「生まれる前から活躍するレジェンド」I’ve Soundとのコラボで高みを目指す! Run Girls, Run!ニューシングル「Break the Blue!! / never-ending!!」インタビュー
声優オーディション「Wake Up,Girls! AUDITION 第3回アニソン・ヴォーカルオーディション」から生まれた林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さんによる声優ユニット「Run Girls, Run!」の4枚目のシングルが2019年2月6日(水)にリリースされる。
待望のニューシングル「Break the Blue!!」は、1月より放送中のTVアニメ「ガーリー・エアフォース」オープニングテーマ。そして「never-ending!!」はテレビアニメ「キラッとプリ☆チャン」第4クールオープニング主題歌の両A面シングルとなっている。
いずれもアニメタイアップ曲という豪華なニューシングルの発売を控えた3人に、激動の2018年を振り返ってもらいつつ、シングルの聴きどころやミュージックビデオの見どころについて、そして2019年の目標を語っていただいた!
ファンのみなさんにもこの曲が「王道」だと認めていただけたらうれしいです!
――待望のニューシングルは「ガーリー・エアフォース」と「キラッとプリ☆チャン」主題歌の両A面シングルに決まりました。
森嶋 両A面シングルという形でリリースさせていただけるのは驚きでしたしうれしかったです。私たちにとってのターニングポイントになったんじゃないかと思います!
林 「ガーリー・エアフォース」と「キラッとプリ☆チャン」ではファン層が少し違うと思いますし、タイプの違う2曲を1枚に収録できるのはうれしいです。きっと私たちがどんな曲を歌っているのかがわかってもらえると思いますので、発売がすごく楽しみです。
厚木 私たちの記念すべき2019年第1弾シングルがこのような豪華な仕様になり、とてもおめでたいです!
――「Break the Blue!!」を最初に聴いたときの感想は?
森嶋 3人共通の感想が「カッコいい!」でした。作品の主題歌にふさわしい歌詞になっていましたし、原作が好きな方にも納得していただけるような楽曲になったと胸を張って言えます!
林 ロックな曲調がすごく好きなので「自分が歌ったらこうなるだろうな」というのが想像しやすく、レコーディングも順調に進みました。
厚木 「アニソンってこういう曲だよね」というのが第一印象でした。私はリズムを取るのがあまりうまくないので、ソロパートは特に苦労しました。
――森嶋さんと林さんの2人は、苦労されたポイントはありますか?
林 私もリズム取りが難しかったところはありますが、それが逆に楽しかったと言いますか。作曲者の高瀬一矢さんにも「しゃくりがいいね」とほめていただきましたし、やりたいようにやらせていただきました。また、この曲ではほとんどのハモりパートを担当させていただきましたので、そちらも注目していただきたいです。
森嶋 (レコーディング時は)「ガーリー・エアフォース」のアフレコが始まっていたということもあり、曲に気持ちを乗せられた、というのはあります。レコーディングには高瀬さんがわざわざ北海道から来てくださったので、ありがたみを感じながら収録できました。
――お話にもありましたが、「Break the Blue!!」をプロデュースされたI've Soundの高瀬一矢さんはご存じでした?
林 はい! サウンドクリエイター集団のI've Soundの皆さんは、自分が生まれる前からご活躍されているので、まさに「レジェンド」です。
厚木 自分が声優を目指していたころからずっと聴いていた「これぞまさにアニソン」という曲をたくさん作られていたので、ファンのみなさんにもこの曲が「王道」だと認めていただけたらうれしいです。
――10月に秋葉原で開催された「電撃文庫25周年記念 秋の電撃祭」のステージで「Break the Blue!!」を初歌唱されましたが、感想をお願いします。
森嶋 昔から知っている作品の間に、「Run Girls, Run!」と名前が描いてあるのがとても感慨深かったです。私たちはシークレットゲストとして、しかもみなさんの前で初披露させていただいたのですが、こういう経験は初めてで緊張しました。また、練習の時間もあまり取れなかったので、短期間で集中してギュッと仕上げて当日に臨んだのを覚えています。
林 私たちはシークレットゲストということでお客さんの反応もどうなのか不安だったのですが、楽曲にも助けられてすごく盛り上がってくださったので、OPテーマを担当させていただいた手前、「Break the Blue!!」で作品をもっと盛り上げていかないと、と決意が固まりました。
厚木 みなさん察しがいいのか、会場には私たちのことをいつも応援してくださる方もたくさん集まっていて、安心しました。また、イベントはネット中継もされていて、原作ファンの方もたくさんご覧になっていたと思いますので、そういう方々に向けてもいいパフォーマンスをしたいと思いながらステージに立ちました。一緒に登壇したキャストさんも拍手してくださったので、ステージを終えてホッとしました。
――森嶋さんはメインヒロインのグリペン役で出演されていますが、演じたキャラクターの紹介やアフレコの感想をお願いします。
森嶋 グリペンは感情があまり表に出るタイプではなく、私とは正反対のキャラクターなのですが、アフレコをしていくうちに彼女のことをもっと知りたいと思えてきまして。アフレコを終えるころには彼女と一体になれた気がします。
――アニメの収録は順調だったそうですね。
森嶋 ドッグファイト(戦闘機同士が空中で戦う)のシーンがあるのでピリピリしているのかと思っていたら、共演者の皆さんが話しかけてくださって、とてもいい雰囲気の中で収録ができました。
私とイーグル役の大和田仁美さんは、石川県にある小松基地で開催された「航空祭」に行かせていただいたのですが、そのときの土産話をしつつ「今度はみんなで一緒に行きたいね!」なんて盛り上がったりして、とても楽しかったです!
――ちなみに、「ガーリー・エアフォース」をひと言で表すと?
森嶋 (しばらく考えて)「空」です。先ほども言いましたが空中戦がすごい迫力ですし、青空がとてもリアルに描かれているんですよね。細かい描写も、スタッフさんの作品に対する愛を感じるところです。
――林さんと厚木さんも、レコーディングに向けて原作を読まれたそうですね。
林 戦いだけでなく、女の子たちの日常も描かれていて、グリペンたちが普段どのような生活をしているのかもわかる作品なので、戦闘機にあまり詳しくない私でも、とても読みやすかったです。
厚木 私も最初は「知識がないけど読んでも大丈夫かな?」と不安でしたが、実際に読み進めていくと、難しい用語にはちゃんと解説がついていたり、専門用語の勉強にもなって得した気分になりました(笑)!
それと、慧とグリペンの関係の変化や謎の飛翔体「ザイ」に関する秘密など、見どころがたくさんありますので、アニメをご覧になって気になった方々はぜひ原作も読んでいただきたいですね。
MVのパイロットスーツはオーダーメイド!
――「Break the Blue!!」は小松基地を舞台にミュージックビデオも撮影されましたが、そのときのエピソードをお願いします。
森嶋 デビューシングル「スライドライド」のMV撮影時は大雪でしたが(笑)、今回はスカッと晴れました!
林 青空と戦闘機をバックにダンスができたのはすごくいい経験になりました。戦闘機を間近で見たのは初めてだったのですが、オーラがすごかったです。「敵を倒す」というよりも「私たちを守る」ために作られたと思うと、どっしりとして頼もしさを感じました。
森嶋 小松基地でMVが撮れるなんて「ガーリー・エアフォース」という作品に関わっていないと、まずなかったでしょうし、パイロットスーツも着ることができたんです! 撮影は「私がグリペンだぞ」と言わんばかりに気合いを入れて臨みました。
ちなみにパイロットスーツですが、自衛隊の方が私のサイズに合わせて作ってくださったオーダーメイドなんです! ネームプレートも私たちようにわざわざ作成していただいて……。感動しました!
厚木 私は自衛隊の基地に足を踏み入れるのが初めてで、最初は普段足を踏み入れることがなかなかできない場所に来られたというワクワク感が強かったのですが、広報資料館を見学した際に、武器がたくさん展示されているのを見て、気が引き締まりました(笑)。
――今回、森嶋さんはジャケット写真やMVで髪を下ろしていますが、実は結構レアなのでは?
森嶋 そうなんです! グリペンの髪型がストレートヘアなので、意識してみました。
林 ツインテもいいけどストレートもいいよね。私、ライブでもその髪型を見てみたい!
――ちなみにみなさんは戦闘機にまつわる思い出やエピソードはありますか?
森嶋 私は地元が京都なのですが、岐阜基地に行き、航空ショーでブルーインパルス(航空自衛隊に所属する曲技飛行隊の愛称)を見たことがあるんです。父親が元々航空ショーに興味があり、実は昨年9月に開催された「小松基地航空祭」内で私が行なったトークショーにもわざわざ京都から車に乗って来てくれました(笑)。
林 私も地元に浜松基地があり、隣接している浜松広報館で戦闘機を見学したりしていました。航空祭があるときは授業中に窓の外で戦闘機が練習しているのを見ていたのを覚えています。
厚木 私の出身地の長野県には残念ながら航空関係の施設がないのですが、父親がミリタリー好きで、日本軍が戦時中に乗っていたプロペラ機のファンだったので、小さいころは私もプラモデルやモデルガンをさわったりしていました。
「never-ending!!」は「キラッとプリ☆チャン」の歴史を振り返るのにふさわしい楽曲!
――三者三様のエピソードがあって驚きました(笑)。変わって「never-ending!!」はテレビアニメ「キラッとプリ☆チャン」第4クールのオープニング主題歌に起用されています。
林 作品の雰囲気もあると思うのですが、すごくアイドルっぽさを感じました。また、歌詞がキャラクターとリンクしている部分が多いんですよね。「やってみなくちゃわからないんだ」という歌詞があるのですが、これは私の演じる(桃山)みらいと久保田未夢さん演じる(萌黄)えもの口ぐせなんです。「キラッとプリ☆チャン」の歴史を振り返るのにふさわしい楽曲だと思いました。
森嶋 自分の気持ちをまっすぐに伝えられるような曲調でしたので、純粋な気持ちでレコーディングに臨みました。小さいおともだちにも届くように、ていねいに歌いましたね。
厚木 シーズンの締めくくりとしてもすごくマッチした楽曲ですし、2年目の放送も決定したということで「never-ending!!」というタイトルがまさにピッタリですよね。
――作中では林さんが桃山みらい、森嶋さんは紫藤める、そして厚木さんは青葉りんかを演じられていますが、改めて今まで演じられての感想をお願いします。
林 みらいは天然で抜けているようなところが目立つかも知れないですが、実は誰よりも芯が強く、周りがよく見えているんです。そんな彼女を見ているとすごくまぶしくて。私もみんなのためにがんばれる人になりたいと思うようになりましたし、「プリ☆チャンアイドルにはなってみなくちゃわからない、だから私たちはなってみたいんです!」というセリフにすごく衝撃を受けたんです。みらいはトップアイドルになったあとの先の景色が見たい、という目標を持っているのはすごいですよね。
厚木 元々「プリティーシリーズ」が好きで、シリーズ作品に出演できること自体がとても幸せなんです。りんかとともに私も成長している実感がありますし、「プリティーシリーズ」には本当に感謝しています!
森嶋 イベントに出演した際に、ファンの方から「いつも元気をもらっています!」と声援をいただくと「みんなのために歌も演技もがんばらないと!」という気持ちになります。お仕事のモチベーションにもなりますし、これからも精一杯演じていきたいです。
――昨年12月23日に開催された「アニメJAM 2018」では「けものフレンズ」や「アイカツ!」シリーズなどの出演声優さんに交じって活躍されました。
林 たくさんの魅力的な作品がある中で、いかに「キラッとプリ☆チャン」をプッシュしていけるのか?というのを、先輩声優さんの姿を見て学ばせていただきましたし、いい刺激になりました。次また出演させていただけるなら、先輩方から「ちょっとちょっと!」と止められるくらい(笑)、今度は私たちのほうからグイグイいけるようにしたいですね。
森嶋 バラエティコーナーのほか、Run Girls, Run!としても「キラッとプリ☆チャン」内のユニット・メルティックスターとしても歌わせていただけたので、色んな自分を知ってもらうため、これ以上ない舞台でした。
厚木 バラエティパートでの先輩方、本当に強かったですね(笑)。みなさん、自分の見せ方を知ってらっしゃるので、私も見習いたいです。他作品とコラボする機会は貴重ですし、舞台となった舞浜アンフィシアターはステージ上が回転するギミックがあったり、客席との距離がとても近いので、今度はソロで立ちたい、という目標ができました!
――イベントで印象的だった出来事や出演者は?
厚木 松本梨香さんです。歌もすごいですし、おしゃべりも面白いですし、松本さんがお持ちのスキルはぜひとも会得したいです!
林 松本さんにはみらいの衣装を着てリハーサルしていたら「すごい、羽が生えてるね!」って声をかけていただいたのを覚えています(笑)。あとはイベント前の影ナレーションをみらいとして録らせていただいたのですが、彼女が「けものフレンズ」や「アイカツ!」のキャラクターとかけ合っているのがすごく新鮮で、とてもうれしかったです。
森嶋 バラエティコーナーでは作品に出演されているキャストさんが別々のチームに分かれて戦ったのですが、そんな中でも抜群のチームワークを発揮されていたのが印象的でした。私たちも今度出演した際はチームワークを見せつけたいですね。
――そして、来たる2月2日には、松戸・森のホール21 大ホールで、レーベルの先輩であるi☆RisさんとWake Up,Girls!さんと一緒にバレンタインイベント「i☆Ris&Wake Up, Girls!&Run Girls, Run! バレンタインLive 2019」が開催されます。
林 「バレンタインLive」は以前観させていただいたことがありまして、最初にRun Girls, Run!の参加が決定したという話を聞いたとき「私たちがこの場に加わっても大丈夫なのかな?」と思ってしまって……。参加するからにはグループの色を出していきたいですし、観に来てくださるみなさんにはそれぞれのグループの個性を感じていただきたいです。
森嶋 私も見学させていただいたのですが、メンバー同士のやりとりも、グループ同士のやりとりもすごく面白くて、しかもライブパートの盛り上がりも半端なかったんです。「いつか私たちも出演したい」と思っていましたが、こんなに早くその夢がかない、感無量です。精一杯やらせていただきます!
厚木「アニメJAM」と同じく、先輩方のパフォーマンス力がすごく高いので、私たちがどれくらいついていけるか、ですね。また、私たちがステージに立ったとき、みなさんがどんな反応をしてくださるか楽しみです。
――最後に2019年の抱負を聞かせてください!
林 18年はたくさんの人に支えられていろいろなことに挑戦できました。限界を決めてしまったらそこで終わってしまうと思いますので、今年は自分に厳しく、高みを目指していきたいです!
森嶋 新年1枚目のシングルで「Break the Blue!!」と「never-ending!!」というカッコいいRun Girls, Run!とかわいいRun Girls, Run!を1枚で楽しんでいただけるのはとてもいいチャンスだと思っています。今後はもっと活動範囲を広げていきたいと思っていますし、ひとつひとつに全力に取り組めるようなユニットにしたいです。
厚木 私は緊張しいで、チャレンジするまえから逃げ腰になってしまうことが多いのですが、今年はそれをなくして、いろいろなことに挑戦していける1年にしたいと思います!
(取材・文・撮影/佐伯敦史)
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