【自動車プラモレビュー】 「ザウバー メルセデス C9 “クレア フロスト” w/フィギュア 」レビュー! レーシングカーと美少女フィギュアを一緒に楽しめる欲張りキット!

こんにちは、カリヤスです!今回は、ハセガワから発売中の1/24スケール「ザウバー メルセデス C9 “クレア フロスト” w/フィギュア 」をご紹介&レビューしたいと思います!

今回ご紹介するのは、ハセガワのオリジナルキャラクター・たまごガールズの「クレア・フロスト」のマーキングを施した 「ザウバー メルセデス C9」です。スケールは1/24で、同スケールのレースクイーン衣装を着たクレアのフィギュアが付属する限定版!

・価格:4,620円 (税込)
・接着剤必要
・塗装必要
・中級者~上級者向け

たまごガールズって?

ハセガワのデフォルメ飛行機プラモデル「たまごひこーき」シリーズのイメージモデルをつとめるのが「たまごガールズ」たちです。いろいろなコスチュームでボックスアートを飾ったり、単体でフィギュアが発売されたりと、大活躍中! 気になった人は、公式サイトをチェック♪

中身をチェック!

パーツ数は多くありませんが、往年のキットの金型をそのまま流用しているので、しっかり整形する必要があります。

クリアパーツはありますが、メッキパーツはありません。タイヤはゴム製です。

ボディ部分のロゴやクレアのマーキング、一部の計器盤などはデカールで再現します。

そして、3Dプリンター製のクレアのフィギュアが付属。フィギュア製作は上級者向けになりますので、後半で解説します!

製作する前に

本キットは初心者向けではないので、かっこよく作るには接着剤、塗料、その他整形用の工具がいろいろと必要です。とは言え、今回は最低限の工作と塗装だけの「お気楽モデリング」を紹介していますので、初めてカーモデルに挑戦する方は無理せず、必要に応じて工具、塗料を準備するのがオススメです!

※工程が多いので、写真は少なめにしてあります。製作過程を詳しく知りたい方は、動画をチェック!

製作開始!

まずは、パーツの整形作業に入ります。少し手間はかかりますが、バリやパーティングラインなどをしっかり削り、表面をスポンジヤスリで整えれば見栄えがとてもよくなるので、ていねいに作業しましょう!

切削作業で活躍してくれるのが、デザインナイフとヤスリ。個人的には、金属ヤスリはウェーブ、スポンジヤスリはゴッドハンドのものがオススメです。値段も安く、種類も豊富で便利!

押し出しピン跡(丸い凹み)は、完成後に目立つとかっこわるいので、ちゃんと埋めてあげましょう。今回は成型色のパープルをそのまま活用するので、ウェーブの透明な瞬間接着剤を凹みに注入し、アルテコのスプレープライマー(効果促進剤)で固めたあと、ヤスリで削りました。

黒く塗るパーツが多いので、一部マスキングした状態でクレオスの「水性ブラックサーフェイサー1000」を吹き付けました。ラッカー系だと臭いがキツいので、室内でも気軽に使える水性サーフェイサーがオススメです!

細かいパーツは、ランナーから外さずに水性塗料を筆で塗っていきます。今回はクレオスの水性ホビーカラーを専用溶剤で希釈して使用しました。ちなみに、車内パーツは完成後にほとんど見えなくなってしまうので、こだわらない場合はブラック一色で塗るだけでも問題ないと思います!

クリアパーツなども、ていねいに筆塗りします。筆塗り初心者という方は、1,000円程度で数種類の筆(面相筆、平筆など)がセットになったものを買えば大丈夫です!

パーツの塗装が終わったら、しっかり乾燥させてから切り出して、順に組み立てていきます。プラモデル用接着剤を使う時に少し塗料が溶けてしまいますが、ほとんど目立たないので大丈夫です(目立つようなら、後でリタッチすればOK)!

ある程度組み立てたら、塗膜保護のためにクレオスの水性トップコート(光沢)を吹き付け、乾燥後にデカールを貼り付けていきます。デカールを貼る際は、デカールのりや軟化剤を活用して、ていねいに作業しましょう。全工程で、一番大事なところですからね!

デカールが硬化したら、スミ入れしていきます。今回はクレオスのウェザリングカラーのグランドブラウンを使いました。使用する色によって雰囲気が変わりますので、好みで選ぶとよいでしょう。

ガイアノーツのフィニッシュマスターや綿棒などで余分なスミを落としたら、最後にもう一度水性トップコート(光沢)を全体に吹き付けます。そして、乾燥後に全てのパーツを接着すれば完成!

美しいフォルム! いろいろなアングルから眺めたいですね~。

最初にしっかりと整形したおかげで、デカールがきれいに密着してくれていますね。

成型色のパープルも、トップコートのおかげでプラスチック感がなくなり、自然に仕上がっています♪

動画はこちら!

上級者向け! フィギュア製作に挑戦!

続いて、クレアのフィギュア製作の解説です。やっぱりイカしたマシンにはキュートなガールがよく似合う……! というわけで、ザウバー本体が完成したら、ぜひフィギュア製作にも挑戦してみましょう!

まずは、パーツを切り出して整形していきます。パーツを破損させないよう、くれぐれもていねいに!

ある程度ゲート処理をしたら、作業しやすいように、足裏の接地面にドリルで穴を開け、瞬間接着剤で直径1cmの真鍮線を固定します。

クレオスの「ビン入り水性サーフェイサー1000(グレー)」を希釈し、エアブラシで吹き付けます。ちなみに、ひと昔前まで主流だったレジン製フィギュアは、塗装前に中性洗剤で洗浄する必要がありましたが、3Dプリンター製はそのまま塗装OKです♪

グレーのサフを吹き付けたことで、成型色のままだと気づかなかった凹みや段差がクッキリ見えるようになりました。ゲート処理の甘かった部分はもちろん、3Dプリンター製キットに特有の積層ラインも見逃さないように注意したいところ!

先ほど使用した「ビン入り水性サーフェイサー1000(グレー)」を、整形したい個所に、希釈せずに直接塗っていきます。

スポンジヤスリでていねいにヤスリがけし、今度は「ビン入り水性サーフェイサー1000(ホワイト)」をエアブラシで吹き付けます。下地をホワイトに統一することで、発色をよくしつつ、コスチュームの塗装を省くことができます。

水性塗料を、ていねいに筆塗りしていきます。今回はフィギュア塗装に最適なファレホカラーを使用。髪のパープルは自分の好みで調色しています。

水性トップコート(光沢)を吹き付けたら、デカールを貼り付けます。

スミ入れ用の細筆を使用し、スミ入れします。使用する色はブラックだとカッチリ、ブラウンだとリアル、グレーだとソフトな印象になりやすいので、お好みで!

最後に、ビン入り水性トップコート(ツヤ消し)を希釈して、肌と髪に筆塗りすれば完成!

ポップだけどリアルな、素晴らしい造形! コスチュームを自分の好みの色で塗ったりしても面白いかも?

そのままだと自立しないので、市販の木製ブロックに固定して撮影してみました。ちなみに、差し込んでいた真鍮線は、揺らしながら引っ張ることで簡単に外せます。

動画はこちら!

さて、いかがでしたでしょうか? 1/24のカーモデルは少し難易度が高いのですが、完成時の迫力はバツグンなので、ぜひ挑戦してみてくださいね! それでは、またお会いしましょう♪

【商品情報】


ザウバー メルセデス C9 “クレア フロスト” w/フィギュア

・スケール:1/24

・メーカー:ハセガワ

・発売中

・価格:4,620円(税込)

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