イタリア・ローマのローマ フィエラにて、アニメ・ゲームフェスティバルの祭典「Romics」が4月4日から7日にかけて開催された。2001年から行われている同イベントは来場者数も20万人以上と、日本の「コミックマーケット」と変わらない規模。上映会やステージイベントのほか、オタク産業ビジネスの価値をより高めるための、交流の場としても用いられている。
コスプレイヤーによるコンテストも実施されるなど、イタリアでもコスプレは大きなカルチャーとして注目されている。今回は、ミラノから「Romics」 に来たというコスプレイヤーのクラウディアさんにインタビュー。イベントの感想やコスプレ遍歴などを語ってもらった。
――出身はどちらですか?
イタリアのミラノから来ました。もしかして日本からわざわざ「Romics※」へ来たんですか?それはとてもうれしい!「Romics」へようこそ!
――ありがとうございます!イベントの感想を教えてもらえればと。
コスプレを楽しんでいました。マンガがとても好きなので、マンガがたくさんある「Romics」は最高です。それに、コスプレが大好きなので、たくさんコスプレイヤーが参加していてとてもうれしい!今回「Romics」に、「Epicos」が出展すると聞いて、すごく楽しみにしていました。
※編注…「Romics」とは、イタリア・ローマで2001年より開催されているマンガ・アニメなどの展示会、即売会イベント。現在、4月と10月の年2回開催されている。
――「Epicos」というのは……?
ヨーロッパで活動している、コスプレ専門の団体です。ヨーロッパのいろんなイベントでコスプレコンテストをしていて、ポップカルチャーフェスティバルと協力してイベントを盛り上げています。それに、「Epicos」所属のコスプレイヤーとも出会ってたくさん話ができたので、とても楽しかったです。
――そういった団体があるんですね。ちなみに、今日のコスプレはなんでしょうか。
「ハズビン・ホテル(※)」のチャーリー・モーニングスターです。このコスプレをチョイスしたのは、とても強くて美しいキャラクターだから。本当に大好きな作品とキャラクターなので、「Romics」で披露できてとてもうれしいです
※編注…「ハズビン・ホテル」とは、アメリカの大人向けインディー・アニメーション・ミュージカル・シリーズ。Amazonプライムビデオにて、「ハズビン・ホテルへようこそ」というタイトルで日本語吹き替え版が独占配信中。
――衣装のポイントを教えてください。
うーん……自分で作っていますが、特に深いこだわりがあるわけじゃないんです。
――一番自信のあるパーツはどこですか?
顔かな、メイクがすごいでしょ?(笑)。
――過去のお話もお聞ききしたいのですが、コスプレはいつから始めましたか?
2018年に始めました。
――今までどんなコスプレを?
「ハズビン・ホテル」以外だと、「原神」の八重神子、「リーグ・オブ・レジェンド」のジンクス、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のゼロツー、「未来日記」の我妻由乃、ほかにも「チェンソーマン」や「SPY×FAMILY」「その着せ替え人形は恋をする」「DEATH NOTE」などなど。
――一番、好きなコスプレは?
全部好き、ひとつに絞れないです!
――趣味はなんですか?
趣味はビデオ、映画を見ることです。もちろんコスプレも大好き!どちらも好きなので、コスプレして映画館へ行くこともあります。
映画が趣味のagneさんは、コスプレをしたまま映画館へと足を運ぶこともあるそう。私生活でもコスプレするほど熱中している彼女の、これからの作品にも期待したい。
agneさん(@_claawnn__)
撮影・取材:だい