「仕事猫」ジオラマ&日本の伝統「飴細工」がガチャガチャに! 今回はトイズキャビンの最新カプセルトイ特集【ワッキー貝山の最新ガチャ探訪 第82回】

ガシャポンのデパートが展開されているカプセルトイの聖地「池袋サンシャインシティ」にて、2023年12月2日~3日、マイコレクション展「昭和レトロガチャガチャ展」が開催予定ということで、現在、その準備でおおわらわの状態でございます!

開催に向けて、関係各所の皆様にもがんばっていただいております。返礼品のインチキ超人消しゴムを2か月足らずで製作してくれたコギトケミカルさん。展示什器やワッキー貝山ミニチュアフィギュアを製作・提供してくれた箱庭技研の鈴木社長。クラウドファンディングを運営してくれたサスアシの大越さん。繋いでくれたコレクター仲間のあけちかつさん。

そして何より、クラウドファンディングで応援してくれて、企画を実現させてくれた皆さん。本当に本当にありがとうございます。皆様からたくさんのアドバイスをくださり、多くの時間を割いていただきました。この経験を踏まえて、より一層ガチャガチャ研究家として成長できた気がします。これからもさらにパワーアップして、カプセルトイ道を進んでまいります! よろしくお願いいたします。

さて、今回も1メーカーをクローズアップさせていただきました。静岡に本社を持つトイズキャビンから2アイテムをご紹介します。緻密な匠の技をとくとご覧あれ!

■1/64 工事現場+仕事猫 全4種 400円


くまみね氏とのコラボで大ヒットを記録したガチャ「仕事猫」の作業現場を、1/64スケールのミニチュアで再現しちゃいました。イベントで製作された私のミニチュアも同サイズということで、YouTubeチャンネルで勝手にコラボさせていただきました。

内容物は本当に細かい。これが400円で販売できたのがすごいです。全セットに、約17ミリの仕事猫が付いているのもありがたいです。

Aセット

「ヨシ!」の決めポーズ仕事猫A。ミニブックには、「自立しません」という親切な注意書きも記されています。

まずは全セットに共通している2アイテムからご紹介。「猫バリケード」は、シールを付けるのは簡単ですが、組み立てるのがけっこう大変です。ミニブックには接着剤使用が推奨されてます。これまた親切。ここは素直に使いましょう。そしてフェンス型の「バリケード大」も全セットに封入されています。

Aセットには、さらに「バリケード小」と「矢印看板」「ドラム」。そして、こんな小さいサイズなのにちゃんと脚が開閉するギミックが嬉しい「小看板」。おまけに、リアルな造形の「仮設トイレ」がついています。それぞれにシールも付いていて、かなり細かく仕上がります。ピンセットを使用すれば、きれいに貼れますよ。

Bセット

缶コーヒーで、ホッとひと息の仕事猫B。注意書きの看板は大サイズに変わりましたが、もちろん開閉ギミックは健在。「信号」のサイズ感もバッチリですね。

Cセット

手を「前ならえ!」している仕事猫Cと、土木作業を再現できるミニチュアがセットになっています。かなりミクロサイズな「誘導棒」、「鉄板」や舗装するための重機「ランマ―」や「猫車」がラインアップしています。気になる猫のポーズでしたが、道具を見て納得! ランマーや猫車を使っている姿勢だったのね。さらに瓦礫まで付いている徹底ぶり。本格志向に、しびれますねぇ~。

Dセット

自動車を運転している姿勢の仕事猫Dと、Cセットにも入っていた「バリケード大」、「鉄板」、「瓦礫」に加え、こちらは「サインライト」、「シャベル」、「ツルハシ」がセットになっています。別売りのトラックや自動車と合わせるとシーン場面のイメージが広がります。そう言えば、トイズキャビンさんといえば、ジオラマのガチャがお得意なメーカーさん。その世界は無限に広がりそう。

細部にわたるこだわりからは、「仕事猫」に対する「愛」を感じました。この本気アイテムをぜひゲットして、楽しんでみてください。

■「どうぶつ飴細工」 全6種 300円


江戸時代から続く日本の伝統文化がカプセルトイとして登場! これはインバウンドの盛り上がりを受け、大ヒット間違いなしじゃない?

飴細工だけあって、今にも溶けそうなねっとり感がたまらなくいい! 台座と飴細工を棒に刺せば、高さ約6センチほどのディスプレイモデルに。袋とラッピング用のタイも付いて本格的。本物志向のミニチュアにうっとりすること間違いなしでしょう。


縁側でひなたぼっこしているような愛らしい三毛猫ちゃん。丸みを帯びているところが、飴っぽい。動物かお菓子か? このギリギリの造形がたまらないです。

インコ


鮮やかな配色のインコですね。今にもしゃべり出しそうな表情がまたいい。胸元の白が青色の下に透けて見えているのが飴っぽさを演出しています。細かい~。すごい技術ですよね。


躍動感のある飛び跳ねキツネ。外国の方には特に人気があるようです。モフモフのキツネの尻尾も飴細工ならではのくねりの表現で、最高な出来になっています。「食べるのもったいない」って、言わないで! ……あっ、本品は食べられませんでした。


駆け抜ける兎の、躍動感あふれる造形がイイね。輪郭の丸みがよくできています。実際に職人さんが作っている姿が想像できそうなリアルさです。


これは秋田犬かな? 尻尾や足のくねり感がまさに飴だわ。毛の部分が、まさに食紅の独特な色合い。ここまで表現できるってすごい。耳と目と鼻の点々具合いもかわいい~。

パンダ


子供も大人も大好きな、愉快なパンダの登場。竹笹を抱いてご機嫌な感じ。これを飴で表現するのは、かなりの熟練した匠の技が要求されそう。お尻部分の丸みがおいしそうに見えちゃうんだからすごいよなぁ~。

今回はトイズキャビンさんの2商品をレビューしました。どちらも愛ある造形で、妥協しないものつくりの精神を感じました。小さくても決して手抜きをしない、とことん素敵なものを作り上げる姿勢に、感服いたしました。

イベント情報
■昭和レトロガチャガチャ展
開催期間:2023/12/02(土)~2023/12/03(日)
開催期間:10:00~18:00
開催場所:サンシャインシティB1催事場
料金:観覧無料
主催:株式会社サスアシ
関連サイト:https://camp-fire.jp/projects/view/686735#menu
ワッキー貝山

ワッキー貝山

フリータレント兼ガチャガチャコレクター・研究家(カプセリスト) 7歳からガチャガチャを集めだし、10万個所有。「愛しのインチキガチャガチャーコスモスの全て」などガチャガチャに関する著書も多数。

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