「カノカリ」と「絆のアリル」がトップ争い! そして、あの大ヒット映画がTOP10入り!激動の「2023年アニメ大賞」結果発表!
2023年の人気アニメを総括する「アキバ総研アニメ大賞2023」が2024年1月22日から2月5日にかけて開催。アキバ総研ユーザーが選んだ2023年のベストアニメ作品が決定した。
本企画は、2023年冬・春・夏・秋の満足度投票において、それぞれ上位5位にランクインした26作品と編集部が選んだ6作品がエントリー。その中から、2023年特に面白かったアニメをアキバ総研ユーザーの皆さんと決定するという毎年恒例の人気企画だ。
さて、そのTOP10は……?
・1位 彼女、お借りします(第3期)…3411票
2023年夏アニメ4位
・1位 絆のアリル ファーストシーズン…3411票
2023年春アニメ2位
・3位 彼女が公爵邸に行った理由…1199票
2023年春アニメ2位
・4位 はめつのおうこく…956票
2023年秋アニメ5位
・5位 ライアー・ライアー…937票
2023年夏アニメ1位
・6位 Re:stars…915票
2023年春アニメ2位
・7位 魔法使いの嫁 SEASON2(第1クール)…903票
2023年春アニメ2位
・8位 シュガーアップル・フェアリーテイル(第1クール)…867票
2023年冬アニメ1位
・9位 AYAKA ‐あやか‐…832票
2023年夏アニメ5位
・10位 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎…743票
編集部推薦枠
1位はなんと、「絆のアリル ファーストシーズン」と「彼女、お借りします(第3期)」の2作品が同票で並ぶという結果となった。
「絆のアリル ファーストシーズン」は、伝説的Vtuberのキズナアイにあこがれるバーチャルアーティストの卵たちが、切磋琢磨するというアイドルものアニメの系譜。キャラクターの活躍はアニメ本編のみならず、実際にYouTubeチャンネルを開設し、Vtuberとしても精力的に動画を配信するという多面展開をみせた。そのため、キャラクター、キャスト、ファンの距離が非常に近く、ライブ感あふれる作品だった。
12位には秋クールに放送された「セカンドシーズン」がランクイン。シーズンごとに票が割れてしまった形となった。もしこれが連続2クールものだったら、おそらく本作が覇権をとっていたのではないだろうか。
もういっぽうの「彼女、お借りします(第3期)」は、絶大な人気を誇るラブコメ作品。これまでダメダメな主人公・和也の行動にやきもきさせられることの多い視聴者だったが、ついに今シーズンでは和也が動き出す! クラウドファンディングによる映画制作という、わりとリアルな題材を扱うことで大きなドラマが展開した。しかし、最後はやっぱりモヤモヤしたまま……。そんな作品の熱と、「ここからどうなるんだ!」というファンの思いが1位という結果に表れたのではないだろうか。まさか、アニメはここで終わりってことはないよね? ということで、第4期にも期待が募る!
3位は韓国で人気の小説、およびウェブコミックをアニメ化した「彼女が公爵邸に行った理由」。韓流らしいドラマチックな展開は、国境を超えて日本でも人気を獲得! アニメでも高い支持を集めたようだ。
4位は、「はめつのおうこく」。ハードな設定と迫力のアクションでもともと原作コミックも人気だったが、アニメ版もその魅力を損なうことなく映像化。スピード感あふれる展開で、グイグイと最後まで駆け抜けた感がある。
5位は「ライアーライアー」。決闘に勝利することで学園内のヒエラルキー上位に入ることができる島を舞台に、主人公たちは嘘をついたりイカサマしたりして生き残りをかけるという、スリリングな展開が印象的だった本作。原作途中でアニメは終了してしまったということで、ぜひ第2期にも期待したいところだ。
6位「Re:stars」は、中国で制作された作品で、中国人声優の演技に字幕スーパーでセリフの訳が表示されるという一風変わった作品だった。しかも、言われなければ日本で制作されたものと思ってしまいそうなアイドルもの! 2024年の、中国産アニメの躍進が気になるところだ。
7位「魔法使いの嫁 SEASON2(第1クール)は、人気のロングランシリーズ。分割2クールとなったSEASON2の舞台は学園ということで、これまでとはまた違った人間ドラマも展開。その新鮮さもあいまって高い人気を集めたようだ。
8位の「シュガーアップル・フェアリーテイル(第1クール)」は、柔らかい色彩やていねいな絵作りが印象的な作品。第2クールも高い人気を集めた本作。第3クール以降の展開も気になるところ。
9位の「AYAKA ‐あやか‐」は、アクションシーンの迫力はもとより、現代日本を舞台にしながらも、少し違和感のある島の風景や生活が楽しい作品だった。
そして10位は、編集部推薦枠の劇場用作品「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。本作は、原作の1エピソードを大胆に脚色したオリジナル作品で、「鬼太郎」の持つおどろおどろしい世界観と日本特有の村社会の描写が融合した見ごたえある作品となっている。そのほか、バディ物としての側面もあり、その辺りが女性ファン獲得にもつながった。2023年最大のダークホースといえる作品であった。
そのほか、11位以下にも2023年を代表するアニメが多数ランクインしているので、そちらもあわせてご確認いただきたい。
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