「青雲、それは~♪」の「青雲」&懐かしカルチャー書籍の「豆本」がガチャガチャに!【ワッキー貝山の最新ガチャ探訪 第85回】

今回は、まず私的ビックニュースを2つほど聞いてください!!

池袋の興奮を再び!? 2024年3月31日まで、「昭和レトロガチャガチャ展in仙台」がイオンタウン仙台泉大沢店で開催中です。懐かしの「コスモス」はもちろん、旧バンダイロゴ時代のガチャアイテム。当時の台紙やガチャ年表まで、大興奮の空間を提供しております。

3月24日(日)にはトークショーも開催。皆さん自慢のお宝を鑑定する企画も検討中! 全国のガチャ好きのご来場をお待ちしています! 入場・参加無料ですよ!

もうひとつのニュースはこちら。先日、いきなり「コスモス」自販機を再現したアプリがリリースされました。実は、水面下でトライ&エラーを繰り返し、6年の歳月をかけて爆誕したのです。機種も初期・後期の2種類からセレクト可。出てくるアイテムはマイコレクションから選りすぐりのものを収録。アイテムの解説コメントにもこだわりました。商品が出現する時のワクワク演出はハマること間違いなし!

500円でダウンロードできるワンコイン仕様! フルコンプ目指してレッツトライ!!

ということで、今回も素晴らしい最新カプセルトイをレビューします!

辰巳出版「日本懐かし大全シリーズ」 博報堂プロダクツ 500円 4種

最近の印刷技術の向上には目を見張るものがあります。昔のガチャでは、表紙のみ粗く印刷されたミニノートが出てくるものでしたが、現在は全ページフルカラー印刷! 驚きの進化です。そりゃあカプセルトイファンも大喜びで、集めますでしょうよ。

現在、ガチャ業界は豆本のリリースラッシュで、特にバンダイから発売された「豆ガシャ本」シリーズは大ヒット! 文豪たちの小説や地球の歩き方、旅行雑誌、漫画雑誌などあらゆるものがカプセルにイン。

そんな豆本ブームの中、今回は辰巳出版から発売された書籍「日本懐かし大全シリーズ」の豆本ガチャをご紹介! 虫眼鏡必須! 圧巻の128ページ完全読破を目指しましょう!

日本懐かし自販機大全

昨今のレトロフード自販機ブームを牽引したといっても過言ではない、「日本懐かし大全シリーズ」1作目の良本。どこを開いても、郷愁をそそる懐かしい自販機のオンパレード! 肉眼では文字を追うことはできませんが、写真はなんとか目視できます。

特に最後ページの自販機ロードマップはどうしてもチェックしたい。自販機を巡る旅をしたい。製本もしっかりしているので、実際の本と並べて飾りたい。そんなこんなで、いつの間にか本書もゲット!

これも新しい書籍のプロモーションかもしれない。

日本懐かし即席めん大全

日本の文化、即席めん。みんな大好き、即席めん。豆本ながら、印刷されているパッケージを見れば、あの味、あの頃が思い出されます。授業が早めに終わった土曜の午後、「何か食べるのないかな~」と引き出しを覗くと……あったよ、袋麵! 冷蔵庫の残り食材をカスタマイズして空腹を満たしたあの頃……。嗚呼、昭和のあんなことやこんなことが、いろいろよみがえってきましたよ~。

日本懐かしアイス大全

昭和の名作アイス大集合! これまた表紙からラインアップがやばいね~。

駄菓子屋で買ったあんなアイスやこんなアイス! 豆本ですがしっかと確認できますよ。収録点数も圧巻です。「宝石箱」も、ピンクレディのCMで人気があったねぇ~。これでもか!と当たりに当たった棒アイスなんかも懐かしい。あなたは何種類思い出せるかな?

日本カセット大全

令和に入り、改めてカセットテープ人気が再燃! 記録メディアとしては、正直不便な点はありました。オートリバース機能はありがたいけど、録音できない部分があったり、テープが緩めばエンピツでくるくると巻き直したり……。でも、インデックスをわざわざ手書きで作ったりするのは楽しかった! こんな風に面倒だった作業が、今では懐かしいし愛しい。そんな思いが小さな本からビシバシ伝わってきます。

この豆本というジャンルのアイテムは、決して読みやすくはないんですが、利便性よりかわいさが勝るんですよね。なんなんでしょ。面白い世界です。

ちなみに拙著「日本懐かしガチャガチャ大全」(2016年刊行)もこのシリーズなんです。しかもガチャガチャ本です! 豆本第2弾では、ラインアップに取り入れてほしいなぁ。ぜひご検討を!

©TATSUMI PUBLISHING CO LTD 2024

日本香堂 青雲ボイスチャーム フクヤ 500円 全5種

ついつい口ずさんでしまうCMソングってありますよねぇ。その代表が「青雲」のCMソングではないでしょうか? 実はカラオケにも入っていて、私も何度か歌ったことがあります。森田公一さん(初代のCM)風に歌いあげるのがミソでございます。

そんな青雲が、ガチャガチャになりました! ミニチュアお線香のクオリティも高く、手のひらサイズでかわいらしいです。チャームも付いているので、バックなんかにもつけられます。

ラインアップは、鮮やかな紫色の「青雲バイオレット」。晴天の空に映える富士さんを描いた、その名もズバリ「青雲」。雷光のような曲線が美しい「沈香青雲」。雲海がきれいな「青雲黒」。緑色が目にやさしい、ストレートな名称の「青雲グリーン」とまあバリエーション豊富。こんなに種類があるんですね、知らなかった~。

それでは、続いてあのCMソングを鳴らします~。横に刺さっている白い絶縁シートを抜き、はやる気持ちを抑えて、心静かにボタンをポチッ!

♪青雲~それは、君が見た光~(中略……)幸せの青~い雲~♪青雲~♪

感激! 感涙! まあまあな長尺で流れてくれます。最後の「青雲~」前のための部分までも再現しています。音量もまあまあ大きくて、二度びっくり! でも安心してください。ボタンをもう一度押せば、ちゃんと音は止まります。

これからはお彼岸の時期には、お墓の前でご先祖様と国民的CMソングを歌ってご供養するのもいいんじゃないかなぁ~などと、ほくそ笑んでおります。

ちなみに流れる歌はよく聞けば、森田公一さんバージョンぽく聴こえます。ひょっとして本人かな? 皆さんもぜひゲットしていただき、判断していただきたい! (※フクヤ担当者より「ボイス、森田公一さんver.であっております…!」)青雲~♪

ワッキー貝山

ワッキー貝山

フリータレント兼ガチャガチャコレクター・研究家(カプセリスト) 7歳からガチャガチャを集めだし、10万個所有。「愛しのインチキガチャガチャーコスモスの全て」などガチャガチャに関する著書も多数。

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