童友社「トランスフォーマー」メガトロンをレビュー! 簡単組み立て、塗装済みパーツ、発光ギミックなどトピック盛りだくさんの新型トイを、声優・泰勇気が遊び倒す!!

社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」! 記事のルールは素組み仕上げることと、かけられる製作期間は1~2日の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

泰勇気の週末プラモ 第95回「トランスフォーマー」メガトロン


今回は「トランスフォーマー」です! 日本では童友社より発売された、yolopark社の展開する半完成品組み立てキット「AMK PRO」シリーズ第1弾の「メガトロン」をご紹介!

「組み立てキット」とは言っても部位ごとにブリスターに収められているだけなので、道具は一切必要ありません! しかも塗装済みなわけなので組み立てるだけで素晴らしいメガトロン様が完成します。

左側が外箱で、右側が内箱の表面です。「DIECAST」とあるように、本体は程よい重量感もあります。シリーズ第1弾にメガトロンをチョイスするあたり、渋いですね。

ブリスターは2段重ね。組み立てキットと言っても、このような状態なので部品の切り取りも塗装も必要ありません。ご安心ください。

全日本模型ホビーショーでも見ておりましたが、この状態を見て「あれもある。これもある!」と確認するのがちょっと楽しかったです。

軽く組み立てのご紹介。頭部はボールジョイント接続。少し固めなので、取り外すときは慎重に。

両肩、腕、腰、手首は全て軸接続。軸には「返し」がついているので、簡単に脱落するようなことはありません。

太もも付け根と足首の接続も軸接続。これで本体は完成です。ほら、簡単でしょ?

背中に拳銃のバレル部分を取り付け……

右腕に融合カノンを取り付けます。融合カノン側に見えているビスの部分は、ボタン電池ボックスです。

こちらが完成したメガトロン様になります。今回のアイテムは非変形フィギュアということもあり、スタイルが抜群にいいです。

細かい部分の塗装やウェザリングの様子も、実にいい雰囲気。劇中でもトランスフォーマー同士が激突すると硬くて重そうな金属音が聞こえてきますが、こちらも硬そうな外見をしています。

背面。結構すっきりしていますね。アニメ放送当時に発売されたメガトロンの玩具では、背中のバレル部分を右脇から前方に向くように変形させるのですが、アニメでこの姿が登場してからはこちらの方が標準的になりましたね。

フェイス部分のアップと周辺の塗装の様子。瞳はクリアパーツになっています。ボディ表面の削れや汚れ塗装も、ちょうどいい感じ。

そしてこのフェイス部分は全3種類が付属します。この通常フェイスのほかに……


「はっはっはっ! よくやったぞコンドル」的な笑顔フェイス。

こちらはディテール多めの彫りの深いフェイス。どちらもアリですねぇ。お好みでお楽しみください。

胸部にはデストロンマークが。腹部と脇の部分は塗り分けの多い箇所ですが、すべて高い精度で塗装されています。ウエストの黒い部分なんかは、ウェザリングも映えます。

手首の指は親指、人差し指、それ以外の指と、それぞれ可動。人間でも汚れがちな袖口は、トランスフォーマーも汚れやすいのかもしれません。そのあたりからも彼らの生命体らしさを感じます。

融合カノンにもウェザリングが。メガトロン本体との大きさのバランスも、さすが。ちょうど良いです。

拳銃に変形した時に隠れている脚部のふくらはぎ内側には、それらしいディテールが入っています。もともとが変形ロボットであることを忘れていません。脚部のウェザリングも金属感を演出。

各スジ彫り部分には黒いラインが入っているので、引き締まって見えます。

脚部が大きいので、非常に安定感があります。

詳しくは動画でご覧いただきたいと思いますが、目には発光ギミックが内蔵されています。



外側にスイッチはなく、マグネットファンクションによりスイッチが切り替わります。マグネットは背中のバレル部分に内蔵されており、額に近づけることでスイッチが反応。マグネットを近づける度に、点灯⇒点滅⇒脈動⇒消灯となります。

【動画】メガトロンの目

融合カノンにも発光ギミックがあります。やはり、ここは光ってほしいポイントですもんね。

「デストロン軍団、アターーック!」

膝は少し逆関節気味に曲げることもできるので、ヒロイックに立たせることもできます。

手首の付け根はスナップを利かせることができます。

「よくやったぞサウンドウェーブ!」

肘も深く曲がります。肩の可動も意外と広いです。

指が可動するので、何かを指さすことも可能。

肩の付け根は前方へスイング可能。

首の付け根はこのように持ち上がるので、他人を見下した態度を演出するのに効果的です。

ここからは可動範囲の再確認を。前後開脚の優秀さと、腹部と胸部の前屈可動。肩の水平方向への持ち上げ、指の展開が確認できます。右足首は目一杯つま先を持ち上げた状態にしてあります。ちなみに画像加工なしで、自立しています。


左右開脚も180°可能。首の付け根部分は少し持ち上げてあります。右足首は、今度は目一杯伸ばした状態。


膝は二重関節で片膝立ちも可能。ウエスト、胸部の可動はこちらの画像でも確認できます。

足首のつま先部分も可動するので、こんな踏ん張った姿勢も可能。腹部、胸部、首の付け根の可動がポージングにとても役立ちます。


よく動く可動フィギュアに仕上がっています。


スタンド、台座も付属。

支柱の根本にはデストロンマークが。

付属のスタンドをうまく使えば、こんなポーズも。台座はいくつも連結できるような設計になっているようです。


「懐かしの我がセイバートロン! 金属の月輝く故郷よ!」

勝利を確信して飲んだくれていた時のメガトロン様を再現。


スタントロン誕生に大きく関わる「ベクターシグマの鍵」も付属。金属製で重量感もあります。


「ベクターシグマのサーキットキーだ。これで我がスタントロン部隊に生命を吹き込めるぞ!」


「センチュリオンども命令だ!」

うまく持たせれば、スイッチに親指を当てる持たせ方もできます。それにしても造形がよく再現されています。


劇中ではほとんど使用していませんでしたが、OP映像で毎週見ていたため、ものすごく印象に残っているエナジーフレイルも付属。パープルのクリアパーツでできています。


手首と付け替える形で装備させます。チェーン部分は四ケ所の可動部があり、振りかぶった途中を切り取ったポージングも再現できます。


可動部の保持力もそこそこあります。


「トランスフォーマー ザ・ムービー」で使用していたレーザーダガーも付属。


刀身が長く、クリア成型でなかなかかっこいいです。


ダガーを構えるメガトロン様、ちょっとカッコよすぎませんか? 


劇中ではこんな風に見得を切ることはありませんでしたが、あたかもヒーローロボットのようにバッチリポーズが決まります。


「でぇぇぇい!!」

これが、「ザ・ムービー」で一番輝いていたシーンかも。


メガトロンの表情が渋く、ちょっと時代劇調?


そして胸部パネルは、「ザ・ムービー」で瀕死の重傷を負った時の再現パーツが付属。ノーマルパネルと差し替えることで交換可能です。ちゃんとパネルの内側にもディテールがあります。


こちらが破損した胸部パネル。痛々しいですね~。


両パネルの裏側にも、ちゃんとディテールが施されています。

最後にご紹介する付属品は、劇中で拾ったブラスター。


「お!? こ、このわしの負けだコンボイ! 情けをかけてくれ、命だけは!」


「ワシはこの時をどれほど待ったことかコンボイ、ついに貴様も終わりだ。これでな!」


しかし、コンボイに致命傷を与えたのが融合カノンではなく拾ったブラスターというのがまたなんとも「トランスフォーマー」らしいですね。

とうわけで、レビューは以上です。

取り扱いやすい大きさでよく動き、塗装もバッチリ、電飾も完備、メガトロンならではの小物もそろった今回のアイテム。いかがでしたでしょうか。

まずは第1弾ですが、今後、ほかのトランスフォーマーたちがどのような内容で展開されていくのか、期待が募ります。

引き続き、チェックしていきましょう!


あ、ちなみに僕もトランスフォーマーにはちょろっと出ておりまして「プライム」ではディセプティコンビーコンとホイルジャックなど、「アドベンチャーでは「キックバック」でした。

さらに言うと「カッコイージー!」で有名なあの歌も、僕です。

そちらもぜひチェックしてみてください!

商品情報

■「トランスフォーマー」メガトロン

・発売中

・メーカー:童友社

・価格:17,380円(税込)

・完全塗装済み(ダメージ塗装有)

・発光ギミック付き

・一部ダイキャストを使用

・接着剤・工具不要

※商品は非変形モデルです。

<付属>

顔パーツ×3、ダメージ付き胸パーツ×1、融合カノン砲×1、ブラスター×1、エナジーフレイル×1、レーザーダガー×1、ベクターシグマの鍵×1

<電池種別>

ハンドガン:1.5V LR621×3個

頭部(目):3V CR927×1個 ※電池別売り

泰勇気

泰勇気

「無敵超人ザンボット3」放送開始2日前生まれ。幼少期より玩具(特にロボット)を愛し、小学生からプラモを組むようになる。声優となってからもロボット玩具・プラモ好きは変わらずアキバ総研でライターデビュー。

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