声優・泰勇気が「THE合体 マイトカイザー」を深掘りレビュー・前編！アニメのイメージをそのままに、変形合体もアクションも完全再現！

泰勇気のトイ遊々記　第46回 THE合体 勇者特急マイトガイン マイトカイザー（前編）

グッドスマイルカンパニーのメカスマブランド「THE合体シリーズ」より、マイトガインに続いてマイトカイザーが発売されました！

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マイトカイザーはTVアニメ「勇者特急マイトガイン」に登場するいわゆる２号ロボ。主人公・旋風時舞人が搭乗するタイプの勇者特急隊のロボットです。

物語後半に登場し、マイトガインと合体するためのカイザーパーツにもなるわけですが、もちろん本アイテムでもそのあたりのギミックはしっかり再現されています。

それではパッケージから見ていきましょう。

THE合体 勇者特急マイトガイン マイトカイザー

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マイトカイザーはカイザージェットにも変形するので、その姿も載っています。左下のグレートマイトガインの顔に期待値が上がること間違いなし。

背面には劇中をイメージしたいくつかの合成写真が載っています。

まずは内容物をずらっと並べてみました。

マイトカイザーのギミックを網羅するためパーツが揃ってこのまとまり。マイトカイザーの各部位が、各カイザーマシンとドリル特急に分離しているので、まずは各メカからご紹介いたします。

カイザー1は小型偵察機。マイトカイザーの頭部を内蔵しており、マイトカイザー形態ではさらに胸部と腰部の一部を、グレートマイトガインでは腰部フロントアーマーを構成します。機体後部には３発のジェットノズルが見えます。

カイザー２はご覧の通り地底戦車。マイトカイザーの右腕全体を担当。グレートマイトガインでは左腕に合体します。ドリルの形状が円錐状ではなく四角錐なのが面白いですね。

カイザー3は強力クレーン車。マイトカイザーの右腕全体を担当。グレートンマイトガインでは左腕に合体します。

クレーンは旋回や伸縮が可能。

カイザー４は海底探査車。マイトカイザーの右足を担当。グレートマイトガインでは左足に合体します。

左右のアームは非可動です。

カイザー5はスーパーブルドーザー。マイトカイザーの左足担当。グレートマイトガインでは右足に合体します。

バケット部分は変形の恩恵もあって、持ち上げることができます。

カイザードリル。本来はカイザーキャリアを牽引するドリル特急の先頭車両。カイザーキャリアはその巨大さゆえに別売商品となっております。ドリルにはバルカン砲のディテールも見られます。

マイトカイザーの胴体から腰、太ももまでを担当するメカ。車体後部には各合体に使用するジョイントパーツがあり、おそらくカイザーキャリアとの接続もここで行われるものと思われます。

車輪の配置は独特で、複数の線路をまたいで走行します。

それでは、まずカイザージェットへの合体から見ていきましょう。

カイザー1は機首を伸ばして合体準備完了。

カイザー2は車体左側、カイザー3は車体右側のパネルを45°傾けます。

カイザー4とカイザー5はフロント部分を上に持ち上げて、合体準備完了。

エンジンブロック内にそれぞれ腕を収納します。

マイトカイザーの胸飾りの中に、グレートマイトガインの頭部飾りを埋め込みます。ここは本来同一のパーツの設定なのですが、今回は大小のパーツを用意することによって、各形態でのプロポーションの破綻を防いでいます。

ドリル特急側面の合体ジョイントを展開し、カイザー1とマイトカイザーの胸部パーツを上面に合体。

展開したドリル特急の側面のジョイントにカイザー2とカイザー3を合体。

ドリル特急後部にカイザー4とカイザー5を合体。

さらにカイザー４とカイザー5の各側面に、エンジンブロックを合体させます。

左右で合体ジョイントの形状は逆転しているので、カイザー4とカイザー5を入れ替えてカイザージェットに合体させることはできません。

完成！　カイザージェット！！ でかいです！　派手です！　機種のドリルがパワフルです！！ 航空力学？　いいんです！！　どこからどう見てもジェット機にしか見えないこの説得力！　大体この物語は２次元……おっとネタバレネタバレ。

シンプルな変形と合体で、見事にジェット機形態へと合体しました。僕の大好きな勇者メカのひとつがこちらです。

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手で持つとこんな大きさ。当時品も結構大きかったのですが、それに迫る大きさ。機体後部のカイザー4とカイザー5にいたってはロボットの脚部そのままの形態なのに、こうやって合体させて見るとそんなこと全く気にならないです。

正面から。

カイザー2とカイザー3のパネルを起こすことでカナード翼に見立てているのでしょうか。この部分、従来通り畳んだ状態でも合体できるのですが、このあたりの合体アレンジも面白いですね。恐らく当時品で遊んでいて思いついたことを、今回の製品で取り込んだのではないでしょうか？　

後部には４発のジェットエンジンがあります。この世界では石油が枯渇しているため、勇者特急隊の飛行メカは「超電導ジェットエンジン」という夢の技術で空を飛ぶことができます。

マイトガインたちと勢ぞろい。面積だけで言えばカイザージェットが最も大きいですね。

続けてマイトカイザーに変形させます。まずは舞人さんに、マイトウイングからドリル特急へと乗り換えていただきましょう。

「チェンジマイトカイザー！！」

ドリル特急の、先端のドリルを取り外します。

ドリルを取り外した後の先頭部分を左右に分割。車体側面へと回り込ませます。

これでドリル特急の変形は完了。

カイザー1の機首を少し伸ばして、機体に格納されていた頭部を展開します。

カイザー2はドリルを外し、左右のパネルを展開。

ドリルをルーフに取り付けて、フロント部分を車体に収納し、腕部合体ジョイントを外側に向け、車体底面の合体ジョイントも展開。車体を閉じて左右のパネルも閉じます。

カイザー3もカイザー２とほぼ同様。クレーンの付け替えがないくらいの違いです。

カイザー4とカイザー5はカイザージェットの時と同じ状態です。

エンジンブロックから腕部を取り出します。

カイザー4を右足、カイザー5を左足にスライドさせて合体。

カイザー2に右腕を取り付けてドリル特急に合体。カイザー3も同様に、左側に合体。

カイザー1は、頭部からドリル特急に合体させて……

機首を下に倒してボディに合体。

エンブレムパーツを胸部に取り付けます。

エンジンブロックを左右でドッキングさせて、マイトカイザーの背面に合体させれば完成です！

ジョー「ふん……。新しいロボットの登場というわけか」

舞人「そう、その通り！！」

「愛の翼に……」

「勇気を込めて！」

「回せ正義の大車輪！」

「勇者特急マイトカイザー！」

「ご期待通りに、只今到着！」

と、さまざまな交換手首と可動を使って、いろいろなポーズに挑戦してみた次第ですがいかがでしょうか。アニメの演出を完璧に再現できなくとも、充分に雰囲気はお伝えできたのではないかと思います。

そして　素立ちでこのプロポ―ションの良さ！　いや素晴らしいですね！

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泰勇気

「無敵超人ザンボット3」放送開始2日前生まれ。幼少期より玩具（特にロボット）を愛し、小学生からプラモを組むようになる。声優となってからもロボット玩具・プラモ好きは変わらずアキバ総研でライターデビュー。