【死にゲー】「ELDEN RING Shadow of the Erdtree」攻略ガイド!DLCの解放条件から影の地を探索する際に覚えておきたい要素などを解説

2024年6月21日より配信中の「ELDEN RING Shadow of the Erdtree」(以下、SotE)。本コンテンツは、2022年に発売された「ELDEN RING」のダウンロードコンテンツにあたり、影の地というフィールドを舞台に、新しいボスや武器、キャラクターが登場する。

本稿では、本コンテンツをこれから挑むプレイヤーに向けた情報を解説。DLCの解放条件やその流れ、影の地での探索で心がけたい点、オススメの武器種などを記載するので、ぜひ参考にしてほしい。内容の都合上、ネタバレを少なからず含んでいるため、読む前にそこは了承していただきたい。

項目
DLC「SotE」の解放条件は、ラダーンとモーグの撃破
「王朝に至る崖路」はレベル上げに最適
影の地では「影樹の加護」をフルに活用する
一撃で大ダメージを与えられる武器や戦技がオススメ

DLC「SotE」の解放条件は、ラダーンとモーグの撃破

今回のDLC「SotE」に挑むためには、まず本編に登場する「星砕きのラダーン」と、「血の君主、モーグ」という2体の大ボスを撃破する必要がある。以下では、2体の大ボスと戦うための大まかな流れを解説しよう。

ラダーン祭りを解放する2種類の方法

ラダーンと戦うためには、まず全体マップ東、ケイリッド南東にある赤獅子城で、「ラダーン祭り」というイベントを発生させなくてはならない。

ラダーン祭りの開催条件は、魔女ラニに関わるイベントを進めるか、あるいはマップ北側のアルター高原にあるいずれかの「祝福」に触れることだ。どちらを選んでもいいが、個人的にはアルター高原の祝福に触れるほうが手っ取り早い。その詳細を説明しよう。

アルター高原へ行くにあたって、プレイヤーは「デクタスの割符」を使うパターン、使わないパターン、という2つの手段を選ぶ必要がある。使う場合、まずは割符の右と左を集める。「デクタスの割符(左)」は、リムグレイブ南東にあるハイト砦の宝箱に、「デクタスの割符(右)」は、ケイリッド中央東のファロス砦の宝箱にある。

ハイト砦(上)とファロス砦(下)の位置

割符を手に入れた後は、魔術学院レアルカリアから北東に伸びている道を進み、その先にある大昇降機で割符を掲げる。すると昇降機に乗ることができ、アルター高原にたどり着く。近くに祝福「レアルカリア東門」があるはずだ。こちらのルートはボスが出てこないが、リムグレイブとケイリッドを探索する必要があるため、やや時間がかかる。

大昇降機へとつながる道に行くには、魔術学院レアルカリアの南門をくぐった先の右にある封印を調べればいい。門をくぐるには、学院西にいる「輝石竜スマラグ」のすぐ背後に落ちている「学院の輝石鍵」が必須

学院の輝石鍵の位置


割符を使わない場合は、まずストームヴィル城の北にある魔術学院レアルカリアを北上、テスの魔術師塔を過ぎてさらに北に進み、北東にある谷底を進む。その奥にある崖のダンジョンを進み、ボスの「溶岩土竜、マカール」を撃破して道なりに進んでいくと、アルター高原に出られる。近くに祝福「捨てられた棺」があるはずだ。こちらのルートはボスと戦わなくてはならないが、割符を探し回る必要がないので時間を節約できる。

割符を集めるか、その代わりにボスがいるダンジョンを攻略するか。どちらを選ぶかはプレイヤー次第だが、腕に自信があるならボスを倒すルート、厳しそうなら割符を集めるルートをオススメしたい。アルター高原の祝福を解放した後は、ケイリッド南東にある赤獅子城に向かい、ラダーン祭りを進めてラダーンと戦おう。

モーグと戦うまでの道のり

ボスであるモーグは「モーグウィン王朝」の最奥にいる。こちらにたどり着く方法は2種類だ。ひとつ目は、マップにいる白面のヴァレーというキャラクターとのイベントを進める。2つ目は、「聖樹の秘割符」を集めて「巨人たちの山嶺」の北西にある「聖別平原」に行き、転送門を使うか。後者はストーリー終盤にならなければ行けないため、たどり着く早さで言えばひっつ目が圧倒的だ。本稿では、「白面のヴァレー」とのイベントをこなすル―トについて解説する。

ゲーム内で登場する「白面のヴァレー」(以下ヴァレー)は、プレイヤーが最初に訪れる建物を抜けた先、「導きのはじまり」の祝福のすぐ近くにいる。まずは彼と会話しよう。その後、ストームヴィル城にいる大ボスの「接ぎ木のゴドリック」を倒した後、「円卓」へ行って2本指を調べる。するとヴァレーが移動するので、彼のいるバラ教会に向かおう。バラ教会は魔術学院レアルカリア南西にある。祝福「エビ茹でのボロ屋」から北西に向かって進むと早く着く。

導きのはじまり付近にヴァレーがいない場合は、そのままバラ教会へ行こう

バラ教会の場所


バラ教会にいるヴァレーと会話して「違和感があった」と答えると、アイテム「爛れた血指」を渡される。爛れた血指を使うと、ほかの世界に侵入、そこの主である他プレイヤーと戦えるのだが、この侵入を3回くり返す。一応、代わりに作中のキャラクターの世界に侵入する方法もあるので、対人戦に抵抗があるならそちらを利用するといい。

対人戦を避ける場合、アルター高原にある「血の蠢く廃墟」に行き、そこにある赤いサインを調べて「獣の爪、マグナス」の世界に侵入、彼を撃破しよう。血の蠢く廃墟に行くには、まずアルター高原南部、大昇降機がある場所へ向かう。

その後は道なりに進んで分かれ道を北へ進む。すると崩落した橋が見えてくるので、そのまま橋を行けるところまで渡り、奥にある「転送門」を調べる。すると、アルター高原の北端までワープできるので、後はそこから南西にある「血の蠢く廃墟」まで道に沿って行ける。

マグナスを倒した後、バラ教会にいるヴァレーと話すと、今度は「血の君主の誓布」を渡される。これを指巫女の血で染めるため、リムグレイブにある「王を待つ礼拝堂」か、リエーニエの「鎮めの教会」にある指巫女の遺体を調べる。

王を待つ礼拝堂に行くには、まずリエーニエ北西の「四鐘楼」に向かう。バラ教会からそのまま北西に行けばたどり着く。四鐘楼にはいくつか転送門があるので、「王を待つ断崖」というメッセージが近くにあるタイプを選び、「魔石剣の鍵」を使って転送門を解放。調べると、王を待つ断崖にワープできる。魔石剣の鍵は、四鐘楼の頂上付近にある宝箱から手に入る。

移動後は、本編を始めて最初に自分がいた建物を目指そう。中にいる指巫女の遺体を調べると、血の君主の誓布を血で染められる。

王を待つ断崖ではなく鎮めの教会へ行く場合は、祝福「レアルカリア東門」から東の高地を時計回りにぐるっと回り、付近の小黄金樹から北東を目指せばいい。教会内部に巫女の遺体がいるので、こちらを調べればいい。

その後、バラ教会にいるヴァレーと2回話すと「純血騎士褒章」が手に入る。このアイテムを使えば、モーグウィン王朝までワープが可能となる。後は王朝内部を進み、最奥にいるモーグを倒せばいい。

条件を満たしたらモーグがいた場所に戻ろう。マユのようなものから突き出た腕を調べると、「SotE」の舞台である影の地へ行くことができる。

「王朝に至る崖路」はレベル上げに最適

「ELDEN RING」には、レベル上げに欠かせない「ルーン」集めに適した場所がいくつかあるが、中でもモーグウィン王朝はとくにオススメだ。祝福「王朝に至る崖路」からすぐ左にいる大量の敵を倒すだけで、だいたい2~3万ルーンは手に入る。敵を倒してから祝福に触れ、再び敵を倒すという一連の流れをこなす時間も、1回につき1分前後しかかからず、周回にも適している。

純血騎士褒章を使ってワープしてきた場合、そこから上記のルートで進めば王朝に至る崖路に着く

とはいえ、稼ぐならなるべく効率を上げたい。そのためには広範囲を攻撃できる手段が必要だが、そこで「星砕きの大剣」がオススメだ。専用の戦技である「星呼び」を使えば、初段で周囲の敵を引き寄せ、2段目の攻撃で爆発を伴う斬撃を周囲にくり出せる。これを群れている敵の中で1、2回使うだけでいい。

星砕きの大剣は、ラダーンを倒すと手に入る「星砕きの追憶」と引き換えに手に入る。「SotE」に挑める時点でラダーンは倒しているはずなので、星砕きの追憶も持っているだろう。なお、星砕きの大剣はしっかり強化して攻撃力を上げておき、1回の星呼びで巻き込んだ敵を必ず倒せるようにしておくのを忘れずに。

星砕きの大剣よりも稼ぎに向く武器として、ほかに大剣の「神の遺剣」がある。専用の戦技である「黄金波」は、超広範囲の攻撃を扇状に放つ技で、これを群れの前で1回使えば、ほぼすべての敵を倒せるため、それだけで周回1回分になる。

とはいえ、星砕きの大剣と同様、こちらも手に入れるには「追憶」が必要なのだが、その追憶は本編のラスボスから入手しなくてはならない。「SotE」を解放するついでに入手可能な星砕きの大剣か、手に入れるのに時間はかかるがルーン集めにより最適な神の遺剣か、どちらをレベル上げに使うかは、プレイヤーの判断次第だ。

なお、筆者が「SotE」に挑んだ際のレベルは150だった。後述の加護もあるので、単純にレベルの高さがクリアに直結するわけではないのだが、レベル上げをする際の目安にはなるかもしれない。

影の地では「影樹の加護」をフルに活用する

「SotE」の舞台となる影の地では、専用の強化効果として「影樹の加護」と「霊灰の加護」が得られる。影樹の加護はプレイヤーを、霊灰の加護は霊馬のトレントと召喚可能な味方である「遺灰」をそれぞれ対象に、攻撃力と受けるダメージの軽減率を段階的に高めてくれる。なお、これらの効果は影の地でのみ機能する。本編の舞台である狭間の地に行くと、加護によって上昇していた攻撃力と軽減率はもとに戻る。

加護を得るにはアイテムが必要で、影樹の加護なら「影樹の破片」、霊灰の加護なら「霊灰」が一定数必要だ。いずれも影の地に散らばっていて、特定の場所に落ちていたり、あるいは敵が持っていたりする。

黄色で表示されている数値が、影樹の加護による補正を受けている部分

影の地は、ボスが非常に強い。HPは多く攻撃力も高い。プレイヤーのレベルが150もあれば、本編は余裕をもってクリアできるのだが、影の地で加護もなしにボスに挑んだ場合、1、2回の攻撃でやられかねない。そのため、ボスと戦う前にまず各地を探索し、少なくとも影樹の破片を集めて影樹の加護を重ねておきたい。レベルは変わらなくても、加護の強さによって戦いやすさは段違いだ。

一撃で大ダメージを与えられる武器や戦技がオススメ

「SotE」に登場するボスの多くは、攻撃が激しいうえに隙も少ない。序盤から戦えるボスでも大いに苦戦する可能性がある。わずかなチャンスで、確実かつ多くのダメージを相手に与えようと思うなら、大剣や大槌、特大剣に特大武器といった、サイズの大きな得物を使うといいだろう。

こうした武器は振るう速度こそ遅くなるが、代わりに攻撃力が高く、さらに相手を怯ませやすい。一撃が重いタイプなので、隙を突いて相手に1回でも攻撃を当てられればそれでよく、細かな作戦を練る必要もない。

個人的には特大剣の「グレートソード」や、大槌の「グレートスターズ」がオススメで、どちらも本編の舞台である狭間の地で入手可能。グレートソードはケイリッドにある祝福「キレムの廃墟」から少し北西に進んだ先にある荷車に積まれた宝箱のなか。グレートスターズは獣の爪、マグナスを倒した際の報酬としてもらえる。そのため、グレートスターズはヴァレーとのイベントを進めていけば自然と入手できるはずだ。

グレートソードの位置

本作では武器に付与可能な戦技を「戦灰」と呼び、装着した対象にその戦技を追加するだけでなく、同時に特定の属性も付けられる。オススメの戦灰は「巨人狩り」や「獅子斬り」といった、強烈な一撃を与えられるタイプ。特大剣や重刺剣などと組み合わせれば、一度の攻撃で大ダメージを狙える。巨人狩りは、祝福・レアルカリア東門からすぐ北東に出現する「夜の騎兵」(夜にしか出てこない)から、獅子斬りはケイリッドにあるゲール砦で戦える獅子から手に入る。

レアルカリア東門付近に出る夜の騎兵

ケイリッドのゲール砦

属性でオススメなのは「冷気」と「血」。「冷気の~」や「血の~」とついた武器で攻撃すると、付与した属性の状態異常が少しずつ蓄積されていき、一定値に達すると対象に大ダメージを与えることができる。HPの多いボスとの戦いではとくに役立つだろう。

フロム・ソフトウェアから発売されたアクションRPGのなかでも、最高レベルの難度と一部で謳われている「SotE」。その難しさのために、単にレベルを上げるだけでなく、影樹の加護を始めとする独自の強化を利用したり、有効な戦術を探って武器や防具を付け替えたりと、プレイヤー側にはさまざまな工夫が求められる。これから「SotE」に挑むプレイヤーたちに、本稿が役に立てば幸いだ。

【タイトル情報】

■「ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE(エルデンリング シャドウ オブ ジ エルドツリー)

ジャンル:アクションRPG

発売日:2024年6月21日(金)

対応プラットフォーム:PlayStation5/PlayStation4/Xbox Series X|S/Xbox One(SMART DELIVERY対応) /Steam

プレイ人数:1人~4人

※「闘技場」では最大6人での対戦に対応。

レーティング:CERO D(17歳以上対象)

単体販売価格:4,400円(税込)

(C)Bandai Namco Entertainment Inc. / (C)2024 FromSoftware, Inc.

夏無内好

夏無内好

活動歴約10年のフリーライター。専門学校を出た後、大手のゲーム雑誌の記事作成や編集プロダクションの攻略本作成などを経験。週刊誌での長期連載やプレスリリースのリライトも経て、最近はアキバ総研などのウェブ系でも執筆を始める。 基本的に雑食で、RPGからアクション、シミュレーションやFPSまでなんでもやる。

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