福山潤、櫻井孝宏、村瀬歩、谷口悟朗監督、主題歌の家入レオが集結!「コードギアス 復活のルルーシュ」初日舞台挨拶レポート

伝説的アニメ“コードギアス”の新作映画「コードギアス 復活のルルーシュ」が、2019年2月9日(土)、ついに公開された。公開初日には、キャスト・監督が集結した舞台挨拶が行われた。

「コードギアス 反逆のルルーシュ」は、2006年に第1期、2008年に第2期「R2」が放送されたTVアニメ。 ブリタニア帝国の属領となった日本を舞台に、絶対遵守の力を手に入れたブリタニア人のルルーシュがゼロという名の仮面を被り、レジスタンス軍団を率いてブリタニアに対抗していく様子を描いた作品で、巧みなストーリー展開と美麗キャラ(キャラデザ原案:CLAMP/キャラデザ:木村貴宏)で男女問わず人気を博した。

2016年11月27日に開催されたシリーズ開始10周年記念イベント「コードギアス 反逆のルルーシュ キセキのアニバーサリー」にて、TVシリーズ全50話に新作パートを加えて再構成し、全編新アフレコを行った劇場版3部作の制作劇場版3部作の制作を発表。2017年10月より第1部「コードギアス 反逆のルルーシュI 興道」が公開。第2部「コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道」が、2018年2月に公開。そして「コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道」が5月26日(土)に公開され、劇場総集編3部作 Blu-ray&DVD が発売中。その続編であり、監督・谷口悟朗さん、脚本・大河内一楼さん、キャラクターデザイン原案・CLAMPのコードギアスチームが制作した完全新作映画「コードギアス 復活のルルーシュ」が2019年2月9日(土)、公開された。
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今回、本作の公開初日となる2月9日(土)に、キャスト・監督が集結した初日舞台挨拶が開催された。
本イベントでは「コードギアス」シリーズを支え続けた主人公ルルーシュ役 福山潤さん、ルルーシュの親友スザク役の櫻井孝宏さん、そして、本作の舞台となるジルクスタン王国の若き国王で、謎多きキャラクターシャリオ役の村瀬歩さん、本シリーズを常に牽引してきた監督 谷口悟朗さん、そしてオープニング主題歌を担当した家入レオさんも登壇した舞台挨拶のオフィシャルレポートが到着したので紹介する。

【オフィシャルレポート】※敬称略

「コードギアス」シリーズを支え続けた主人公ルルーシュ役 福山潤、ルルーシュの親友スザク役 櫻井孝宏、そして、本作の舞台となるジルクスタン王国の若き国王で、謎多きキャラクターシャリオ役 村瀬歩、本シリーズを常に牽引してきた監督 谷口悟朗が登壇した。満員の客席の前に登場したキャスト・監督は、都内でも雪が降る悪天候にも関わらず公開初日の初回上映に足を運んでくれた観客に感謝を述べた。福山が本作の公開を祝してコードギアスシリーズお馴染みの掛け声「オールハイルブリタニア!」と乾杯の音頭をとり、イベントがスタート。

プロジェクトの製作発表から 2 年、ついに公開初日を迎えた心境を「ファンとの約束が果たせた」と語る谷口は肩の荷が下りたと安堵の表情を浮かべた。福山は「今までのキャリアの中でも、どう表現していいのか分からない」と 12 年続いたシリーズのひとつの“けじめ”のような作品が公開を迎えたことに感慨深い様子。続く櫻井は、“復活”と銘打っているが全貌が見えないまま公開を迎えた本作に対して「皆さんを巻き込むような形でコードギアスの世界に浸れたことが嬉しかった」と語った。

本作でコードギアスシリーズに初出演した村瀬。自身が高校生の時にコードギアスのテレビシリーズを観ていてファンだったという村瀬は、福山演じるルルーシュや櫻井演じるスザクなど、「自分が観ていたキャラクターと一緒の場にいられたことが今でも信じられない」と出演の際の感激を振り返った。また「ファンとしても劇場の大画面でも観たいです」と一人のコードギアスファンの目線からも語った。

今回鑑賞した観客に対し 2 回目以降のみどころについて、福山は全部の情報を知ったうえでみると「印象が変わる、考察できるところが沢山ある」とし、自身が 2 回目の鑑賞をした際の感想を踏まえて語った。続く櫻井も今作を「掘り下げられる作品」と印象を語り、今まで見られなかったキャラクター同士のつながりにも注目してほしいとアピールした。村瀬は自身の演じたシャリオの視点から、「姉のシャムナの台詞を意識して観てみると意図が理解できる」と語った。谷口は、各キャラクターの行動や表情のこだわりを吐露し、その魅力を存分にアピールした。

谷口監督の印象について、2016 年のイベントぶりに谷口監督と一緒に登壇した福山は、「今回のプロジェクトがひとつの区切りとして谷口監督が本作を大事に考えていると思った」と監督の想いを汲んだ。またテレビシリーズの時は怖い印象をもっていたが、今回はずっと笑っていた監督をみて「逆に怖かった」と冗談めかしながら会場の笑いを誘った。谷口監督に哲学を感じたという村瀬は、「本能に任せて演じることが多いため、熱の持ち方など勉強になった」と印象を語った。

今回オープニング曲「この世界で」を担当した家入レオは、本作を鑑賞した際に「“退廃的”や“世界の果て”というイメージが湧きそのスケール感に圧倒された」と語り、そのイメージから「スケール感のある無駄なものを一切省いた音数の少ない曲でいこうと決めた」と本作に込めた想いを語った。

今回女性の立ち位置から歌を歌ってくれる方を探していたという谷口監督。そんな中、白羽の矢が立ったのが家入だったという。画をみながら曲のスピード感の調整など、家入とキャッチボールしながら作り上げていったと、オープニング曲に対する監督からのオーダーも明らかとなった。

今作を楽しみに待っていてくれた、テレビシリーズそして劇場総集編3部作から全てのファンに対し、谷口監督は、「これからのギアスを一緒に作り上げていく仲間だと思っています」と感謝の想いを述べた。
また、今作が初の映画オープニング主題歌となった家入は「こんなに愛されているアニメに関われてうれしかった」と改めて、本イベントでファンの熱量の高さを感じた様子。そんな家入の曲について櫻井は「すごく大事な部分を担っている」とし、本作については「ともに歩いた年月分の想いは届いているのではと思う」とシリーズに携わった12年分の想いも含めて熱く語った。

最後に福山は、オリジナルコンテンツとして始まったコードギアスが12年という時を経て、新しい物語がはじまることに対し、「すべてを出し尽くした完全新作」と本作を自信満々にアピール。「どういった言葉で、どういった気持ちで皆さまが語っていただけるのか楽しみでなりません」と語り大盛況のなかイベントは幕を閉じた。


【作品情報】
※敬称略

■「コードギアス 復活のルルーシュ」

公開中
配給:ショウゲート


<あらすじ>

光和2年。世界は再編成された超合集国を中心にまとまり、平和な日々を謳歌していた。しかし、平和は突如として終わりを告げる。仮面の男・ゼロとして、ナナリーの難民キャンプ慰問に同行したスザクが謎のナイトメアフレームに敗れ、2人は連れ去られてしまった。シュナイゼルの密命を受け、戦士の国・ジルクスタン王国に潜入したカレン、ロイド、咲世子はそこで、謎のギアスユーザーに襲われる。そして、その場には襲撃者に“元嚮主様”と呼ばれる、C.C.が居た。
かつて神聖ブリタニア帝国の大軍すらも打ち破った無敵の王国を舞台に、人々が描く願いは、希望か絶望か。果たして、ギアスのことを知るジルクスタン王宮の面々と、C.C.の思惑とは──。


<スタッフ>

監督:谷口悟朗/脚本:大河内一楼/キャラクターデザイン原案:CLAMP/キャラクターデザイン:木村貴宏/ナイトメアフレームデザイン原案:安田朗
ナイトメアフレームデザイン:中田栄治/メカニカルデザイン・コンセプトデザイン:寺岡賢司/メインアニメーター:木村貴宏、千羽由利子、中田栄治、中谷誠一
美術監督:菱沼由典/色彩設計:柴田亜紀子/撮影監督:千葉洋之/編集:森田清次/音響監督:井澤基、浦上靖之/音楽:中川幸太郎/配給:ショウゲート
製作:サンライズ、コードギアス製作委員会


<キャスト>

C.C:ゆかな/スザク:櫻井孝宏/ナナリー:名塚佳織/カレン:小清水亜美/ロイド:白鳥 哲/咲世子:新井里美
シャムナ:戸田恵子/シャリオ:村瀬 歩/フォーグナー:大塚明夫/シェスタール:島﨑信長/ビトゥル:高木 渉/クジャパット:津田健次郎


(C)SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design (C)2006-2018 CLAMP・ST

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