フランシュシュの7人がついに集合! アニスタMAPPAステージ「ゾンビランドサガ」キャストトークショー レポート

茨城県つくば市に「WIT茨城スタジオ(仮称)」を開設予定のWIT STUDIOが、リアルイベント「アニメスタジオミーティング(アニスタ)」を2019年1月27日(日)、2月9日(土)、10日(日)に開催。2月10日には「アニメスタジオミーティング『ミーティングデイ』」として、東京・秋葉原で「エンタスステージ」と「ベルサールステージ」の2か所でクリエイターや声優を招いたイベントが開催された。

「ゾンビランドサガ」のキャストトークショーでは、お笑い芸人の天津向さんが司会を務め、源さくら役・本渡楓さん、二階堂サキ役 ・田野アサミさん、水野愛役 ・種田梨沙さん、紺野純子役 ・河瀬茉希さん、ゆうぎり役 ・衣川里佳さん、星川リリィ役 ・田中美海さん、山田たえ役・三石琴乃さんが登壇。この日は作中に登場するアイドルユニット・フランシュシュのメンバーが初めて全員集合するということで、開演前から場内は熱気に包まれていた。

向さんいわく「楽屋にはスルメイカがたくさんあった」とのことで、ゾンビランドサガの雰囲気が文字通り「漂っていた」そう(笑)。

まずは「どやんす!ゾンビランドサガ」コーナー。「どやんす」は佐賀・唐津弁で「どうしよう」の意味で、作品にまつわる大変だったことを、各自紹介していく。

三石さんは「もどかしきシークレット」。30年以上の声優人生で、キャスティングがシークレットとして作品に登場したのは初めてとのこと。最初のアフレコ後にスタッフから「シークレットでお願いします」と言われてしまい、キャストの集合写真でも顔を隠されてしまったそうだ。「第3話でようやくCVが公開されたのですが、第1話、2話とすごく盛り上がったのに、表向きにコメントができなかったのがつらかったです」と当時の心境を語った。

河瀬さんは「うわっ……。私のリズム感、無さすぎ……?」。キャスト陣は目下、3月17日(日)開催予定のライブ「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~」のリハ―サル中なのだが「振り付けではなく、それ以前に自分のポジションに移動すること自体が難しくて……(苦笑)」。本番までにマスターしたいと切実な思いを吐露していた。

田野さんは「佐賀 サガ さが saga……」。「街を歩いていると『サガ』や『よろしく(サキのきめぜりふ)』や『さくら』などのワードに、敏感に反応してしまう」とのこと。「みなさんも日々生活していて、私と同じように反応してくれたらうれしいです!」と話していた。

衣川さんは「注目の話題作……故の!」。親や友人から「面白かったよ!」と連絡がきてうれしかったのだが、「テレビアニメの第2期はあるの?」みたいなことを聞かれたときに答えられない辛さを感じたそう。

ちなみに衣川さんは、1月に開催されたつくばでのイベントにお忍びで来場していて、その日も登壇していた田野さんは「ゆうぎりのシーンを特集しているときに里佳さんがマスクを外したので『もしや、このままステージに上がるのでは……?』と思いました」と笑いながら話した。

田中さんは「笑ってはいけないアフレコスタジオ 朝10時」。巽幸太郎役の宮野真守さんのアドリブが強烈で「テストでは大笑いできるものの、本番では笑ってはいけないので、アドリブにひたすら耐えていた」そう。

種田さんは「歌にダンスに朝収録」。演じるうえでのカロリーが非常に高い作品なのに朝10時から収録があるので、毎回栄養ドリンクを飲んで臨んでいたそう。また、主題歌のレコ―ディングでは、メンバーの中で最後のほうに収録したこともあり「みんな、歌うまいな」とプレッシャーを感じながら歌ったそうだ。

そして本渡さんは「悩み抜いた楽曲レコーディング」。「『ゾンビランドサガ』はレコーディングでキャラクターを作り上げる作業からでしたし、(まだ本編のアフレコ前だったので)デスボイスやラップの仮歌をいただいたときに『どんなアニメ!?』と思いました(笑)」とレコーディング当時の様子を語った。

本渡楓さん

田野アサミさん

種田梨沙さん

河瀬茉希さん

続いて「ベストシーン?! ダイジェスト 生コメンタリー」コーナー。

フランシュシュメンバーの、より抜きシーンを紹介……と思ったら、ほぼ幸太郎のダイジェスト(笑)。「牢屋の床のシミの形が、実は佐賀県になっていた」という小ネタ情報や、種田さんからは、宮野さんの演技に関して「アドリブの一環で、台本に書いてあったSEをそのまま読まれたこともありました」とのタレコミも。また、アドリブを何度も録り直したこともあったそうだ。時折笑いも起こりつつ、メンバーは思い思いにシーンを振り返っていた。

衣川里佳さん

田中美海さん

三石琴乃さん


また、2月12日が田野アサミさんの誕生日ということで、一足早くケーキが田野さんにプレゼントされるというひと幕も。

最後は来場者に向けてメッセージが贈られた。

本渡さん「アフレコが終わって久しぶりにみんながそろう、ということで楽しみにしてきました。応援してくださるみなさんのおかげでたくさんのイベントを開催できています。これからもたくさん作品の話をしたいです!」

田野さん「こうして7人でステージに立てたのはみなさんのおかげです。みなさんのお声を広めていくことによって、『ゾンビランドサガ』を今後も盛り上げていけると思うので、応援よろしくお願いします!」

種田さん「みなさんのおかげで今日は記念すべき日になりました。いつか宮野さんも加えて8人でのステージを実現したいです!」

河瀬さん「放送が終わったのに、こんなに集まってくださってありがたいです。本作が皆さんが佐賀県に行くきっかけになればいいな、と。全力で取り組んでいきたいと思っていますので、よろしくお願いします!」

衣川さん「実はイベント前に、楓ちゃんからキセル型のかんざしをもらったのを着けてきちゃいました! みなさんのおかげでとても楽しいイベントになりました。ありがとうございます!」

田中さん「放送が終わってもこんなにたくさんの人が来てくださって、多くの人に愛されているのを感じました。まだまだ話したいことがたくさんあるので、また遊びにきてくれたらうれしいです!」

三石さん「今日は母のような気持ちでみんなを見つめていました(笑)。たえは感情をたっぷり表現したつもりです。『ゾンビランドサガ』は私の代表作のひとつになりましたね。ライブでは6人をぜひとも応援してあげてください。応援してあげないと……お仕置きよっ!」

なお、3月17日(日)開催予定のライブ「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~」は、全国の劇場でのライブビューイングが決定している。

(取材・文/佐伯敦史)

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