得するなど、世界的にも人気を博している。


そんな大人気の「【推しの子】」を読んで、「ほかにもアイドル漫画を読んでみたい!」と思った人も多いはず。本稿では、そんな方にオススメしたいアイドル漫画5タイトルを紹介する。

リアル系アイドル漫画

推しが武道館いってくれたら死ぬ著:平尾アウリ

推しが武道館いってくれたら死ぬ

「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は、COMICリュウにて2015年8月号から連載されたアイドル応援コメディ漫画であり、2020年1月にTVアニメ化、2022年10月にテレビドラマ化もされている。

ヒロインは岡山県に住む20歳のフリーター・えり。地元のアイドルグループ「Cham jam」メンバー・市井舞菜の熱狂的なファンで、「収入のすべてを捧げる」「私服はすべて売り払っていて、普段着は高校時代の指定ジャージのみ」という、ほかのファンが引くほどの推しぶり。

しかしえりが推しているアイドル・舞菜は、グループでの人気は最下位で、アイドルとしての自信はゼロ。自分を熱心に応援してくれているえりに感謝していたが、「アイドルは特定のファンに親しくしすぎてはならない」という暗黙のルールがあるため、わざとそっけなく接していた。

同漫画は熱狂的ファンのえりと、うまく感謝を伝えられない舞菜のすれ違いを描いている。推しがいる人であれば、えりの熱心な応援ぶりには共感してしまう部分もあるのではないだろうか。ほかの作品とはまた違った角度から描かれた、ユニークなアイドル漫画だ。

Back Street Girls著:ジャスミン・ギュ/全12巻

Back Street Girls

ヤングマガジンにて2015年16号から連載されている「Back Street Girls」。2018年7月には「Back Street Girs -ゴクドルズ」としてTVアニメ化されたことでも話題になった。

主人公は元ヤクザの山本健太郎と立花リョウ、杉原和彦の3人組。失態を犯したことで、性転換手術と全身整形を受けさせられたうえに、アイドルになるよう命じられてしまい、地下アイドルユニット「ゴクドルズ」を結成することに。

そんな「ゴクドルズ」は予想以上の人気ぶりを発揮。メンバー同士による嫉妬や、地上波全国デビュー、映画のオーディションなどの出来事を乗り越えながら、アイドルとして奮闘する姿が描かれている。

ヤクザだった3人がアイドルとして活動するという斬新な設定と、その様子をコミカルに描いた本作。思わず応援したくなる漢たちの仁義なきアイドルストーリーを、その目で確かめてもらいたい。

神クズ☆アイドル

神クズ☆アイドル

「神クズ☆アイドル」は、「コミックZERO-SUM」2017年7月号および「ゼロサムオンライン」にて読み切り版が掲載された後、同誌で2018年2月号から連載を開始。「次にくる漫画大賞2019」コミックス部門では第3位にも選出された。また、2022年夏にアニメ化もされている。

主人公は男性アイドルユニット「ZINGS」のメンバー、仁淀ユウヤ。アイドルで楽にお金を稼ぎたいことから、ファンサービスなど面倒なことにはうんざりしていた。そのため、ファンからは「死んだ目をしたアイドル」とブーイングを浴びることもあり、事務所からクビを宣告されてしまう。

そんなある日、ユウヤは元アイドルですでに亡くなっている幽霊の最上アサヒと出会う。楽して稼ぎたいユウヤと、アイドル活動がしたいアサヒの利害が一致したため、アサヒがユウヤに憑依してアイドル活動に励むことに。

やる気のないユウヤが、ライブで「疲れるから」と椅子に座りながら登場したり、マイクの電源を切ったりする場面は、アイドルとは思えない行動で思わず笑ってしまう。ギャグ漫画が好きな人にオススメしたいアイドル漫画だ。

オッサン(36)がアイドルになる話著者:もちだもちこ

オッサン(36)がアイドルになる話

本作は、「小説家になろう」で連載されていたアイドル小説をコミカライズした作品。

主人公は大崎ミロク、年齢は36歳、体重は120kg、無職で引きこもりの童貞。「太っているから」という理由で学生時代はいじめられ、勤めていた会社からはリストラされた過去を持つ。

そんな大崎はある日、とある「踊ってみた動画」にハマる。自分もやってみたいと思い、ジムやカラオケに通うようになると、激ヤセ&超イケメンに変身。手違いで自分のダンス動画をアップしたことで世間を騒がせ、バズってしまう。そしてジムで知り合った芸能事務所の社長や元ホストとともにアイドルグループを組むことになり――。

引きこもりだったミロクが徐々に外に出ていく姿からは、読んでいる読者も勇気をもらえることだろう。年齢を重ねた人にこそ読んでほしい作品だ。

さよならミニスカート

さよならミニスカート

「さよならミニスカート」は、2018年9月号から「りぼん」にて連載された作品。

主人公の雨宮花恋はかつて、大人気アイドルグループ「PURE CLUB」の不動のセンターだった。しかし半年前に握手会で、熱狂的なファンに刃物で腕を切られてしまう。

心身ともに傷ついた花恋はアイドルを引退。髪の毛を短くし、学校では男子の学生服を着ることで、あえて男子学生に見せる生活を送っていた。しかし、とある男子生徒に「PURE CLUB」のセンターだった花恋だと気付かれてしまう。そこから少しずつ花恋の心に光が差すようになるが、犯人と同じ癖を持つ人物を見つけてしまい――。

サスペンス要素も満載な同作は、「【推しの子】」が好きな読者にもちろんオススメ。花恋の心が開いていく姿も、思わずひきつけられるものがある。

今回は、5つのアイドル漫画を紹介した。「【推しの子】」の2期が始まるまでの間に、ぜひほかのアイドル漫画を読んでみてはいかがだろうか。

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