【閉店】さようなら「肉の万世」本店ビル! 多くのファンも駆け付けた閉店の模様を動画&レポートで振り返る

秋葉原のランドマーク的存在だった「肉の万世」本店ビルが、2024年3月31日(日)をもって閉店。33年の歴史に幕を下ろした。

「肉の万世」は、1949年から続く老舗で、秋葉原で肉料理専門店を運営するほか、関東を中心に洋食レストランやラーメン店など29店舗を運営している。
そんなアキバのシンボルともいえる「肉の万世」の本店ビルは10階建てのビルで、かつては各フロアにはさまざまな形態の「肉の万世」の店舗が入っていた。

下の階から上の階に向かって徐々にお店のグレードが上がっていったため、最上階の10階で最高級の鉄板ステーキを食べることがアキバ民のステータスと言われていたが、2020年のコロナ禍の影響を受け営業を縮小。2021年には日鉄興和不動産にビルが売却されていたことが明らかになった(その後も、リースバックする形で各フロアの店舗は営業されていた模様)。

まさに時代の波にもまれまくっている「肉の万世」本店ビルだが、2024年3月31日(日)に、ついに閉店。全ての店舗がクローズとなった。


3月31日(日)に閉店となったのは4階の洋食店、1階の万世麺店、およびコンビニエンスストア。万世ビルでの最後の食事を楽しもうと、ビルの周囲には多くの万世ファンが列をなしていた。

まず最初に閉店したのは、コンビニエンスストア。

17時を持って営業を終了した。


洋食店、万世麺店は20時半閉店ということで、最後の瞬間を見送ろうとさらに多くの人々がビル周辺に集まり始めた。

閉店時間が近づくと「蛍の光」が流れる中、1階の広場にマスコットキャラクターのモ―ちゃんと店舗スタッフが登場。

「またね」の文字がプリントされた旗を振る。


閉店を惜しむファンと一緒に記念撮影をしたり、記念の王冠を配布したり。


現地取材を行ったライターの旬ゴリもパシャリ!

最後の(万世ビルで販売される)「万かつサンド」も販売! ビル前の熱気がすごいことに!


そして料理長も登場! 深々とお辞儀する料理長に、「ありがとう!」の声が飛び交う。なんと感動的な瞬間!


いつしか別れの涙雨が降り始め、熱狂と感動に盛り上がる万世ビル周辺を包んだ。

「万世」のロゴが消灯された万世ビル……。これで本当に閉店だ。

33年もの間、アキバ民を見守ってきた万世ビルは多くのファンから惜しまれつつ閉店したわけだが、今後も秋葉原では「焼肉の万世秋葉原店」と「肉の万世アキバプレイス店」の2店舗が営業を続けることになっている。お店の形は変われど、その味は変わらずこれからもアキバ民の腹と心を満たしてくれることだろう。

お疲れ様でした! そして引き続きよろしく、「肉の万世」!!


(撮影/旬ゴリ)

【新店舗情報】

■焼肉の万世秋葉原店

住所:東京都千代田区外神田1-16-1トゥモロービル6階

営業時間:11:30~22:00(LO) 年中無休

電話番号:03-5244-4129

■肉の万世アキバプレイス店

住所:東京都千代田区外神田3-15-1AKIBA PLACE3階

営業時間:11:30~21:30(LO) 年中無休

電話番号:03-5256-4129



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