【インタビュー】2019年、まずはホッとひと息。三森すずこのミニアルバム「holiday mode」は穏やかな1枚

7曲入りのミニアルバム「holiday mode」をリリースする三森すずこ。2018年はアーティストデビュー5周年ということで、アルバムやツアーで大活躍した彼女。また、複数の声優ユニットのメンバーとしても活動し、多くのファンを魅了した。それを越えての2019年は、「休日」をテーマにしたほっこりした作品からスタート。1月にファイナルライブを迎えた「ミルキィホームズ」に捧げる曲も収録されており、ファン注目の1枚となった!

タイトル通り、「休日」をテーマにしたミニアルバムです


──アーティストとしても声優としても、2018年も大活躍でしたね。

三森 5周年イヤーということでアルバム「tone.」もリリースしましたし、ライブ「five tones」もあって、ひと区切りじゃないですけど、自分がアーティストとしてやってきたことを総括する年になりましたね。ライブはやっぱり楽しくて、今までずっと物語風の構成にしていたのを今回はそぎ落として、歌とダンスだけをお届けするというのは、自分にとって挑戦だったんですけど、5年やってきたからこそできたことだなと思いました。歌もダンスも、もっともっと見てほしい! という気持ちになりました。

──三森さんにとっては、物語仕立てのライブのほうがやりやすいのですか?

三森 そのほうが自分には合っているのかな、とは思います。でも「five tones」にも、5つの扉を開いて5種類のトーンの私を披露するというコンセプトがあって、いろいろな曲を歌うことができました。自由でのびのびできたライブになりました。

──声優ユニットとしても、ステージの活動がありましたね。

三森 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」との出会いは私にとっても大きかったです。舞台は2017年からスタートしていましたけど、やっぱりTVアニメが始まると反響の大きさが違って、私たちメンバーもアニメによって、「こういう作品だったんだ」と改めて実感しました。今まで培ってきたことが生かせる作品で、うれしかったです。

──「レヴュースタァライト」の舞台が続いていくいっぽう、「ミルキィホームズ」はファイナルライブを迎えました。

三森 2019年のファイナルライブを発表したのが去年の2月3日で、ちょうど今から1年前なんですけど(今回のインタビューは、2月4日におこなわれた)、発表した前後はつらかったですね。私たち自身は2017年くらいからなんとなく意識していて、気持ちを整理したうえで発表したんですけど、ファンのみんなは初めて知るから、落ち込んじゃう方もいて。私たちはみんなを笑顔にしたくて日々活動しているのに、暗い気持ちにさせてしまったのが本当に苦しかったんです。でも、2018年の後半になるにつれて、イベントとかでみんなの顔を直接見ると、どんどん気持ちが前向きになっているような感じがあって。去年はミルキアンとたくさん触れ合うことができた年でした。

──「ミルキィホームズ ファイナルライブ Q.E.D.」は1月28日に開催されました。

三森 私たちもファンのみんなも、笑顔で終わることができました。1年前はつらかったんですけど、ゆっくり時間をかけて、ファイナルライブまで持っていくことができてよかったなって思いました。

──ソロアーティストとしては、5周年を越えて、ますます快調という感じです。新作のミニアルバム「holiday mode」も、三森さんらしい明るい作品になりましたね。

三森 タイトル通り、「休日」をテーマにしたミニアルバムです。仕事や学校で忙しかったり、悩むことがあっても、休みの日はそれを忘れてリラックスしたりリフレッシュしたりするお役に立てたらいいなと思って作りました。

──何曲かの歌詞に「大人」というワードが入っていて、三森さん自身の「大人としての休日」も意識されているのかなと思いました。

三森 そうですね。1stシングル「会いたいよ...会いたいよ!」でデビューして以来、若々しさがある楽曲を歌うことが多かったんですけど、5周年を迎えてみて、自分の年齢感に合った曲も歌えたらいいなと思うようになりました。ソロの楽曲はその時々の自分らしいのものをお届けしたくて、今回は大人が息抜きをしているような曲も入っています。

──ジャケット写真は清楚な感じで、これは「ローマの休日」ですよね?

三森 休日といえば、みたいな(笑)。最初に私が考えたビジュアルイメージは、キャンプしている姿だったんです。自然の中で脱日常しているような。でも、自分自身キャンプはしないし、嘘ついちゃいけないなって(笑)。やっぱり街中で、普段は行かないようなオシャレなスポットに行ってみたりしているような休日の過ごし方のほうが、私のイメージに合っているかなって思いました。

──BD付・初回限定盤のジャケットに移っているスクーターには、実際に乗ってみたんですか?

三森 いえ、恐くて乗れませんでした(笑)。でも、ベスパってかわいいですよね。


──初回限定盤にはフォトブックが付いてますね。

三森 はい。ジャケット写真のアナザーカットがたくさん掲載されています。休日感あふれるフォトブックになりました。

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