映画「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」完成披露試写会レポートが到着! 神谷明、徳井義実、飯豊まりえなどが登壇

2019年1月29日、TOHOシネマズ新宿にて、映画「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」の完成披露試写会が開催された。


新宿を舞台に様々な依頼を受け、法で裁けぬ悪と闘う「シティーハンター」こと冴羽獠と、依頼人の女性に手を出そうとする獠を時に“撃退”しつつも仕事のパートナーとして支える相棒の槇村香の2人の活躍をハードボイルドに、時にコミカルに描いた北条司による作品。原作は1985年、「週刊少年ジャンプ」で連載開始。1987年にサンライズ制作でTVアニメが放送開始され、シリーズ140話、スペシャル3作に加え、劇場版3作を数える大ヒット作となっている。

そんな漫画界の“レジェンド”「シティーハンター」が、長編アニメ映画「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」として20年ぶりに復活! 2019年2月8日に公開予定だ。


公開に先駆けて、2019年1月29日、TOHOシネマズ新宿にて完成披露試写会を開催。舞台挨拶には、神谷明さん、伊倉一恵さん、一龍齋春水さん、小山茉美さん、そしてゲスト声優の飯豊まりえさん、チュートリアルの徳井義実さん、こだま総監督、そして原作者の北条司さんが登壇した。


徳井さんはバブリーなコンパニオンを隣に連れ、冴羽獠の衣装をまとって登場。冴羽獠お決まりの台詞でもある「もっこりちゃーん!」を叫んだ。
ここで飯豊さんが、劇中の香と同様に「イベントの空気を読まんかい!」と、バルーン製の100tハンマーを振り下ろす、というシティーハンターおなじみのシーンを再現。会場を沸かせた。




神谷さんも「最後まで“もっこり”楽しんでいっていただければと思います!」とシティーハンターらしい挨拶で会場を盛り上げ、続けて原作者である北条さんからも「待たせたね」と冴羽獠にならったコメントが。会場のファンから暖かい拍手が送られた。


懐かしのキャラクターたちが復活したことについて、神谷さんは「オファーは一昨年の10月末にいただいたんですけども、びっくりするのとうれしいのと、当時の声で表現することができるのだろうかという不安に襲われました。それでもうれしさが勝ちまして、そこから1年かけて声を作っていきました!」とコメント。
司会から若い声を保つ秘訣について尋ねられると「観てくださる方が若いので、お客様に引っ張られて若さを保っております。“もっこり”エキスをいただいて(笑)」と、キャラクターの特徴を交えつつ語った。


また、今作のゲスト声優である飯豊さんについて、神谷さんは「21歳の感性とナイーブさ、彼女の持っているかわいらしさがあふれていました。さらに演技は抜群でした」と太鼓判を押し、伊倉さんや小山さんなどもその演技を絶賛。
徳井さんの演技に対しても「僕らがああいった役をやっちゃうとやりすぎてしまうので、リアリティがあって良い意味でちょうどいい演技でした」と称賛の言葉を送った。




ゲスト声優の飯豊さんは「母がシティーハンターの大ファンです! 親孝行できました!」とコメント。世代を超えて愛される作品に参加できた喜びを語った。
さらに司会から声優初挑戦の感想を聞かれ、「すごく楽しかったんですけど、アニメーションを観ながら声を当てられると思っていたんですが、アフレコの時に観る映像が絵コンテのまんま! と思って。何かトラブルがあったんじゃないかと思っちゃって(笑)」と振り返る。続けて、徳井さんが「俺も思った。俺だけこんなんなのかなと(笑)」と笑った。


このやり取りに対し、神谷さんは「あの状態でやると、後から口の動きを台詞に合わせてくれるんです。いい芝居をするとですけど(笑)。画が完成しているとそれに合わせなきゃいけないから、めちゃくちゃ大変なんです」とアニメーションならではの特徴を説明。


さらに、“女性好き”という点で冴羽獠と共通点がある、と話を振られた徳井さんは「女性好きってこんなにかっこいいんだ! というのは冴羽獠から教わっています。あんなにストレートに欲望を出して良いんだと(笑)。だから、僕みたいなモンスターを生み出したのは北条先生のせいです(笑)」と語り、会場を沸かせた。
女性を口説く際のアプローチについても司会から尋ねられ、「冴羽獠から学んだのはストレートなところなので、ストレートにもっこりを見せつければ…」と答えた。しかしここで飯豊さんから冷たい目線を送られ、たまらず「まりえちゃんの視線が痛いです(苦笑)」と付け加えた。


こだま総監督は、監督としてのオファーを受けた時の思いについて質問を受け、「『時代の空気を読まんか~い!』という香の台詞にあるように、心配な部分はありました。でも獠から“もっこり”を抜いたら何もなくなるので(笑)やはり獠の神髄は“もっこり”ですので。今の時代でも“もっこり”は通用するという気持ちで、通用させてみせる! という気持ちで引き受けました」と作品への熱い思いをコメント。会場からは大きな拍手が起こった。


最後に神谷さんが「当時のシティーハンターが何の違和感もなく現代にスライドしています。シティーハンターのファン、各キャラクターのファン、音楽のファン、皆さん満足していただけると信じております! 最後までこの作品を楽しんでいただければと思います」と締めくくり、同イベントは大盛況のまま幕を閉じた。


【作品情報】※敬称略
■映画「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」


<スタッフ>
原作:北条 司
総監督:こだま兼嗣(「シティーハンター」「名探偵コナン」)
脚本:加藤陽一(「妖怪ウォッチ」)
チーフ演出:佐藤照雄・京極尚彦
キャラクターデザイン:高橋久美子・菱沼義仁
総作画監督:菱沼義仁
美術監督:加藤 浩(ととにゃん)
色彩設計:久保木裕一
撮影監督:長田雄一郎
編集:今井大介(JAYFILM)
音楽:岩崎 琢
音響監督:長崎行男
音響制作:AUDIO PLANNING U
アニメーション制作:サンライズ
配給:アニプレックス

<キャスト>
神谷 明、伊倉一恵、飯豊まりえ、山寺宏一、一龍斎春水、玄田哲章、小山茉美、大塚芳忠、徳井義実(チュートリアル)




(C)北条司/NSP・「2019 劇場版シティーハンター」製作委員会

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