【「勇者指令ダグオン」最新トイ】衝撃の可動とパース付き武器でここまでカッコよくポージング! 「METAMOR-FORCE ファイヤーダグオン」を声優・泰勇気が徹底レビュー!後編

声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!

泰勇気のトイ遊々記 第38回 METAMOR-FORCE 勇者指令ダグオン ファイヤーダグオン 後編

「勇者シリーズ」第7作目「勇者指令ダグオン」より、主人公ロボのファイヤーダグオンが、千値練のMETAMOR-FORCEシリーズに登場! バランスよく使用されているダイキャストパーツの重さと、取り回しやすいサイズが特徴のアイテムとなっております。

各メカ形態と合体ギミックについてご紹介した前編に続いて、後編ではファイヤーダグオン形態でのプロポーション、アクションについて徹底的に掘り下げていきたいと思います!

プロポーションは非常にストレートに再現されています。ディテールの追加などはありますが、過度なプロポーション変更などは加えられておらず、とても好感の持てるスタイル。まさに劇中再現+αといったところ。各部の色分けや塗装もばっちりです。

ジャンボの尾翼部分がコンパクトにまとまったおかげで、劇中に近いボリュームに収まっています。脚部側面の変形用可動部も、デザインを邪魔しない形状になっていますね。

主翼のエンジンポッドは、取り付け位置を変更することもできます。ここはお好みでいいと思います。今回は「完全変形」ということで、エンジンの位置は付け替えずに遊んでいきます。

こちらがエンジンポッド位置を変更した状態。どちらもいいですよね。

後ろから。大きなイメージの変化ではありませんが、アニメ劇中のバランスを再現したい場合はコチラのほうがイメージに近いと思います。

横からの姿だとウイングの大きさが際立って、これまたカッコイイです。

頭部および胸部。ご覧の通り、各所の配色・塗装はきれいに施されています。胸部の内側は頭部を格納するギリギリのスペースが確保されており、その設計のかいあって、この好プロポーションが成り立っています。色選びも非常にちょうどいいです。

あおりで見ることの多い巨大ロボットだからこそ印象的な、ファイヤーダグオンの肩アーマー下面。こちらにも設定にはないディテールが追加されています。上腕のパーツ分割ラインもメカニックな処理となっていて好印象。

この写真の手首は、変形用の握りこぶしになります。

腰部、太もも部分にもオリジナルディテールが追加されていて、大きさからくる面の間延びを防いでいます。

脚部の微妙な末広がりのラインなど、単純な平面の組み合わせではないところがポイント。つま先も本来はかなりシンプルな形状のはずなのですが、大きさに見合ったディテールが追加されています。

脚部後ろ側の面構成、側面の微妙なふくらみ、そしてつやあり、つや消し塗装の使い分け。このあたりは大型のプラモを作る際の参考になりそうです。

頭部は上下左右に可動。特に首の根本が起き上がるので、ポージングによっては下を覗き込むように顔の角度を付けることができます。

肩アーマーは腕部パーツとの取り付け軸の間に接続されており、独立して可動。破損しないよう、力の加え方には注意しておきたい個所です。肩は軸接続によって回転。水平方向への腕の持ち上げも、肩アーマーが大きく持ち上がるのでここまで可能です。

また肩の付け根には、若干ですが前方へのスイング可動が設けられています。

腰はポージングの要。前後屈伸はもちろん可能。

左右への屈伸やひねりも可能です。

肘関節が少し特殊で、ストレートな二重関節としての可動が可能なうえに、肘の合体部分の軸を使えば、肘を曲げた状態で前腕を内側に倒すこともできます。また、二の腕の上にロール回転軸があります。

手首はボールジョイント接続。さらに変形の恩恵で大きくスナップさせることも可能。

股関節の可動もかなり優秀。左右への開脚は180°。前後開脚もかなり広めです。

膝は二重関節。太ももの上にロール回転軸があります。

足首はファイヤージャンボ形態時のカーゴのハッチを兼ねているため、つま先とかかとは別々に可動。やや特殊な可動となりますが、うまく使えば大胆なポージングも可能です。

ウイングは変形も使用した可動部でのスイングが可能。エンジンポッド変形で使用した可動部が利用可能です。

このくらいのアクションポーズは楽勝。

可動手首を使えば、指の表情も自由自在に。

バランスを取れば片足で立たせることもできました。が、このポーズを取らせたいなら台座を使ったほうが安全です。

それでは、必殺技再現!

炎「ファイヤー。ホールド!」(※ビームは出ません)

平手が付属していない分は、可動指で補えます。

ファイヤーブレードは、はしご部分を交換して再現。

標準装備のソードのサイズ感はこんな感じ。設定に忠実です。

炎「ファイヤーブレード!」

可動部を生かして、印象的なポーズの再現に挑戦! このポーズならセンチネルストア特典のパース付きソードが似合いそうですね。

ぬぉおお!!! 素晴らしい迫力!!! パース付きパーツ……あなどれませんね。

炎「だぁぁぁああああ!!!」

ここでも可動手首が大活躍!

炎「フィニッシュ!!」

ファイヤーブレードを使ったさまざまなポーズ、お手元でもぜひ楽しんでください。

炎「はぁっ!」


次はライオソード!

ライアン「でぇぇぇぇい!」(※浮いているライオソードは合成です)

ライオソードの柄には掌への接続ピンが畳まれています。それを起こして手のひらに差し込み、さらに指をつかませることでライオソードの保持を再現。

炎「……」

ライオソードのパース付きパーツも使用してみました。ファイヤーブレードよりもさらに大型です。

炎「ファイヤーライオソーードォ!!」

付属の手首を駆使して、両手で振りかざす様子も再現可能。

炎「ったァァァっ!!」

可動手首と剣持ち手を組み合わせることで、しっかりと剣を保持したポージングが楽しめます。

つま先の可動は若干変則的ではあるものの、重心をうまくとれば、かかとを浮かせたこんな立ち方も可能です。

肘の可動と手首の組み合わせを使うことで、体の正面でのライオソード両手持ちも余裕。

飛行しながら剣で突っ込むようなシーンも、ダイナミックに決まります。

ライオソード握り手首が左手にもあることを生かして、タイプの違う剣の二刀流なんていう、玩具ならではの遊びもできちゃいます。

両方の刀身をパース付きに交換。思いのほかかっこよいのではないでしょうか!?

炎「火炎! 十文字斬りィィ!!」(※そんな技はありません)

敵を倒し終わったイメージで。見てください右足首の角度。ここまでつま先を持ち上げられるトイもあまりありません。もちろん、ファイヤーダグオンが実際にライオソードを片手で振り回すのは難しいところだと思いますが、自分でつけたポーズがかっこよいと思えたなら、それが正解だと思います。

僕なんかよりもかっこいいポーズをつけることができる人なんてたくさんいると思いますので、手に入れられた際にはぜひ大胆でかっちょいいファイヤーダグオンのポーズを見つけてみてください。

それでは「剛力合体」、そして「超火炎合体」でまたお会いしましょう!!

 

結局今回のレビューも前後編合わせて100枚近くの画像枚数となってしまいましたが、それほどのまでにポージングが楽しく、プレイバリューの高いアイテムとなっています。

大きめの立体物の場合、大幅なアレンジが加えられることも多いですが、今回のようにシルエットは変えずに適度なディテールアップによって魅せるというのも、いいですよね。

これで、パワーダグオン……そしてスーパーファイヤーダグオンに対する期待値もさらに上昇! 玩具なら何度となく禁断の合体ができますから、パワーダグオンの発売まで楽しみに待ちたいと思います。

【製品情報】

■METAMOR-FORCE 勇者指令ダグオン ファイヤーダグオン

・メーカー:千値練

・価格:42,790円(税別)

・発売中

・サイズ:全高/約240mm(翼先端まで)、頭頂高/約200mm(ツノ含む)

・付属品:ファイヤージャンボ、ファイヤーストラトス、ファイヤーラダー、ファイヤーレスキュー、ダグファイヤー(変形)※4月11日追記、ファイヤーブレード、ライオソード、ライオソード用刀身、可動式ハンドパーツ(左・右)、ライオソード専用ハンドパーツ(左・右)、専用台座、台座用補助パーツ、センチネルストア特典:ファイヤーブレード(パース付き)、ライオソード用刀身(パース付き)

・製品素材:ABS、PVC、PA、POM、DIECAST

・原型/設計:T-REX、NAKA-MOVE(千値練)、AMAKUNI(企画協力)

・フィニッシャー:早川洋司(千値練)

・プロダクトデザイン:宮内利尚

泰勇気

泰勇気

「無敵超人ザンボット3」放送開始2日前生まれ。幼少期より玩具(特にロボット)を愛し、小学生からプラモを組むようになる。声優となってからもロボット玩具・プラモ好きは変わらずアキバ総研でライターデビュー。

(c)サンライズ

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