「ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム」クローズドβテストプレイレポ!最大20人による共闘が熱い!
バンダイナムコエンターテインメントが2024年に発売を予定しているアクションゲーム「ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム」だが、2024年3月11日から17日にかけてクローズドβテストが開催。本作に実装されている各種モードのうち、オンライン専用の「Co-Opクエスト」と「ボスレイド」が解放され、ひと足早く触れることができた。
本稿ではそのプレイレポートをお届けする。上記2種のモードに加えて、今回操作できたキャラクターたちについても解説していこう。なお、記事中に書かれている各種ボタン操作は、PS5の初期状態を基準にしている。
通常攻撃とスキルを組み合わせたド派手なコンボが可能!キャラクターごとの専用アクションも
本作は□ボタンと△ボタンを組み合わせたコンボ攻撃が基本。連打するだけで攻撃がつながっていくので、アクション系のゲームが苦手な人にも楽しめる。R1を押している間に○、△、□を押すと、それぞれに対応した「アドバンススキル」が発動。通常攻撃よりも強力な技がくり出せる。ただし、再び使えるようになるには時間がかかるので、通常攻撃のコンボに組み合わせたり、敵の隙を突くなど、使い方には少し工夫が要る印象だ。
さらに、R1+R3で発動できる「アルティメット」は切り札とも言える技で、アドバンススキルよりも再使用の間隔は長いが圧倒的な性能を誇る。キャラクターによって技はさまざまなだが、外さぬようタイミングはしっかり見極めたいところ。
特に注目したいのは「スイッチチェイン」。HPが一定値を下回ったボスに対してのみ発動可能な技で、対象となる敵の近くにいるすべてのプレイヤーが攻撃に参加する。順番が回ってきてから制限時間内にR3を押すと「チェインアタック」が発動。これを対象のプレイヤーの数だけくり返していき、最終的にはスイッチチェインに参加した全員で「チェインフェニッシュ」という大技をくり出せる。攻撃技として効果が高いのはもちろんだが、スイッチチェインに攻撃をつなげていくことの共闘感が、仲間との協力が大事なCo-Opクエストやボスレイドとうまく噛み合っているように思える。
相手の攻撃にはR2でガードするか、○ボタン+移動で回避して対応する。どちらも待機状態なら瞬時に出せるが、攻撃中に入力した場合はその技が終わった直後に発動するのが特徴だ。それまでの行動を中断して回避やガードをする、というわけにはいかないため、相手が攻撃するそぶりを見せたらコンボを止めて、余裕をもって対処するのがいいだろう。
ここまでで説明したのはあくまでも基本的な要素。登場するキャラクターたちによって、ここからさらに細かくアクションが変化する。キリトやリーファ、シノンなど、本作では「ソードアート・オンライン」シリーズおなじみのキャラクターたちが多数登場するのだが、彼らはそれぞれの「ロール」によって、得意とする戦い方や使えるスキルが違う。
プレイアブルキャラクターとして今回用意されていたのは、キリト、エギル、アルゴ、シノン、オベイロン、リーファの6人。キリトのロールは「FIGHTER」で、積極的に前に出て敵と戦うタイプ。「TANK」のエギルは敵の攻撃を引き付けて味方を守るのが得意。アルゴのロールである「ROGUE」は攻撃向けの性能をしており、素早い動きで敵をかく乱できる。シノンは「RANGER」で遠距離攻撃が得意。「MAGE」のオベイロンは一度に複数の敵を攻撃することにたけており、「SUPPORT」のリーファは味方の強化や回復を担う。
戦闘中は4人1組でパーティーを組むため、役割分担がカギになる。敵を倒すためにも、FIGHTERやROGUEのような攻撃系のロールは重要だが、そちらに偏ってしまうと守りや回復がおろそかに。逆に守り一辺倒になると、今度はパーティーの攻撃が弱く敵を倒すのに時間がかかる。味方のキャラクターのロールをしっかり見て、バランスを取るのが重要に感じた。
ロールごとに役割が違うのはもちろんだが、キャラクターによって使う武器や動き方も変わってくる。たとえば、オベイロンやリーファは特殊アクション「飛行」が可能なため、空中に浮かびながらの移動や攻撃が可能。シノンは銃を持っており、撃ち尽くした後は弾をリロードする必要があり、さらに敵に接近されると戦いにくいものの、スコープなどを使って遠くから敵を正確に撃ち抜ける。どのロールとキャラクターを選ぶかによって立ち回りがまるで変わってくるので、同じミッションでもキャラクター次第で毎回新鮮な気持ちで挑めるのが楽しい。製品版なら操作できるキャラクターも増えるだろうし、攻略の幅の広さには大いに期待がもてる。
最大20人で共闘するCo-Opクエストでは、味方との連携がカギ
今回挑戦できたモードのうち、Co-Opクエストでは最大5組20人のプレイヤーで連携して攻略を行う。舞台となるエリアは複数に分かれており、パーティーが個別で目標を攻略するエリアから始まり、複数のパーティーと協力して進むエリア、最奥で待ち受けるボスと戦うエリアへと順を追って進んでいく。
Co-Opクエストで最も重要と言えるのが「覚醒レベルシステム」だ。クエスト開始時、すべてのプレイヤーは覚醒レベルが1の状態から始まる。覚醒レベルはプレイヤーの強さを示しており、レベルに応じてHPや攻撃力といった各種ステータスが上昇。さらに当初はロックされている各種アドバンススキルを解放することも可能となる。覚醒レベルを上げるために必要な経験値は敵を倒すことで得られるので、クエスト中はなるべく多くの敵と戦ってパーティーを強化し、強敵との戦いに備えたい。最速クリアを目指すのもいいが、その場合はパーティーの覚醒レベルがあまり上がらず、思うように戦えなかったり、道中の敵や最後のボスで苦戦したりする場合もある。
Co-Opクエストでは、その名前通り、プレイヤー同士の連携がなによりも欠かせない。提示されたミッションの中には複数のコンソールを起動するというものもあるのだが、肝心のコンソールの周囲には敵が大量に出てくる。クエストには制限時間もあるので、バトルはほどほどにコンソールを優先して起動しなくてはならないが、全員が戦闘に夢中で一向にクリアできないというパターンがよくあった。逆に早々にコンソールを起動して先に進めたこともあり、味方との意思疎通や連携が、クエストの効率に大きく影響してくる。
とはいえ、スムーズにクリアできるとそれはそれで危険だったりもする。その理由が先ほど書いた覚醒レベルシステムで、コンソールをすぐに起動した場合、周囲の敵が消えるためレベルを上げにくい。クリア時間を意識するなら提示されたミッションをすぐにこなすべきだが、いっぽうでボス戦に備えたレベル上げも重要だ。今回のCo-Opクエストはそれなりに簡単だったが、高難度になればなるほど、クリア時間とレベル上げのバランスが重要になってきそうだ。
クエストをクリアすると、武器やアクセサリーといった装備が手に入る。入手した装備品は基本的にプレイヤー間で共有されるため、誰かひとりが取ればいいし、特定のプレイヤーによって報酬自体が独占される心配もない。なお、ボスから低確率で手に入る「武器スキン」や「デコレーション」だけは個別ドロップの扱いになっているので、忘れず自分で取りに行きたい。
強力な敵に20人で立ち向かうボスレイド
本作でCo-Opクエストと並ぶもうひとつの特徴的なモードが「ボスレイド」。4人パーティー5組の計20人で、巨大なボスと戦うというものだ。制限時間内にボスのHPを削りきればクリアとなる。Co-Opクエストに出てくるボスと比べて体力や攻撃力は高く、念入りな準備が求められる。
ボスは一撃が非常に重く、装備が不十分だと一撃でやられてしまうこともあった。覚醒レベルシステムも適用されるため、ボスとの戦いと並行して周囲に出てくる通常の敵を倒し、経験値も稼いでいかなくてはならない。とはいえ、Co-Opクエストと同様、ボスレイドでも戦闘不能になった仲間は無制限に蘇生させられるほか、蘇生は無理でも倒れたプレイヤーはリスポーンできる。Co-Opクエストと比べて倒れる回数も頻度も増えはしたが、筆者の場合は仲間同士での蘇生が積極的だったこともあってか、最初の挑戦でクリアできた。
クローズドβテスト用に調整されていただけなのかもしれないが、ボスレイドはやり込みが必須の、いわゆるエンドコンテンツというものではなく、Co-Opで集めた武器やアクセサリーをしっかり装備しておけばクリアできるくらいのレベル感だ。20人という大人数で戦うおかげで、ひとりにかかる責任も重くはないし、変に気負わずどんどん挑んでもよさそうだ。
今回のクローズドβテストでは、Co-Opクエストとボスレイドを体験することができた。覚醒レベルシステムを用いたリアルタイムでのレベル上げや、ロールやキャラクターによって異なるバトルスタイル、なにより20人でわいわい楽しむ協力プレイの空気感を十分に楽しめた。本作の発売日は2024年内の予定だが、詳細な時期はまだ不明。今後の続報に期待しよう。
- 【タイトル情報】
- ■タイトル名:「ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム」
- 対象プラットフォーム:Switch/PS5/Xbox Series X|S/Steam
- 発売時期:2024年
- ジャンル:多人数共闘アクション
- プレイ人数:オフライン1人/オンライン最大20人
- 公式サイト:#
活動歴約10年のフリーライター。専門学校を出た後、大手のゲーム雑誌の記事作成や編集プロダクションの攻略本作成などを経験。週刊誌での長期連載やプレスリリースのリライトも経て、最近はアキバ総研などのウェブ系でも執筆を始める。 基本的に雑食で、RPGからアクション、シミュレーションやFPSまでなんでもやる。
©2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
©2023 時雨沢恵一/KADOKAWA/GGO2 Project
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