「AMAKUNI機神 キングジェイダー」トイレビュー! 戦艦形態もジェイダーもパーフェクトな仕上がり!究極のキングジェイダーを声優・泰勇気が遊び倒す!後編

声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!

泰勇気のトイ遊々記 第40回 AMAKUNI機神 キングジェイダー後編

前回は大迫力のロボット形態をご紹介しましたが、記事後編では各形態に変形させていきたいと思います。

⇒記事前編はこちらから!
【「AMAKUNI機神 キングジェイダー」再販記念トイレビュー】すごくでかい! すごく強い!究極のキングジェイダーを、声優・泰勇気が遊び倒す!前編


まず頭部と両腕を外します。

肩の付け根を前方にスイングさせ、バックパックを左右に分割。

ボディ内部のフレームを限界まで伸ばし、胸部ブロックを後ろに倒します。

首の付け根はどんでん返しで反転。

バックパックを胸部ブロックの下面に持ってきて再び左右を閉じ、スラスターカバーを閉じ、肩関節を収納します。

伸ばしていたフレームを戻し、腰部中央ブロックを上に移動させてボディをロック。

リアスカートは180°上にめくるように回転させてウエストと接続。

脚部はすね、側面を展開。両足首を変形させて内部に格納します。

ふくらはぎに畳まれていた甲板を展開。隠れて見えませんが、右足太ももの後ろ側装甲が下方にスライドしています。

脚部ストッパーを解除して、脚パーツ前後を折り畳んで薄くします。それでも十分ゴツイのですが……。薄くした後は、脚部外側のパネルを閉じてロックします。

サイドスカートと、展開された脚部側面の装甲とで、機体の側面を覆います。

踵を伸ばし、艦首にジェイクオースを取り付ければ、ジェイキャリアの完成です! ジェイアークの時とはまた違った「空母」のような姿です。

専用の台座に載せることで、床に対して水平に置くことができます。

艦首にジェイアーク用プロポーションアップパーツを接続。説明書ではジェイアークの時にのみ取り付けの説明があるのですが、ジェイキャリア形態で取り付けてもいいでしょう。シャープな姿になりました。

ジェイバードがプラグアウトした状態の甲板は、こんなに広々。多数のロボットを載せての移動もできそうです。

さて、変形の冒頭に取り外した頭部と両腕ですが、組み合わせることでジェイダーを再現することができます。額飾りの取り付け位置を下に変更。両サイドのパーツも取り外します。

ジェイダーの頭部を起こし、肩のパーツを一段上の軸穴に接続。肩アーマー内に格納されていた両腕を展開します。

キングジェイダーの両腕から手首を取り外し、ジェイダー上半身を取り付けるためのボールジョイントを上に展開して腕部左右をドッキング。

これを上半身と接続すれば……

一応、ジェイダーを再現することが可能です。ただしキングジェイダー形態のプロポーションを重視しているため、この状態ではさすがに劇中のイメージ通りとはいきません。それでもこのパーツ構成でジェイダー形態を再現できるようにしてあるあたり、玩具好きの心をわかってくださっているなぁと感じました。

肘の関節も横向きになってしまうので下半身の可動はほぼゼロ。そこで登場するのが「ジェイダー用プロポーションアップパーツ」です!

「スタンダップ! ジェイダー!!」

はい。改めましてAMAKUNI機神のジェイダーが完成です! さすがプロポーションアップVer.だけあって、このサイズとしては素晴らしい完成度です。

かなり小さいサイズなのですが、こちらもキングジェイダー同様、各部のディテールに大幅なアレンジが加えられて、密度感がすごいです。

「フュージョン!」

台座を使用する際は付属の「掴むタイプ」の支柱を使用します。「ガオガイガーFINAL」ではキングジェイダーへの合体の時にもフェニックスの尾のようなエフェクトが見られましたし、やはりエフェクトパーツが欲しいところ!

小型かつ関節のパーツ数は抑えられているにも関わらず、可動はかなり優秀。頭部だけは変形の都合上軽く下を向かせることしかできませんが、それを補ってあまりあるほどよく動きます。

腰部はボールジョイント接続なので、ひねりを再現することも可能。

片膝立ちもできます。やりますねぇ~。

ジェイキャリアとの大きさ比較。ジェイダーが小さいのか、ジェイキャリアが大きいのか……。どちらにしても素晴らしい造形であることはおわかりいただけるかと思います。

次は、キングジェイダーの頭部と両腕をそのまま使ったジェイバードモードをご覧ください。

これまでのキングジェイダーの変形アイテムでは収納式となっていた両手首が、前方に配置されているのが特徴です。しかしそれ以外の構成に関しては、従来のジェイバードと同様の配置となっています。個人的にはこのアレンジも好きです。

なお、この形態に変形させる時の注意点として、ジェイダーのつま先にあたるパーツが手首の付け根のロックを兼ねているのですが、ここをしっかり倒しておかないと手首を引き出すように気を付けましょう。

こちらにもプロポーションアップVer.があるのですが、まずはこのままジェイキャリアにドッキングさせたジェイアークを見てみましょう。

これまでの玩具と比べると、いくらか艦橋部分が小さい気もしますが、それゆえに、戦艦の巨大感がさらに強調されているようにも見えるので、これはこれでなかなかいいと思います。

5連メーザー砲が前方を向いて配置されることにより、火力も増強されたように見えます。

サイドから。こうしてみるとやっぱり艦橋は小さい気もしますね。さらに……

こちらは5連メーザー砲を覆うカバーパーツを取り付けたところ。これで劇中のジェイアークの形状にさらに近づきました。

このドッキング状態で艦橋をジェイダー状態に変形させれば……

ジェイライダーモードの完成! 5連メーザー砲カバーは取り外してみました。ここはお好みでどうぞ!

そして艦橋、ようするにジェイダーの上半身部分のジェイアーク用プロポーションアップパーツ(写真左側の顔パーツ)も用意されています。ジェイダーの両腕を取り外して、ジェイダー部分をこれらのパーツの中に収納します。

こちらが艦橋の完成状態。これを再び合体させます。

いったんキングジェイダーの両手首を取り外して、艦橋を合体させたジェイバード・プロポーションアップVer.の姿です。確かにこちらは見慣れているジェイバードの形状ですね。

実はジェイダーボディを内蔵しなくてもある程度の保持力で合体は可能ですが、より確実に合体させておくために、ジェイダーボディもちゃんと使用してください。

ジェイダーの両腕は脚部側面に格納が可能です。

それではお待ちかねの、「白き方舟」ジェイアークをご覧いただきましょう!!

まずは5連メーザー砲カバーなし。やはりこれはこれで、アリ!!

そしてプロポーションアップVer.! 確かにこれこそジェイアーク!! まさにあの「白き方舟」ですっ!!

艦首パーツ、5連メーザー砲カバー、異なる大きさの艦橋を組み合わせることで複数のバリエーションが組み立てられますので、自分好みのバランスを見つけるのも楽しいと思います。

艦首から艦橋を撮影すると、距離が遠すぎて手前がすっかりボケてしまうほど。

4基の砲塔と巨大な艦橋。ここだけでも大迫力!

サイドから。小さめのサイズだった先程の艦橋と比べると、やはりこちらのほうが劇中のバランスに近いですね。

このシャープな艦首のパーツを付けた状態のキングジェイダーの再現もできなくはないのですが、個人的に少々バランスがよくないように感じたので、今回ご紹介は見送りました。お試しになる際は、自己責任でよろしくお願いします。

多数のスラスターが確認できる艦尾部分。これぞ宇宙戦艦の醍醐味、そしてロマン!!!

実は胸部ブロック上面にも、ミサイル発射口が造形されています。キングジェイダー形態だと発射したミサイルが頭部に当たってしまいそうですが、ジェイアーク形態ならバッチリですね。

当然、脚部にあったミサイル発射口も展開可能。

先に発売された「AMAKUNI機神 ジェネシックガオガイガー」との比較。ジェネシックガオガイガーも巨大だなぁと思っておりましたが、キングジェイダーの大きさはそれをさらに超えています。やはり、この並びは感動します!!!

■AMAKUNI機神 ジェネシックガオガイガー紹介動画


■AMAKUNI機神 ジェネシックガオガイガー オプションパーツセット紹介動画

そして2024年5月発売予定のプラキット「AMAKUNITECH ジェネシックガオガイガー」との比較。

このジェネシックガオガイガーは「AMAKUNI機神」版をダウンサイジングしたものなので、スケール感的に合うかなと思って並べたのですが、ほとんどサイズは変わらず、これはこれでアリだと思います。

最後に締めくくりのコメントを……と思って一度筆を置いたのですが、別の玩具をいじる中で偶然に発見した隠し要素がありました! それがコチラです!

なんと、部分的に蛍光塗料が使用されているため、ブラックライトに反応します!

Jジュエルや胸部の鳥の目などだけでなく、腕部などにポイントとして蛍光ピンクに光ります。

5連メーザー砲の砲口の内側も塗装してあったんですね! これは気づかない!

反中間子砲の砲口は穴が深くてわかりにくいですが、一応反応しているように見えます。

頭部の発光ギミックも点灯。ジェイクオースもポイントで光ります。説明書には特に記載がなかったので、これは思わぬ発見でした。

ほかにもポイントで光るのですが、カメラで撮影するよりも肉眼のほうがわかりやすいので、皆さんもお手元に届きましたらぜひ一度ご確認ください。

以上、「AMAKUNI機神 キングジェイダー」のご紹介でした!

ズッシリした重量感とその巨体、そしてキングジェイダーとジェイアーク、どちらの形態も極めてかっこよく、いじっていて大満足なアイテムでした。

今回の記事で、「AMAKUNI機神キングジェイダー」のことを知ったという方もいらっしゃるかもしれませんが、このタイミングでなんと2次受注が決定! 2月22日よりAMAKUNI公式サイトにて受付がスタートしております。みんなで購入して、いつの日かジェイアーク31隻が並んでいるところを見てみたいですね! 

「AMAKUNI機神」シリーズは、これまで「勇者王ガオガイガー」シリーズからの商品化が続いておりましたが、実は「勇者特急マイトガイン」からグレートマイトガインの商品化が予定されております。発売はまだまだ先のようですが、発売されたあかつきには、ぜひそちらもご紹介させていただきたいです!

それではまた! いつか星の海で!


⇒記事前編はこちらから!

【「AMAKUNI機神 キングジェイダー」再販記念トイレビュー】すごくでかい! すごく強い!究極のキングジェイダーを、声優・泰勇気が遊び倒す!前編

商品情報

■AMAKUNI機神 キングジェイダー

・発売元:ホビージャパン

・受注期間/2024年2月22日~4月10日

・価格:63,800円(税込)

・発送/2025年1月~2月発送予定

・仕様/素材:ダイキャスト、ABS、PVC、PA、POM 

・全高:約30cm(頭頂高約27㎝)

・付属品:ジェイアーク変形用パーツ ジェイダー変形用下半身パーツ 専用台座(キングジェイダー用、ジェイアーク用の2種)

・製造/千値練

・造型/設計:NAKA-MOVE

・彩色/早川洋司(千値練) 

・プロダクトデザイン:宮内利尚 

・造形プロデュース:AMAKUNI 
・購入制限/通販:1注文2個まで

※ホビージャパンオンラインショップ(#)、ポストホビー厚木店で予約可能
※本商品は再販となります。商品仕様やパッケージデザインに変更はございません。

(C)サンライズ

泰勇気

泰勇気

「無敵超人ザンボット3」放送開始2日前生まれ。幼少期より玩具(特にロボット)を愛し、小学生からプラモを組むようになる。声優となってからもロボット玩具・プラモ好きは変わらずアキバ総研でライターデビュー。

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