“実姉妹”公表の鈴木愛奈と花井美春が双子役で共演! 「異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~」2024年アニメ化決定!

原作が110万部を突破(漫画・電子含む)した、水無月静琉さん原作の子連れ冒険者の異世界のんびりファンタジー「異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~」。本作のアニメ化が、2023年11月30日(木)に北海道千歳市にある千歳水族館で行なわれた「マスコミ向け制作発表会」にて発表された。放送時期は2024年予定。

「異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~」のあらすじは、以下の通り。神様のミスによって命を落とし転生した主人公・茅野巧が異世界で出会ったのは双子の子供アレンとエレナ。身寄りのない2人を「異世界子育て」することになった……というもの。タクミのゆるりとしたスローライフが本作の見どころの1つとなっている。


同発表会には双子の子供・アレンとエレナを演じる声優の鈴木愛奈さんと花井美春さんが登壇。司会の柳瀬プロデューサーとともに作品の魅力などについて語った。


2人は同じ千歳市出身。いままで声優ファンの間では「もしかしたら血のつながりがあるのでは?」とまことしやかにうわさされていたそうだが、同発表会にて正式に「実の姉妹です」と公言した。

声優を目指したきっかけ、経緯について鈴木さんは「高校2年生のとき、声優を本格的に目指すべく、がむしゃらに頑張っていました。『第七回 全日本アニソングランプリ』の札幌予選に出場し、最終的にベスト3に入りましたが、悔しさが残りまして。『この仕事(声優)をやりたい』と心の底から思い、ボイトレに励みました」とコメント。

そんな鈴木さんを間近で見ていた花井さんは「姉がすごいことは知っていました。声優デビューしてからはトントン拍子に有名になっていき、これが『シンデレラロード』なんだな、と。私も小さいときから演技や芸能をなりわいとする仕事に携わりたいと思っていたので、習い事をたくさんしていました。お姉ちゃんが先にポーンといってしまったので、『カッコいい! 私もやりたい!』と思いました」と、鈴木さんに触発され、声優を目指したことを明かした。

アレン役・鈴木愛奈さん


ここで柳瀬さんから「なぜ姉妹であることをいままで黙っていたのか?」、その理由が明かされた。マネージャーの判断で、「ふたりとも実力があるので、それぞれ尊重した結果、あえて発表しなかった」とのこと。しかし、今回こうして双子役として共演するにあたり「発表しないほうがおかしいのでは?」ということで、発表することが認められたそうだ。

エレナ役・花井美春さん

鈴木さんは「事務所のプロフィールに『北海道出身』『民謡を習っている』と明記されていますし、ファンの方々からも推測されていたので、『どこかのタイミングでわかればいいな』、と思っていました。こうして双子役で出演できることになり、これもご縁だな、と」、花井さんは「姉妹と公表することができて、お姉ちゃんと共演できてうれしいです。双子という役柄も運命的ですよね」とそれぞれ語っていた。

アフレコはすでに終了しているそうで「アフレコ時の印象的だったこと」を聞かれると、鈴木さんは「『台本のここの部分、どうする?』というやりとりを電話でしたり、実際に電話口で息を合わせたりしました」、花井さんは「コロナ禍で分散収録がメインだったのですが、最近はようやく一緒に録れるようになってきました。主人公・茅野巧役のキャストさん(※現時点で未発表)と双子の3人は、ほぼ毎回一緒にアフレコできました」とコメント。

ふたりから「かわいく見えて、実は力持ちの双子の活躍にご注目ください」、柳瀬さんから「双子のかわいさに注目してほしいです」と作品の見どころが語られ、会見は終了した。

鈴木さんは、このあと水族館に隣接する道の駅「サーモンパーク千歳」にて館内放送を担当する「一日駅長」に就任。就任式には多くの地元民やファンが集まり、大盛況となった。


(取材・文・撮影/佐伯敦史)

【作品情報】

■異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~

<スタッフ>

・監督:濁川淳

・制作スタジオ:EMTスクエアード

・制作協力:ビー・バード

<キャスト>

・アレン:鈴木愛奈

・エレナ:花井美春

©水無月静琉・アルファポリス/異世界ゆるり紀行製作委員会

おすすめ記事